病院施設の紹介(2017年更新)

血液検査や、レントゲン、手術室の設備、心電図(2016年に最新のものを購入)、超音波(エコー・カラードプラー)、シーリングシステム、半導体レーザー、細胞培養室(免疫療法やリンパ球療法のための部屋)、入院設備など、一応そろっています。MRIとか、CTなどのような高級な機材については、現在のところ大学病院などに依頼することにしています。

基本的には、高度医療には対応する予定はありませんが、新しい知識だけは吸収しながら日々の診療に生かそうと考えています。「飼い主さんが最高の主治医です。」が、当院のポリシーです。早期発見早期治療に結びつけるのも飼い主さんの直感に頼るところが大きいのも獣医療の特徴かもしれません。

2010年から、様々な設備が入りました。最新型の電気メスや、凝固切開装置。内視鏡による消化管内の腫瘤に対しての切除も対応可能となりました。しか処置に関しても、最新型の超音波スケーラーを導入しております。再生医療にも対応しており、細胞の培養を実施しそれを用いての治療も当院で実施できます。

また、免疫療法や、インターフェロン、半導体レーザーを持ちた腫瘍の治療についても学会等で講演をしています。

http://www5c.biglobe.ne.jp/~sah/hospital1.JPG

病院の入り口です。

駐車場が狭くてすいません。これ以上広げる場所がありません。

周辺への路上駐車はご遠慮ください。

手術室 

心電図・呼吸モニター 
(呼吸管理や、血液中の酸素濃度なども測定できます)

吸入麻酔装置(必ず吸入麻酔を併用)  電気メス(2011年に新型導入)

歯科処置セット(2011年新型導入) 超音波スケーラー

内視鏡
(内視鏡下のポリーブ切除などの手術にも対応)  凝固切開装置 (より出血が少なく手術リスク低減)

半導体レーザー 
(レーザーにより、治療オプションも広がりました。)

サクション 体温保温マット 整形外科手術セット などの外科器具。

頭の中と、複雑骨折以外ほぼ全ての手術に対応できる体制となりました。去勢手術は、猫の場合にはメスを入れてから1分ほどで終わります。犬の去勢手術では3分程度。猫の避妊手術(子宮卵巣摘出)は、10分前後で終了します。丁寧で速い手術は、医療機器の進化とともに可能となっております。

第一診察室・第二診察室

診察室のパソコンも新しくなり、ビジュアル的な説明がより鮮明に行えるようになりました。顕微鏡検査の結果は上のモニターに、手術の説明写真は下のパソコンのモニターを使って説明します。パソコンモニターの横がレントゲンの説明用のもの(シャーカステン)です。  

実はテレビの撮影は、いつもこの部屋です。

その他の当院施設

検査室

血液検査、血液生化学検査、血液顕微鏡検査    
糞便検査、尿検査、一般病理検査、血液凝固系検査

処置室  歯科用設備(難易度の高い抜歯までは対応しておりません)

眼底カメラ(網膜の様子まで鮮明に撮影できます。)

入院設備
(20頭以上を管理する事ができます。)

ICU設備(動物用高酸素ルーム設置可能)

2014年に細胞培養ルーム → 再生医療を実施するにあたり、様々な細胞が培養できる特殊な施設を増設いたしました。

2016年に心電図が最新のものに変わりました。

  

 

どんなことができるの?具体例と一言。

内視鏡検査

内視鏡検査は、麻酔下で行う検査です。麻酔をかけて、体を切ることなく、食道や胃や腸の状態を観察できます。胃の腫瘍を見つけることもできます。

でも、一番多いのは胃の中に間違って飲みこんでしまった異物を取り出すことだったりします。

胃の中の異物でも、内視鏡で取り出すことのできる大きさは限られます。あまりに大きすぎる場合にはやっぱり切除しないといけない場合もあります。

 

レントゲン室

小動物専用X線装置 VPX-120F の写真VPX-120F のパネル写真選択的心血管造影所見

 

一番上の写真

こういう感じです。モニターにより、リアルタイムで体の内部が観察できます。撮影台は、長くて、かなりの大きなサイズも撮影可能です。

 

 

 

 

真ん中の写真

動物用ですので、犬のパネルがあります。
場所ごとに条件を設定し、さらに手作業でその子に合わせた微調整を行い撮影します。フィルムも高感度のフィルムを使用しています。撮影も従来のものよりも撮影時間の短縮によりより綺麗なレントゲン写真を実現しました。

 

一番下の写真

血管や、消化管の中に、造影剤を入れたときの模様をリアルタイムで監察する透視システムが入りました。

関節の特殊な撮影時に、これらを用いることで、より素早く的確なポジションを定める事ができます。

また、血管に造影剤を流して観察することで、血管のおかしな流れやつまりまですぐにわかります。少しだけ特殊な検査も可能となってます。

 


特長
高解像イメージインテンシファイアの写真●高解像イメージインテンシファイアを搭載
先進の入力蛍光面構造と高い真空度の高解像I.I.を搭載。高解像度と高コントラストを実現しました。


高感度CCDカメラの写真●検査部位を鮮明に描出する高感度CCDカメラを搭載
透視画像の高画質化に応える、高感度CCDカメラを採用。にじみ、歪み、残像のないつねに安定したシャープな透視像が、的確な動態観察を可能にしました。

高性能X線管の写真
●高性能X線管を装備
透視焦点0.3mm、撮影焦点1.0mmの高性能X線管を標準装備。エキゾチックアニマルから大型犬まで、シャープな透視像と鮮鋭度に優れたX線写真が得られます。まさに小動物臨床に適したX線管といえます。

 

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