木津川マラソン奮戦記

去年に続いて2回目となる木津川マラソン。
前回は大変天気に恵まれたけど、今年はどうか?
2003年に入ってからはかなりの練習不足で臨んだレースで、
はたして期待通りのタイムは出せたか・・

2003年2月2日(日) 天候:くもり 時々 雪

今年も参加・・

去年は一応ベストを出したものの、沿道の声援のなかったり、コースが狭いという理由で次回はないかも?と思っていたが、走快ねっとのメンバーも多数参加されるということやし、他に適当なマラソン大会もない。結局勢いでまたまたフルで申し込んでしまった。

去年はレースの前日が大雨で、当日は雪が降るかもと心配していたのが一転。快晴無風で最高のコンデションでレースに出れたのに、今年は朝からずっと曇り空やし、気温は最高でも6度までしか上がらないという寒さ。「なんか天気が悪くて嫌やなあ・・」と思いながらも現地へと向かう。

さあ出発や!

事前にインターネットで交通手段を検索したら、最寄のJR京田辺駅に9時前に行くには東寝屋川に8時15分の電車に乗れば十分間に合う。結構ゆっくりできるなあと思ってのんびり構えていたけど、さあ出発やというときになって、駅に行くまでの自転車がないことに気がついた。基本的に駅まで自転車で通勤しているけど、前の日は出張でそのまま直帰。自転車は駅に置きっぱなしやった。

「やばいっ、間に合えへん!」と思ってもあとの祭り。アフターで居酒屋に行く都合上、車で行くわけにいかへんし、仕方なくカミさんを起こして駅まで送ってもらうことにした。カミさんは心地よく(?)引き受けてくれたし、何とか予定通りの電車に乗ることができる。

最初は普通電車に乗り、途中から快速電車に乗り換えたところでみよぴょんさんに遭遇。
京田辺駅ではMAKOTOさんに出会ったので、3人一緒にスタート地点である○○中学校まで歩いていった。これが結構距離があって、20分くらいかかったやろか?

着替えをする体育館には既にみぞさんやきっしゃん、和歌ちゃんがが到着しており、着替える場所まで確保してくれていた。既に体育館の中はいっぱいやったし、場所の確保がなかったら中で着替えるのは不可能やったかも知れへん。体育館の外もいっぱいやし、着替えるところは小さすぎるのかも?トイレは校舎の一部とグランドに仮説トイレがあったけど、すごく並んでいたのはなんか印象的やった。まあスタート前はどこでもいっぱいやけどな。

9時半に集合したときはほっつなさんと、まみりん夫妻。今回始めてお目にかかるひでぼうさん。ひでぼうさんは今回メンバーと一緒に走るのは3回目やし、久々のフルマラソンであるためか、少し緊張気味やった。私も最初のほうは緊張してあまり笑顔もでんかったけど、なんか似たような雰囲気を感じた。

スタート前

前の福知山マラソンで一応3時間20分を切って自己タイムを更新したけど、これでまだまだ満足はしていない。もっともっと上を目指し、今年の新たな目標として年内に3時間15分をきるつもりでいる。でも1月前半は殆ど毎日新年会みたいので飲み歩き、練習量は去年と比べて極端に少ない。前半だけでは70kmも走っていないし、結局1月は200kmに達成着なかった。ただ、レース1週間前にたまたま出場できた久御山マラソンの10kmがペース走としてはいい練習になったし、これが結構刺激となった。
「これやったら、3時間15分は切れんるんとちゃう?」少しだけ自信を促してレースに臨んだ・・

スタート〜5km     22分14秒
5km〜10km      21分48秒 (44分02秒)

スタートは自己申告制で3時間半より速く走る人は前の集団に並ぶことができたので、MAKOTOさん、みよぴょんさんらと一緒に並ぶ。3時間以内という枠がなかったので、ここが一番前のほうやった。
ひとつ変と思ったのは、ランナーをスタート地点の前から並ばせる為、少しでも前のほうに並びたい人は動こうとしないしかなり混雑する。整列するだけでやたらと時間がかかってしまう。大概のレースはスタート地点の後からに並ばすのに、なんか不思議と感じた。

10時35分という中途半端な時間で一斉にスタート。
まずは今年最初のフルマラソン。前半からがんがん行くつもりで22分/5kmを保つように心がける。どうせ後半はばてるんやから、ある程度は貯金を作っておかないと・・

しかし、スタートして最初の1kmの河川敷までの道は全くペースが上がらず。狭いコースに大勢のランナーが一斉に飛び出すので仕方ないなあ。
でも最初の1kmだけは5分近くかかったし、「これではまずいっ!」ということで少し焦りながらペースを上げていった。

天気は曇っているけど風もなく結構走りやすい。ハーフのときと同じようなペースで走っていてもそんなにしんどくなかったし、まずは快調な滑り出し。

10km〜15km     21分59秒
15km〜21km     26分56秒 (1時間32分57秒)

給水ポイントは5kmに1つくらい。手作りのマラソン大会と言われているだけに、給水は水のほかに蜂蜜レモンや温かいお茶なんかもある。まずは蜂蜜レモンで少し喉を潤してここまで快調に走る。

去年も1度走っているのでコースもよく分かって折り返しもどこかよく分かっていたけど、去年と少し違っていたところに折り返し1kmくらい先から完全に右側通行に仕切られていて、対抗するランナーとぶつかることはないようになっていた。これは大きく進歩したと思う。
去年は先導者のバイクが右側(バイクから見れば左側)から来たので、てっきり左側通行かと思っていたら途中から右側通行になったりするし、対抗ランナーとぶつかりそうになって嫌な思いをしたのが今回はそれがなかった。主催者も少しは学習したみたいやな。

