フィラリア検査・ワクチン接種(混合ワクチン・狂犬病)・ノミダニ予防について
(院長の独り言)
毎年春の時期にはフィラリア予防があります。
狂犬病の予防接種があります。
春くらいからノミやダニの予防もスタートします。
先日の学会では北海道でも冬にノミやダニに刺されている可能性があるという話をされてました。この辺では、室内では一年中そういう可能性もあるのでしょうね。
では、しばらく独り言です。
聞き流してください。
フィラリア予防は、あくまで予防ですので、感染の有無を確認してから、予防の薬を投与することになっています。きちんと検査をして、予防しましょう!
狂犬病の予防接種は、今の日本では接種率が低いです。
「だって日本にないんだもーん!」
ということでしょうけど、この狂犬病の国内からの締め出しは、狂犬病予防法により達成された世界に誇るべき成果であると、偉い先生がおっしゃっていました。確かにそうかもしれないと思っています。今の国内のワクチンの効果が世界で変異しているかもしれないウイルスに完全対応しているかどうかなどの議論の余地はあるでしょうけど、
「まぁ、国内で流行してないので、効果はあるんじゃないの?」
と、考えることもできなくはないです。でもね、
狂犬病の予防接種だけは、法律で決まってるのです! キリッ!)
どのような理由をつけても、法治国家である限り法律違反はいけないとされています。
法律が変わってね、3年に1回とか、任意接種とかになったら、、、、、って思うこともありますけど、現段階ではそれに従うしかないのです。
健康な若者が健康保険を払うのと同じで、犬を飼ったら(買ったら?)狂犬病の予防接種は、義務なんですよね。
義務を果たさないって意味では、給食費を滞納して平気な顔をしている子供の親と似たような感じで見られますね。
保健所に勤務している獣医師は、そういった法的に決められていることを徹底するために、話をする機会が多いんだそうです。
言葉はやさしいけど、心の中では、「義務なんで果たしましょうよー。」になってるそうです。
あ、でも接種に対して体への負担が大きそうな子に関しては、ちゃんと対処しますので、その辺はぬかりございませんぜ、、、旦那・・・・。 ニヤリ)
法律的には、人間に被害があるものは優先的に法的に義務化されます。
人間が作る法律だもん、仕方ないんですよね。
その影響でいまだに狂犬病予防法は健在。
いつか日本に狂犬病が入った時には接種率が高かったら、蔓延は防げそうですね。でも今のままでは蔓延するでしょうね。
日本は狂犬病の清浄国ですけど、このおかげで、国外への犬の輸出って簡便なんですよね。ちょっとはこの法律のおかげで今でもいい事ってあるんですよ。
さーて、狂犬病の話はこの辺で。
次は、伝染病の予防接種。
そういえば、最近ジステンパー見ないなぁ…・って言って久しいのです。パルボもほとんど見ません。
よほど衛生環境の悪いブリーダーのところでない限り蔓延はないようです。
そのくらいの病気になってきたのですけど、油断はできません。
それより、フィラリアですよ。
これってね、今まで紹介した病気の中で一番多いですよ。
どれか一個予防しなさいって言ったら、法律上、狂犬病の予防接種は外せませんけど、法律がなくなったらすぐに優先順位をフィラリア予防にしますよ。
狂犬病は国内侵入後、即!周辺の犬全部に接種したいです。(感染症の勉強をすれば、この意味は理解されると思います)
これは本当に怖い病気なので、そういった意識は常に頭の片隅に持っていたいと思います。
でも、今の段階ではフィラリアの予防大切だと思います。
ほんまです。
年間数頭はこの病院でもフィラリアが原因で亡くなっています。
予防しておけば、、、、、という病気だけに、、、、ね。
昨年も、最後の数カ月飲ませ忘れた、、、、、、とか、
室内飼育だから、、、、、、といった感じの子が感染してました。
都会の先生の証言では、マンションの6階で生活していても蚊に刺されるんだそうです。
蚊、、、、すごくね?
です。
この辺は田舎なので、まだまだ蔓延しています。
それなのに、フィラリアを心臓から出すような医療機器は販売中止になってくれています。
完全に予防してね!状態。外科手術するってのもねぇ。。。。。もともと予防できたもんだったでしょ?って話です。
でも、100%感染するわけではないってのも事実。
1年予防しないと30%くらい、2年予防しないとで80%以上が感染してしまうと言われています。
数か月忘れるだけでも数%程度の感染リスクはあります。
予防なので、法律にも決まっていないので、予防は任意ですよ。
インフルエンザと同じです。
親が子供にインフルエンザの予防接種を受けさせるのか?と同じレベルです。
ちなみにうちは受けさせませんでした。誰も感染してませんし、こうなるとうまくいったの話になります。
しかし、子供がインフルエンザで後遺症でも残したら、それは親として責任がありますよね。
2009年のインフルエンザ騒ぎでは、ワクチン接種の副作用の報告が結構ありました。
それと比較して予防接種を打つか打たないかの判断をしたのです。
一つ例を出してみると、
確実に言えることは、強毒株の鳥インフルエンザのワクチンが存在して、日本に確実に入ってきたなら絶対に打つってことです。
結局、予防の効果として、それだけのメリットがあるかを考えてみたらいいと思います。
それが予防ってやつです!
フィラリア予防も同じって考えてください。
ペットは家族の一員?
家族の予防接種や、予防の薬と同じで考えてください。
フィラリア予防は任意です。
しかし、これだけ蔓延している感染症で予防がきちんとできるものはありません。
しかも、薬の副作用はほとんど見られません。
まぁ、私自身の犬には確実にやっています。フィラリアって怖いですからね。
それと、ノミとダニの予防。
すいません、このあたりは田舎ですので、予防はしましょう。って言いたくなるくらい、ノミやダニが多いです。
あまりの多さに、ペットホテルでお預かりする際には、ノミとダニの予防を必須にしています。
どこかの会社のパンフレットにありましたけど、
「ノミダニ予防はマナーです。」
ってのがありました。
マナーという言葉は知ってるけど守れてるかわからない私たちですけど、
マナーと言われると何だかドキッとしてしまいます。
都会では、ノミやダニが少ないようですけど、このあたりは非常に多いです。
予防って、マナーなんですよね。
風邪ひいたらマスクするでしょ?
それと一緒。
人にうつさないのもマナー。
もっといいのは、病気にならないのもマナーです。
病気にならないのもマナーとはいうものの、動物たちにはそんなことわかりません。
人間が勝手に言ってるだけですからね。
ってことで、
どのような方法を用いても、病気にさせないのもマナーではないでしょうか?
最後にひとつ。
結局、病気にさせなければ、その方法が正解なんですよ。
その方法をどう選択するかは、あなた次第です!