Soccer

NUVOLA創設15周年を祝うイベントが、2003年9月13日（土）に京都で開催された。
折から近畿地方に接近していた台風14号の影響で、当日の天気予報では降水確率60%と
なっていたが、イベントの成功を祈るメンバーの思いが通じたのか天気予報は見事に外れ、
当日は夏空を思わせる晴天となった。

昼の部は京大宇治黄檗グラウンドを使ったサッカー企画である。
11時の集合時間にはまず最初に、現役数名と関東から参加したOBが乗り込んだ。夏空に
なったとは言え、夜間に降った雨の影響でグラウンドのそこかしこに水たまりができており、
現役の数名がスポンジを使って排水を行っていた。
駅からグラウンドまでの坂道を登り、続々と現役、OB、OGがグラウンドに集まってくる。
「久しぶり」「変わってへんな」という会話があちこちで聞かれた。現役マネージャーの平井が
名簿を集めるものの、書いてきていない者が多数いるあたりがNUVOLAらしいところだった。
遅れて来て大急ぎで着替えるもの、アップをするもの、ボールで遊ぶものと、サッカーの開始に
向け、各人各様の時間のすごし方をしていた。

そして12時となり、いよいよサッカーが始まった。久保田のややグダグダ気味の開会宣言（？）
のあと、総合司会の川口から
・1試合20分で4チーム総当りで試合を行う
・勝ち、引き分け、負けの場合でそれぞれ勝ち点3、1、0がチームに加算される
・マネージャーイベントにも同様な勝ち点を与える
・各チームのキーパーソンを別チームが指名し、その人の得点は「2点」とみなす
・優勝チームには豪華賞品（？）が、最下位チームには苛酷（！）な罰ゲームがある
というルール説明があり、次のようにチーム発表が行われた（欠席者がいたため、当日のチーム
編成とは若干異なっています）。

Aチーム：OB＆現役　西村M、生駒、仲野、横溝、山路K、古澤、井上、鶴田、永井、　
　　　　　　　　　　　　　山崎、川口、奥田、植田、北原、濱田
　 　　　　 OG＆マネ　古川、上岡、太田

Bチーム：OB＆現役　松陰、松下、榊原文、四條、宮本、伊藤H、岡田拓、末松、寺島、
　　　　　　　　　　　　　小菅、梁井、田畑、西辻、森川、吉矢、加茂
　　　　　 OG＆マネ　石原、西村J、物部

Cチーム：OB＆現役　細川隆、加登、重村、細川丈、川合、久保田、鷲見、伊藤、堀、
　　　　　　　　　　　　　宮本重、中村、辻岡、桜井、松宮、絵本
　　　　　 OG＆マネ　矢野、菅森、関、平井

Dチーム：OB＆現役　小見山、若井、山田、新橋 、星川、柿本、藤原、高本、寺田
　　　　　　　　　　　　　藤田和、富田、榊原洋、渡辺、山本、沢木
　　　　　 OG＆マネ　 後藤、山路A、若杉

チーム発表後、Aチームには水色、Bチームには白、Cチームには黒、Dチームにはオレンジの
Tシャツが配られ、マジックでTシャツに自分の名前を書き込んだ。
その後、川合指導のもと、全員でラジオ体操を行った。小学校以来かと思われる中、全員が
まじめに体操した（ちょっと異常ですね〜）。

いよいよ計6試合を前半戦3試合、後半戦3試合に分けたサッカーがキックオフ。

第1試合はAチームとBチームの対戦となった。水たまりの影響でグラウンドが狭い中で11人対
11人のゲームであるため、両チームとも感覚をつかむまで手探りで試合を進めていた。Aチームが
やや優勢気味な中、均衡を破ったのはBチーム。AチームのGK濱田の意表を突く伊藤のミドル
シュートが決まった。その後は最終ラインの川口、北原、ボランチの山路、横溝を擁するAチームも
攻撃に転じるものの、ピッチ中央で伊藤、松蔭、宮本とつなぎ、最後は四條が決め、Bチームが
追加点を挙げた。その後、BチームのCBでありながらドリブラー田畑がゴール前から相手FW二人
を抜きにかかり，ボールを取られて危うく失点しかけたシーンもあったが、タイムアップ。2-0で
Bチームの勝利となった（ちなみに罰ゲームの内容を知っていた横溝は、一人青ざめていた）。

第2試合はCチームとDチームのゲームだった。先制はCチーム。DチームのGK真央がやや前に
出ていたところを、技ありのループシュートが決まった。さらにGKがファンブルしたところをCチームが
詰め、スコアは2-0に。その後、Dチームの外国籍エース新橋のミドルシュートでDチームが1点差に
詰め寄るが、クロスボールの競り合いからのこぼれ球にフリーで走りこんだ藤田（現役時代はチャンス
クラッシャーとして有名）がシュートを外し、万事休す。結局2-1でDチームが初戦を飾った。

