三田国際ハーフマラソン奮戦記

日時      2003年12月21日(日)
場所      
兵庫県三田市
距離      
ハーフ
天候   
快晴
気温    2度(スタート時)

タイム    1時間29分46秒(ネット)
順位      
男子ヤングの部      84位/700名
           
総合             250位/3005名

ここのレースは今回で15回目となるが私の出場は前回の第14回に続いて2回目となる。
参加のきっかけは、走快ねっとのきっしゃんやMAKOTOさんが、「坂はしんどいけど豚汁サービスがある楽しいレース」と聞いていたし、実際去年走ってみたらなかなかよかったので今回もエントリーすることにした。

ただ、今回一番気になったのが天候。
大会前日は全国的に寒波がやってきて、ここ三田市も例外ではなかった。
交通情報では、舞鶴自動車道は三田西ICより北は雪のため通行止めのアナウンス。
ちょうどコースの真横が三田西ICになっているし、レース前から気分はブルーになってしまっていた。

出発

レース当日、昨日とは打って変わってすごい快晴になったが、気温はかなり低そう。
8時半頃に三田駅に到着したけど、昨日の雪の影響で路面は凍りまくり。同じようにレースに向かう人の中には滑って転ぶ人もいた。私も足を滑らせ、危うく転びそうやったわ。

レース会場ではきっしゃんが先に来て去年と同じくらいの場所で陣とっていると聞いていたけど、どこを探しても見当たらない。そのうちサミーさんにお会いしたので話を聞くと、どうも風邪をこじらせて今回は棄権とのこと。龍さんも来るはずやったけど、同じように風邪でダウン。結局走快ねっとからは私とサミーさんだけ。あと青馬会のジェイさんが一人で来られていたので一緒に着替えることにした。ジェイさんは2日後には加古川マラソンを出るというのに、ここで姿をみたときはびっくり!ほんまに走るのが大好きなんやなあと感心してしまう。

今回はレースのあとにチーム怪速亭の忘年会に行くことになっており、同じ三田国際に参加するおシオ師匠、ダブルさん、田路さんとその場で合流。ダブルさんは関西周遊以来ひざを故障しているらしく、「今日も調子が悪かったらゆっくり走る」と、タイムを見ないために時計を外すなどしてあまり気合は感じなかった。ところがこれはベンベンでした。。

とにかく寒い!いくら晴天やといえ、8時半に到着時点で−2度しかないし、スタート時間の11時になっても2度しかなった。(公認レースのため、気温を逐一教えてくれる)

参加者の多くはタイツをはいているけど、私はそういった上等なもんは持ってないのでレーススタイルのランパンになるまですごく時間がかかった。着替えをした体育館下は日も当たらないところやし、何もしなくても足の指先がかじかみそう。このときは早くレースをやって、早く暖かいかっこに戻りたいとばかり考えていた。

スタート〜5km     21分01秒

いよいよレース。
整列は自己申告制で、今回の目標は去年の1時間34分より速ければいいかな?の願いで1番速いグループの1時間30分以内のところに並んでしまった。ダブルさんも同じところに並び、スタート地点から15mくらいのところに陣とる。

『パンッ!』というピストルの音と共に一斉スタート。それまで一緒やったダブルさんは「ゆっくり走るから先に走って!」と言われるし、お言葉に甘えて集団のペースに負けないように飛び出す。

今までの経験上、ハーフのレースはフルと違って最後までペースを崩さない自信があったので、今回は勝負!ということで最初から積極的に走ることにした。周りのランナーは結構速そうな人ばかりやったけど、後半はきつい坂が待っているし、できるだけ貯金をしないと目標タイムに近づけない。コースの最初のうちは平坦なんで、フル以上、10kmレース以下のペースで走った。

5km〜10km     21分25秒 (42分26秒)  

5kmを過ぎたあたりからUP/DOWNが増えてくる。さすがに少し苦しくなってきていた。それでも我慢の走りをしていたら、先頭グループが早くも折り返してくる。ほんまにようあんなペースで走れるなあと感心していたら、おシオ師匠も登場。おシオ師匠も私とは全然違うレベルの方で、快適に走られていた。後で聞いた話ではかなり調子が悪かったということやけど、それでも年代別(50台)2位というのはすごい!

