木津川マラソン奮戦記

日時      2004年2月1日(日)
場所      
京都府京田辺市、精華町、木津町、久御山町
距離      
フル
天候   
快晴

タイム    3時間14分49秒(ネット)
順位      
男子総合         112位/1705名
           
総合            113位/1978名

ここのレースは2年前から参加し、今回で3回目となる。
2年前に参加を決めた最初のきっかけは、家から比較的近いということかな?
それまで参加したレースは福知山や篠山といった大阪からは遠いところばかり。
コースも平坦やし、記録が出やすいと、まみりんさんにも薦められたので、参加することにした。

確かに、去年、一昨年と走るたびに自己新をマークしているし、私にとってはゲンのいいコース。ただ、時期的に非常に寒く、河川コースなんで風が吹いたらもろに影響は出るし、去年は途中から雪が降り出す始末。
あまりにも寒いからとハーフで先に帰ってきたメンバーは体育館に引っ込んでフルでゴールした者の出迎えもしてくれへん。ゴールの写真のポーズまで考えていたのに!

今年からコースが少し変わり、去年までスタートとゴールで使用した培良中学校ではなくて山城大橋の下にある草内木津川運動公園となった。去年までやったらレースが始まるまで寒さしのぎに体育館にいることができたけど、今年はそれがあれへん。もし天気が悪かったらそうすんのやろとかなり心配したけど、幸いレース当日は快晴に恵まれたし、風もあまり吹いていない。絶好のマラソン日和になった。

家を7時50分に出て自転車でJR学研都市線の東寝屋川駅に向かう。8時15分の電車に乗り、30分で京田辺駅に到着した。そこからとことこレース会場まで歩いていったわけやけど、去年までの○○中学でも大概遠いと思っていたのに、今回の木津川運動公園まではその倍近くまで歩かなあかん。会場に到着するまでに疲れてしまったわ。

会場に着いて真っ先に目に付いたオレンジ帽子(怪速亭はオレンジ帽子が目印)はコウジさん。先週のくみやまマラソンは10kmを40分をきる力走を見せたのに、直後から風邪を引いて熱も下がらず、今回は棄権するとのこと。。せっかくバトルを楽しみにしていただけに残念!そのあとみぞさんに会ったので、走快ねっとの場所だけ聞いて別れる。

走快ねっとからはMAKOTOさん、とっちゃん、みやけんさん、サミーさんがおられ、臨時テントの外側で準備をされてた。今回は天気がいいのであまり寒くなく、外で着替えても大丈夫やけど、それにしてもこの会場はひどすぎる!真冬の時期に3000人くらいのランナーが集まる大会やのに、吹きざらしの外で着替えさせるとはとても信じられへん。もし前日までに雨が降っていたり、当日も天気が悪かったらどうなっていたんやろ?MAKOTOさんも言ってたけど、こんなんやったら来年からのエントリーはちょっと考えるな・・

走快ねっとからは5人の参加やけど、怪速亭からは20人以上はエントリーしたと思う。本部テントの裏に陣取ったところに行ってみると、オレンジ帽子がわんさかわんさか!!福知山のときも多かったけど、それ以上の人数がいたんとちゃうやろか?
最近知り合いになったいえべんさんチームも一緒におられ、レース開始まで楽しく過ごした。

いよいよレース。
簡単にウォーミングアップをし、当然3時間半以内のところに並ぶ。(これが一番速いグループ)
トップから少し後ろに並んでいると、MAKOTOさんを発見。お互い健闘を交わしたが、MAKOTOさんはひざの故障が気になってあまり調子がよくないみたい。
他に姿が見えたのはダブルさんくらいで、あとの人はどこに行ったんやろ・・?

スタート〜5km        21分35秒
5km〜10km             21分33秒     (43分08秒)

『パン』というピストルの音で一斉スタート!
すぐに自分のペースで走りたかったけど、はやりそれなりに大渋滞。くみやまのときは遅いくせに集団でトップに陣取ってたどこかのふざけた高校の野球部がいたけど、さすがにそこまでいかなくても「ほんまに3時間半でゴールできるん?」って聞いてしまいたくなるようなペースの人が前にいたりする。そんな人たちを振り切りながら前へ前へ・・

当初予定では福知山と同じ22分/5kmを考えていたのに、周りを追い越しているうちにペースが上がってしまった。少し速いかも?と感じたけど、今のところ調子いいし、ここでペースを落とすのはもったいない。できるだけ今のペースを維持しながら走ることにした。コースのなかでは堤防の上からいったん下に降りるのにA角があるけど、そこでオレンジ帽子を2つ発見。前がやっほ~さんで、後ろがダブルさんやった。何とか最後まで影だけでも追いかけたいけど、はたしてどこまで・・