10km地点を過ぎてしばらくすると折り返し地点。ここでビックリしたのはすごい向かい風やったということ・・
それまで無風で快適やと思っていたのは追い風のためで、これにはかなりショックを感じた。「今から20kmも向かい風かああ・・」そう考えると気力も少し途絶えてしまいそうになる。

5kmごとに腕時計のストップウォッチを押していたけど、20km地点がちょうど給水ポイントであったため押し忘れてしまった。仕方ないので、21km地点でボタンを押す。ハーフが分かるので、これでもよかったかな?
タイムから見るとまだ予定通りの時間。ちょっと早するかなあ?と感じながらも行けるところまで行くことにした。

21km〜25km     18分40秒
25km〜30km     25分06秒 (2時間16分43秒)

半分を過ぎたところでさすがにタイムが落ちてきた。
前の福知山では足の裏に水ぶくれで苦しんだが、今回はそれを作らないよう対策をしてきたので痛みはなかったけど、とにかく冷たい向かい風が辛いっ!おまけに何か冷たいものがかかったかな?と思ったらそれはなんと粉雪っ!!雪のレースは2年前の京都シティハーフで経験したことがあるけど、一生懸命走っているところに粉雪攻撃はとにかく辛かった。。
太鼓の応援もすごく寒そう・・

ペースも25kmから30kmでは25分台になってしまうし、ちょっとまずい雰囲気となる。そんなときに私のよりずっと速く走っている人から「澤ちゃんっ」という声が。みるとヨッシーさんが快適なペースで走っている。そのあとすぐに怪速亭のよしやんさんが。
「みんな頑張っているんやからここで負けるわけにいかん!」と自分に言い聞かし、とにかくゴールを目指して走った。

30km〜35km     24分11秒
35km〜40km     27分05秒 (3時間07分59秒)

折り返し地点は去年と同じ国道1号線の高架下。そこは給水ポイントも兼ねていたので高校生風のお姉ちゃんから手渡されたお茶を取ろうとした。ところが手がかじかんでコップを取ることができず、そのまま右足にバシャンッ!
「熱いっ!」ととっさに声が出て、去年の10月に100度近いコーヒーを足にこぼした時のことが頭によぎったが、当然レース中に給水するお茶がそんなに熱いわけがない。お姉ちゃんは心配そうな顔をしていたけど、「大丈夫よっ」と手で会釈だけしてすぐにその場は離れた。

しばらくすると、コウジさんやMAKOTOさんにすれ違う。お互い検討をたたえて別れるが、私自身のスタミナがなくなってきたのか、だんだんと他のランナーに抜かされだしてきた。35kmまでの5kmは24分ちょっとでいけたのに、40kmまでの5kmはとうとう27分もかかる始末。最初のペースから考えると、1kmに1分くらい遅くなったのは辛い。途中でまみりんにもすれ違ったけど、抜かれたランナーを意識していたのでハイタッチをしそこねてしまう。ここでまみりんパワーを少しもらっていたらひょっとしたら踏ん張れたかな?

40km〜ゴール     9分38秒 (3時間17分37秒)

40km地点で時計を見たら既に3時間8分もかかっている。あと7分で2kmを走る力なんて元々ないし、今回の3時間15分きりはこの時点で諦めてしまった。だからといってこの調子で最後までだらだら走っていたら前の福知山のタイム(3時間18分38秒)より遅くゴールしてしまう。さすがにそれだけは避けたかったし、残り2kmは最後の力を振り絞ってペースを上げて走ることにした。けど、そのたった2kmやけど、すごく長く感じた。

私がペースをあげたことで何人かのランナーは抜かすことができる。1度抜かれたランナーを抜き返し気持ちの持っていたが、背後にぴたっとついてくるランナーがいるのも感じた。
バイクやカーレースでいう、スリップストリウムみたいなやつかな?うしろのランナーの足音を気にしながらとにかく逃げるようにゴールを目指す。そしてゴール!

結局うしろのランナーには最後まで抜かれることはなかったけど、おかげで前の福知山より1分速いタイムでゴールすることができた。目標の15分きりは残念やったけど、一応自己タイムは更新できたし、次回の目標としておいておこう。
コウジさんや、怪速亭の会長さんもしばらくしてゴール。お互いベストを尽くしたことでがっちり握手をして別れた。

去年は中学校のグランドに帰ってきたら先にゴールした20kmレース組みに写真を撮ってもらったけど、今年はどこ探してもおれへん。
ハアハア言いながら着替えのために体育館に戻るとみぞさんらに遭遇。「あれっ、もう帰ってきたん?」やて・・(−−;)

お決まりのアフター

レースの後はお決まりのパターンであふたーとしてJR京田辺駅近くの『はらいっぱい』という居酒屋で健闘をたたえあう。
MAKOTOさんも今回は3時間30分を切ったということで大健闘!みよぴょんさんも脚が故障しながらも3時間45分で走りきるとはたいしたもんや。コウジさんは3時間23分台という驚異的なスピードでベスト更新!!コウジサンは常に私の去年のタイムと同じくらいのところに来ているし、
ほんま、うかうかしてたらあっという間に抜かされてしまいそう・・
既に10qレースでは負けてしまってるしぃ。。

今回は残念ながら目標タイムには届かんかったけど、まだまだマラソンライフは続くと思うし、焦らず故障せず、少しずつ目標に近づけていければいいかな?
でも、その目標が達成したらまた次の目標を考えてしまうし、一生チャレンジ精神かな?(^^;)

2003年2月9日(日)