婦人科

■手術

開腹手術をすると、どうしても手術の跡が残ってしまいます。

女性にとって手術の跡が残ると美容的にもいやなものです。

出来たら跡が残らない方法が良いに決まっています。

一般的に子宮筋腫や卵巣腫瘍等の手術は、開腹手術をしています。

また、開腹手術をすると術後の痛みも長く、回復も遅れがちです。

ですから、女性にとってお腹を切らずに手術が出来たら大変メリットがあると思います。

当院では原則的に下記の方法で、お腹を切らずに手術をしています。

どうしても開腹手術が必要なときは、美容形成でなるべく手術の跡が残らないような縫合もしています。

膣式子宮摘出術

一般的な子宮筋腫の時は、この方法で行います。お腹を切らないので、術後の痛みも少なく回復も早くお腹に傷もつきません。

赤い線が、膣式手術のとる経路

青い線が、腹式手術のとる経路

腹腔鏡手術


腹腔鏡手術とは、お腹に小さな切開を入れ細い筒を通してモニター画面を見ながらする手術です。

膣式では出来ないもの(卵巣腫瘍、子宮内膜症、癒着のある子宮筋腫、大きな子宮筋腫、筋腫だけをとり正常な子宮を残したい人など)の時は、このやり方をします。

腹腔鏡手術はいくら利点があると言っても、手術であることには変わりありません。

お腹を切る手術と同じように、麻酔が必要です。手術後の痛みは少ないですが、ないわけではありません。

また、通常の手術同様の危険(出血や麻酔による合併症など)もあり、場合によっては、それらを回避するために途中で開腹手術に移行することもあります。

腹腔鏡や鉗子などを通し、モニター画面を見ながら手術をします。開腹手術と違い、傷跡もほとんど残りません。

術後の傷跡

実際の手術風景



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