10km〜15km             21分21秒
15km〜20km             21分48秒     (1時間26分17秒)

最初の折り返しがスタートして10km先。先頭集団がやってきて、しばらくすると高木さんが手を振りながらすれ違う。やっほ~さんは余所見をする暇もなく真剣に走っておられたので、私に気づかなかったみたい。その直後にダブルさんとすれ違い、お互い健闘を誓う。
私も折り返したら、すぐ後ろにMAKOTOさん、そしていだっちさんが。
怪速太郎さん、まみりんさんと次々に声を掛け合って走り、元気を分けてもらう。このレースはスタート地点を真中として、南へ10km走って折返し、北へ11km走って折り返すので、先に走っているメンバーや後続のメンバーから元気がもらえるのがいい。特に今年は怪速亭やイエバンからのメンバーも多く覚えたので、余計元気がもらえた。
メンバーとのエール交換もすぎてもペースは落ちず、そのままスタート&ゴール地点へ。
ここでは今回参加できなかったコウジさんがいてるかなあと思って走っていると、「澤ちゃ~ん」という女性の声が。応援に駆けつけた走快の浜ちゃんの姿があった。そのあと沿道の多くの声援を受けながらコウジさんの姿を発見。「ええペースや!そのまま行け!」という激励をもらい、残り半分を走る。

20km〜25km             22分36秒
25km〜30km             23分06秒     (2時間11分59秒)

半分を少し過ぎたころ、ハーフのトップが帰ってきた。やはり先頭集団は無茶苦茶速い。「みんなすごいなあ」と感心していると、なんとだいじゅさんもすぐに登場。先週のくみやまでもすごい勢いで走られたけど、ここでの走りもすごい!何分でゴールしたんやろ・・
そのあと太鼓の応援に手を振っていたら、サングラスをかけたいかついサルがハイタッチをしてくる。なんや!?と思ったらみぞさんやった。そういえば着ぐるみで走ると言ってたなあ。結果は1時間29分台となんとあっさりサブ1.5。去年三田であれだけ必死に走ってやっと30分を切ったのに、あいつは着ぐるみで30分を切った。なんてふざけた野郎や!

タラちゃんもハーフで走ると聞いてたので、また女性トップで走るんかなあと思っていたら、なかなか姿が見えへん。「どうしたんかなあ・・?」と考えながら走っていると、前方から無茶苦茶でかい声で、「澤ちゃ〜ん!かっこええでええ!!!」と叫んでる人を発見。なんとタラちゃんやった。またいつものようにガンガン走ってると思ったら、今回はすごくゆっくりでびっくりした。おもわず、「何してるん?」って聞いてしまったわ。あとから分かったけど、今回は元々エントリーしていたいだっちさんの娘さんが出られなくなったため、もったいないので、タラちゃんがそのゼッケンをつけて走っていたみたい。確かに国際ランナーがマジで走ったら確実に表彰台に上るし、それが人のゼッケンやったらまずいもんな。先週は大阪国際女子マラソンを走ったばかりやし、今回はジョグを楽しんでたのかな?

25kmを過ぎてみやけんさんにハイタッチしたあとはハーフで顔なじみの人もいなくなるし、自分と同じペースで走ってるランナーもあまりいなくなった(後ろにはたくさんいたかも知れんけど)。河川敷のために沿道の声援もなく、孤独な時間がしばらく続く。
そのうちフルのトップが折り返してきた。いつもはトップ争いのグループがあったと思うけど、今回は完全独走状態で2位以下を完全に引き離している。「速いなあ。。」と感心していたら、すぐに高木さんが登場。やっぱり「速いなあ。。」と感心。
1号線の木津川大橋に差し掛かったとき、「去年やったら橋の下で折り返しやったのになあ。。」とぶつぶつ思いながらすすで行くと、今度はよしやん一家が。「今回は姿が見えへんなあ。。」と思っていたら、こんなところで声援を送っておられた。
木津川大橋を過ぎて、どこが折り返しやああと考えていると、やっほ〜さんが来たのでエール交換。そのあと少し遅れてダブルさん登場。「速く追いつきや!」と言われたけど、これまで走っていたペースが徐々に落ちてきたことを感じてきてた。

30km〜35km             24分56秒
35km〜ゴール            37分54秒     (3時間14分49秒)

2週間前にハーフの分だけ下見RUNをしたけど、それよりもはるか向こうで折り返し、残りはあと11km弱。ここからが正念場や!と思いながらもだんだん足が重たくなってきて思うようにペースが上がらなくなってきた。それでも後続のメンバーにエール交換やハイタッチをしながら前へ前へと進んでいく。抜くよりも抜かれるほうが多くなってきて、ダブルさんははるか彼方に行ってしまった。「このままやったらMAKOTOさんやいだっちさんに抜かれるかも。。?」と心配もよぎってくる。目標は3時間15分を切ることになっていたけど、だんだんとどうでもよくなってきてた。

