橋本征憲・吉永典子先生ジョイントコンサート アルバム

橋本征憲 吉永典子 ジョイント公演


詩吟の世界

第一部 吟 詠 雪月花
第二部 構成吟 隅田川

企画・構成・演出 青山一之

平成17年9月17日(土)
午後1時会場 午後1時半開演
なかのZERO(小ホール)

主催 橋本征憲・吉永典子 後援会
公演 コロムビアミュージックエンタテインメント
    コロムビア吟詠音楽会
    社団法人 日本吟道学院
第一部 吟 詠 雪月花

橋本征憲
 九月十三夜     上杉謙信
 武蔵野を讃う     土屋忠司
 滝山城懐古     角光嘯堂
 四君子        大野恵造
 寒梅          新島 襄
 母(非行少年の悔悟)松口月城

吉永典子
 峨眉山月の歌    李  白
 静夜思         李  白
 月夜舟行       高野蘭亭
 常盤孤を抱くの図  梁川星巌
 八甲田山       達 光史 編
   (琵琶入り)    鶴田錦史 作曲
 惜別の歌       范  雲
第二部 構成吟 隅田川

渡 守 橋本征憲
狂 女 吉永典子

梅 若 千遥

  は な し
春の隅田川を舞台に、子を思う母の狂おしいほどの
愛情が描かれた作品です。
隅田川の渡し守(わたしもり)が客を待っていると、都から下って
きた物狂い(ものぐるい)の女が現れ、乗船を乞います。
物狂いの女と渡し守の問答は伊勢物語を背景としており、
在原業平(ありわらのなりひら)の東下り(あずまくだり)と同じく、
都から東国へ下る女物狂いのイメージが重ねられているのです。
渡し守との遣り取りや都鳥(みやこどり)の情景、妻を思う業平と
我が子を恋う女の心情の巧みな二重写しが、物語に
豊かな情趣と哀傷を加えています。
ようやく乗船を許された女は渡し守から思いもかけず・・・・・・