第3試合はAチームとCチームの対戦。試合が連続するCチームに付け入りたいAチームは、攻撃を厚く
するため川口を中盤に投入。ところだが、Aチームは風下で、右サイドが水たまりという不利なピッチと
なった。北原を中心にCチームの攻撃に耐えるものの、15分頃にCチームの久保田が粘りのドリブルから
AチームDFの股間を抜くシュートを決め、1-0で先制。Aチームもその後必死の反撃を試み、生駒の惜しい
シュートなど現役がいくつかチャンスを作ったが、そのままCチームが逃げ切った（このとき横溝は、罰
ゲームでどんなお題（詳細はパーティ編で）をやらされるのかを考え始めていた）。


前半戦終了後はマネージャによる「チーム対抗お絵かきゲーム」が行われた。
お題の最初は「サッカーボール」。五角形と六角形の組み合わせということまで分かっていても、表現
力の問題で奇怪なボールが続出したが、一番まともなボールが描けたBチームOGの物部が1位をゲット
した。次のお題は「Jリーグのロゴ」。OG西村等、いい線をいくロゴを描く者もいたが、なぜか「Jビーフ」と
描いたスター矢野の発想には、全ての者が慄然！なぜかそのスターが1位となった。。そして最後の
お題は「吉矢君」。彼を見ながら時間内に似顔絵を描けばいいだけにも関わらず、誰も吉矢君そのものを
描かないのは何故？苦し紛れにオバQを描いた人がいた（「毛」というポイントは外さないあたりはさすが！）。
結局、マネージャーイベントでは、C、A、Bチームにそれぞれ勝ち点3、2、1点が加算された。

そして後半戦が始まった。

まずはBチームとDチームの対戦から。Bチームは宮本、梁井、吉矢（彼は直前に「腹減った」と言って、
ビビンバ丼を食っていた）のおっさんが、Dチームは新橋、小見山がベンチスタートとなった。「ジャンケンで
攻撃しにくいピッチになった場合は守備重視の引き分け狙い」で意思を統一したBチームは、開幕戦で危
なっかしいプレーをした田畑をトップ下に配し、中盤に若手を起用することで、全体としてバランスのよい
試合運びをした。Dチームは柿本のCKからキーパーソンの藤原がドンピシャのヘッドをするが、案の定
決まらない。何度かあったセットプレーからのピンチをDF森川、GK加茂を中心にしのいだBチームは、
クロスボールっぽい西辻のシュートが決まり、これが決勝点となって1-0でBチームが勝利した。

残り2試合となったところで、各チームの勝ち点は、Aが2点、Bが7点、Cが9点、Dが0点となった。
そして第5試合が罰ゲームをかけたA対D、第6試合が優勝をかけたB対Cの対戦という図ったかのような
展開となった。

第5試合は罰ゲームから逃れたい両チームによる白熱した「バトル」となり、結構体をぶつけあい、
転倒するシーンも見られた。引き分けでもよいAチームに比べ、勝つしかないDチームは開始から
攻撃モード全開だった。その結果、前がかりとなったDチームに対し、セーフティーファーストの意識から
球離れの早くなったAチームの方がスムーズな攻撃を見せ始め、右サイドから山路が豪快なクニオゴール
を決め先制。これがDチームの焦りを呼ぶことになり、さらにAチームの永井が追加点を決めた。この試合
にもキーパーソン藤原に絶好のボールが渡ったが案の定決まらず、Dチームはジ・エンド。罰ゲームが
決定した（このとき横溝は、ちょっぴり地味な面子のDチームによるモノマネがどんなものか、と一人
ほくそ笑んだ）。

そしていよいよ優勝をかけた第6試合。この試合はにわかチーム同士とは思えない、組織だった
攻撃の応酬が見られたゲームとなった。先制点はCチーム。左サイドでボールを回している間に
中央でフリーとなったプレーヤーに横パスが渡り、それまで神懸りセーブを見せていた加茂から
ゴールを奪った。これで目が覚めたのか、Bチームも怒涛の攻めを見せた。センタリングから宮本が
頭で合わせるものの、不発。その直後には右サイドからのクロスを松蔭がスルーし、宮本がフリーで
シュート。しかしシュートに力なく、GKにセーブされる。試合終了間際には松蔭がクロスを頭で合わせた
が、これも決まらなかった。結局、1-0でCチームが勝利し、昼の部の優勝を決めたのだった。

全てのサッカーゲームの予定を終え、成績発表があった。最終結果は下のとおり。

1位　・・・　Cチーム　2位　・・・　Bチーム　3位　・・・　Aチーム　4位　・・・　Dチーム

その後、参加者全員による集合写真の撮影が行われた。強い日差しの中、日焼けした顔に何とも
言えない充実した笑顔を見せた全員が、記念の一枚に納まった。

OBによる試合を振り返った感想などはここをクリック！

文責：宮本
写真：西村純
協力：川合、濱田、横溝、藤田、伊藤、柿本

15周年コーナーメインへ戻る
Topへ戻る