産科
■妊婦検診、分娩
妊婦検診
健やかな赤ちゃんの誕生には、お母さん自身の健康がとても大切になります。
良いお産をするためには、必ず検診を受けましょう。
| 初診 |
音波検査か尿の妊娠検査試薬で妊娠を確認します。
予定日は最終月経から一般には計算しますが、月経周期の不順な方などは超音波の所見で決めます。
母子手帳の交付は、超音波で赤ちゃんの心拍が確認できてから行っていただきます。
次回の検診日は、そのときの患者さんの状態で決めます。 |
| 母子手帳をもらってからの検診 |
妊娠27週までは、4週間ごとに検診をします。
妊娠35週までは、2〜3週間ごとにします。
その後は1週間ごとにしていきます。 |
| 検査項目 |
妊娠初期に、血液型(ABO、Rh)、子宮癌検診、梅毒反応、B型肝炎、C型肝炎、風疹抗体価、貧血検査、HIVをします。
妊娠中期に、貧血検査、クラミジア検査、ATL、GBSをします。
妊娠後期に、貧血検査をします。 |
| 超音波検査 |
超音波検査は、毎回します。
(ご家族の方で一緒にご覧になりたい方は、お申し出下さい。)
性別を知りたい方はいってください。
また、4D超音波を希望の方は診察医にお申し出ください。
ただし、妊娠週数、赤ちゃんの位置によって出来ない場合があります。 |
| 胎児モニタリング |
妊娠10ヶ月からは、毎回行います。(お腹の中の赤ちゃんの状態と、お母さんのお腹の張りをみる検査) |
※血圧測定、尿検査(蛋白、糖)、内診は毎回行います。
※お腹の痛みや、出血など異常なことがあるときは、その都度受診して下さい。
分娩
お産と言っても、自然分娩、無痛分娩、誘発分娩、ラマーズ法、リーブ法等いろいろと多様化しています。
当院では、リーブ法を取り入れています。
■リーブ法とは……
リーブ法とは、気功法のトレーニングによって出産する方法です。
東洋的な考え方で、今ある自分を受け入れます。
陣痛もいやなもの、排除するものではなく、生産的なものとして受け入れる。
そうしたイメージとゆったりした呼吸法でリラックスすることによって、体の自然な力を促し、結果的に分娩時間が短くなると言われています。
●妊娠中から気功法で呼吸法、リラックス法、イメージトレーニングなどを練習します。(後期の母親学級で指導します。)
●出産中は全身に気を巡らせ、リラックスをしたり、赤ちゃんに気を送って(下がれ、下がれ)とイメージします。
●呼吸法は息を吸ったときにお腹をへこませ、吐く息でお腹をふくらませる逆腹式呼吸法です。
※後期の母親学級で詳しく説明します。