私も何とか折り返しポイントを通過し、後から来るランナーを目で追ってみると、ダブルさんがすぐ後ろにいてはるからびっくり!調子が悪いからゆっくり走ると言っていたのに、どう考えても4分15秒/Kmくらいのペース。ゆっくりの次元が違うのか、はたまたベンベンなのか・・

そのあとサミーさんやジェイさんにすれ違い、お互いの検討をたたえる。ジェイさんは相変わらずマグロの被り物をしており、よく目立って楽しいわ。

10km〜15km     22分21秒 (1時間04分47秒)

10kmを過ぎたところから、1番目の難関であるニュータウンに向かう長い長い登り坂。それまで抜きつ抜かれつのバトルを演じていたお姉ちゃんにこの坂でぶっち切られてしまい、だんだんとペースが落ちてしまう。坂の途中にある給水ポイントで始めて水をいただいたときは、足が止まりそうにもなってしまった。

約1.5kmの長い坂を登りきったら、約1kmの下り。そこでとうとうダブルさんに追いつかれてしまった。折り返しでダブルさんを確認し、登り坂ではかなりペースが落ちたところで抜かれるのは時間の問題かなあと思っていたけど、抜かれてしまうとあっという間。じょじょに離されてしまい、最大100mくらいの差はできただろか?それでも何とかダブルさんのオレンジ帽子だけは見失いように何とかふんばって走る。

それにしてもチーム怪速亭のオレンジ帽子はよく目立つ。走快ねっとのイエロー帽子もよく分かるけど、蛍光色は人探しをするのにほんま便利やわ。

2回目のきつい坂も登りきったらいよいよウッディイタウンの住宅街。ここは新興住宅街になっていて、結構かっこいい家が立ち並ぶ。周りの声援もひときわ大きくなり、ほんまは笑顔で答えたかったけど、こっちとしてもかなり必死の状態やったんで、なかなか声援にこたえられない。とにかくあとは殆どが下り坂。ダブルさんを見失わないように必死に食らいつくだけ。

15km〜ゴール     24分59秒 (1時間29分46秒)

15kmを過ぎてからは残り距離の標識が1km毎に変わった。あと何キロでゴールはよく分かったけど、20km地点でのタイムは不明やった。(見落としたのかな?)

時計を見ると、15km地点で1時間4分○○秒。ゴールまで6km少しを残して1時間30分まで25分しかない。残りの距離を4分10秒/kmで走りきればサブ1.5は可能やけど、どうかな・・?

そんなことばかり考えながら前のオレンジ帽子だけを目指して走る。すると、ダブルさんもペースを落とされたのか、少しずつ近づいてくるのが分かった。「このまま行けばひょっとして・・?」

あと4km、3km、2kmとタイムのこと、少しずつ近づくダブルさんを目指して我慢の走り。
そしてゴールまであと300mくらいになったとき、とうとうダブルさんに追いつくことができた。「ダブルさ〜ん!やっと追いついたよ!!」
ダブルさんもかなり驚いた表情やったけど、先に行けと手招き。そのままお先に行かせていただき、凍結から気温が上がってグチョグチョになったグランドを駆け抜けてのゴール!

グロスタイムは1時間30分05秒。あと数メートル残してゴールに設置しておる時計が30分を過ぎたのはなんとも悲しかったけど、それでもネットタイムは1時間29分46秒の自己新記録。ここのコースでは絶対不可能と思っていたサブ1.5まで達成でき、本当にうれしかった。

私のあとにダブルさんもゴール。調子が悪いといっておきながらネットタイムは1時間30分を切る力走。ほんまに恐れ入りました・・

忘年会へ

去年はレースのあとに走快ねっとのメンバーと三田駅近くの居酒屋で宴会やったけど、今年はチーム怪速亭のメンバーと京都で忘年会。田路さんは京都の方で、車で来られていたため、お言葉に甘えて京都まで乗せていただく。

忘年会会場である旅館に到着したのは3時過ぎ。ちょうど予定通りや。
京都では同じ日に全国高校駅伝をやっており、怪速亭では応援マラニックを行なっていた。
そして今回忘年会で利用された旅館は駅伝の応援のために駆けつけた埼玉の高校の宿泊地になっている。土産売り場も結構なにぎわいやった。

忘年会は4時からスタート。殆どの方は顔なじみやけど、それでもはじめてお会いする方。チーム怪速亭に最近入会されて初顔合わせの方もおられ。結構盛大に行なわれた。
今回特に盛り上がったのは、やはりやっほーさん、ダブルさん、ひろっさんが優勝を成し遂げた関西周遊マラニックの305km完走でしょう。100km走るのもあんなに大変やったのに、300kmなんて私にはとても考えられない。このお三方にはここから拍手を送りたい。

宴会は何時までやっていたのか記憶にないが、かなりみんなヘベレケ状態。特にひろっさんはいろんな思いもあったためか完全に酔いつぶれ、ふきこさんに支えられないと歩けないほどになっていた。

今年のレースもすべて終了し、富士登山や福知山マラソンなど悔いの残るところもあったけど、来年こそ制覇したいと思う。
この本当に1年ありがとうございました。