足の痛みと疲労との戦いの中、3〜5km毎にあるエイドが待ち遠しくなってくる。あと4kmくらいのところにある京阪奈道路の高架下にあるエイドではとうとう立ち止まってしまい、水分補給と今まであまりやったことのない食べ物を摂取することにした。

最近フルの完走率が悪いのは(一応記録上完走しているけど途中座り込んでいる)、何も食べずに走るからと指摘されたし、ここは思い切って梅干とチョコレートとビスケットを食べる。立ち止まったことで1分ほどロスはしたけど、少しパワーがよみがえってきたみたいなんで逆に頑張ることができたかな?それやったらもっと早く物を食べるようにしたほうがよかったと後悔する。

あと3kmの標識が見えたとき、直前の水曜日にやった大阪城公園の練習会がよみがえった。大阪城公園の練習コースは往復で丁度3kmで、4分/kmのインターバルをやったばかり。「あと走る距離は3kmだけやし、大阪城公園1往復だけで終わりや!」と考えると意識もかすみそうになりながらも最後の力を振り絞れる。そのせいか、40kmの通過地点に気づくことができず、そこのタイムは分からんかった。(あと2kmは分かったんやけど)

あと2kmを残して3時間5分を過ぎている。「ここで目いっぱい頑張ったら目標タイムに追いつくかも?」一時は諦めた3時間15分きりが再度よみがえり、最後の走り。

ゴール近くには浜ちゃんがおられ、うららさんもカメラを構えて立っている。慢心の笑みでガッツポーズ!ハーフで先にゴールされただいじゅさんやとんべいさんの声援に答え、やっとの思いでゴール!

時計を見ると、3時間14分49秒。やった!目標タイムをクリアしたっ!!
小さくガッツポーズをしてゴールイン。

そのまま倒れこみそうなところを必死にこらえ、備え付けのベンチに座ってRCチップを外す。11月の福知山までは39km地点で倒れてからは意識ももう労で普通にしゃべることもしばらくでけへんかったけど、今回はゴール後もしっかりしていて周りの人や、あとからゴールしてきたMAKOTOさんやいだっちさんとも握手を交わす余裕もあった。前の晩は早く寝たのがよかったのか、途中のエイドで梅干を食べたのがよかったのか、とにかく最後までまともに走れたことが本当にうれしい。その上自己記録も更新できたし(それまで去年の木津川で出した3時間17分45秒)、目標の15分をクリアすることができたので、この上ない喜びである。強いて言えば、ラスト10kmがもう少しいいペースで走れたらもっとよかったと思うけど、とりあえず今は完走&目標クリアに酔っておこう。
しかし、また2週間後には泉州国際マラソンが控えている。ここの最大の難関はゴール手前5kmにある大きな4つの橋。去年はこの橋を渡りきったところで意識が飛んでしまって座り込むハプニングにあったけど、何とかそれだけは阻止したいと思う。またすぐに練習再開かなぁ・・

MAKOTOさんも3時間20分でゴールされたけど、かなりしんどそう。やはりひざの怪我が影響してか、最後はかなり無理をしてたみたい。いつもやったらレースが終わったら京田辺駅近くの居酒屋で宴会やったけど、今回は中止となった。

怪速亭も全員無事完走!ここのレースは関門がないという日本でも数少ない大会ということもあって、タエちゃんは5時間半で帰ってきた。それでも立派立派!

アフターの宴会は怪速亭で混ぜさせてもらうことにし、まずは銭湯へ。参加賞の中には銭湯無料券もあったので、おシオ師匠、ダブルさん、木村さんらと一緒に銭湯に行き、そのあと宴会会場である『村さ来』に行く。当初15名で予約と聞いてたけど、店に入ってびっくり!既に15人以上は先に着て座ってるし、あとからもどんどん集まってくる。総勢30名はいたやろか??
そこで約3時間やんややんやの大騒ぎをし、全員ヘベレケ状態。店を出たときは7時をまわっていたと思う。
帰りは近鉄組とJR組と別れ、それぞれ家路へと向かった。家に帰り着いたのは8時半。
今日は大阪府知事の選挙の日やし、レースが終わったらいくつもりやったのが間に合わんかった。まあしゃあないわな。。

今回は何とか目標タイムをクリアしたけど、それはあくまでもねっとタイム。グロスタイムやったらあと9秒足りなかったし、ちょっと残念。
次の泉州国際まであと2週間しかないけど、そのときはグロスタイムも15分を切りたい。そして今度は堺の青馬会が相手ということでライバルも多い。厳しいレースになりそうやけど、まだまだ負けられへんな。