Pregnant rhapsody

 

第1楽章 

 ブラインド越しに差し込む爽やかな朝の光。徹夜明けの瞳に映るそれは眩し過ぎて、おもわず目を瞬

かせた。

 眠気覚ましのコーヒーを飲みながら、これから始まる騒がしいであろう1日をぼんやりと思いうかべる。

 ここは毎度おなじみ湾岸署。

 穏やかな朝の光を浴びながら、せめて今日ぐらいは何事も無く平穏無事な1日でありますよーに、と

ついつい無駄なお願いをしてしまう真下正義警部(27)である。

「おっはよー!真下君」

「おはようございます!真下さん」

「宿直ごくろーさま」

「疲れるほど働くなってか?」

 やがて、明るい声と共に次々と署員達が出勤してくる。いままでの静けさもどこへやら。あっという間に

いつもの賑やかさを取り戻してしまった。

「今日も賑やかな日になりそうですね」

 どうやら先ほどの願いは叶えられそうにないようだ。まぁ、それはそれで別に構わないが。

「あれ、青島君は?」

 いつものメンバーの中に肝心の人物が見えないのをいぶかしんだすみれが真下に尋ねる。

確か彼も宿直だったはずだ。

「先輩なら応接室で休んでます」

「休んでる?」

「ええ。なんだか最近調子が悪いって言って。夕べも吐き気がするってトイレに何度か行ってましたし…」

「おいおい、なんか悪いもんでも食ったんじゃねぇか?」

「何か拾い食いでもしたとか?」

「まさか先輩に限って。すみれさんじゃあるまいし」

「そ〜んなこという口は、この口かなぁ?」

「ご、ごめんにゃひゃ〜いぃぃ。もういいまひぇ〜ん」

「おいおい、すみれさんよ。その辺で勘弁してやれって」

「…でも大丈夫でしょうか?青島さん」

 と、雪乃が心配そうに応接室を見たときだった。まるでそれに答える様にドアが開き、中からフラフラと

青島が出てきた。

「青島さん!」

「…おはよ〜」

 朝の挨拶もいつものような元気がまるで感じられない。顔色も悪く熱もあるようだった。

「どうしたのよ。大丈夫?」

「…うん。なんかここんとこ調子が悪くて。風邪でもひいたかな?」

 しんどそうに自分のデスクにつく青島。さりげなくその額に手をやったすみれが眉をひそめる。

「ちょっと熱もあるみたいね。今日は早く帰った方がよさそうね」

「そうだねぇ。風邪は引き始めが肝心だし」

「…そうしまっす」

 送って行こうと言う魚住の申し出を断り、椅子から立ちあがった瞬間のことだった。

 突然、体中の血液が一気に引くような感じに襲われる。

―やばい!

 そう思った時はすでに遅し。青島の体はゆっくりと倒れ込んでいく。

「青島君?!」

「おい、青島っ!!」

 誰かの悲鳴や、救急車だなんだと騒ぐ声を聞きながら、青島の意識は闇に閉ざされていった…。

 

「おめでとうございます」

「は?」

 救急車で担ぎ込まれた病院で、意識を取り戻した青島が見たものは、やたらとにこにこしている若い

医師と、心配げに付き添っているすみれと雪乃と真下の顔だった。 

 そしていま、その若い医師が告げた言葉に耳を疑う。

 イマ、ナンテ、イイマシタ?

「え〜ちょうど6週間目に入ったところですね。で、そちらがお父さん?」

 医師と目が合い、金縛りが解けた真下が慌てて首を横に振る。

 ロクシュウカンメ?オトーサン?

「妊娠初期でまだまだ安定していませんので、くれぐれも無理だけはしないで下さいね」 

 その後も医師はいろいろと言っていたようだが、青島の耳には全く届いていなかった。

 ニンシンショキ?…ニンシン?

 医師の言葉が壊れたCDプレーヤーの如く、エンドレスで頭の中で延々と流れ続けていたのである。

 ようやく正気を取り戻したのは医師が去ったあと。ゆっくりと首をめぐらすと面白そうに笑っている

すみれと、笑顔全開の雪乃。そしてなぜか涙を流している真下の姿があった。

「おめでとうございます!青島さん!!」

「そっかぁ。青島君がねぇ」

「あ、あのね。俺…男…」

「先輩!困ったことがあったら何でも相談してくださいね!!僕は何があっても先輩の味方ですから!

…いえっ、こうなったら先輩の面倒は子供ごと僕が見ます!さあっ!遠慮無く僕の胸に…!!」

「わあああっ!!」  

 両手広げて青島に迫る真下の頭にすみれの容赦ない一撃が決まる。

「…どさくさにまぎれて何やってんの」

「そうですよ。大体青島さんには室井さんがいるでしょう?」

「なんでそこで室井さんが出てくるわけ?!」

 自分を無視して盛り上がっている二人におもわずつっこむ青島。

「いやぁねぇ。何を今更」

「い、今更って。それにね、俺男だよ!男の俺がニンシンなんて変だと…」

「でも、青島さんのことですから」

 雪乃の答えにうんうんと頷くすみれと真下。

「納得してるし…」

 世の中の無常を感じ、涙ぐむ青島だった。

「で、その室井さんはどうしたの?」

「青島さんが倒れたあと、すぐに電話しましたから、もうそろそろ…」

 腕時計で時間を確認する雪乃。そして。

「あおしまーっ!!」

 バン!と大きな音を立てて開かれた扉。そこには噂の人、室井の姿があった。

「む、室井さん?!」

「…流石ね」

「ええ。時間どおりです」

 妙に感心している二人を無視して青島に近付く室井。

「お前が倒れたと聞いてとんできた!一体どうしたんだ?!まさか悪い病気なんじゃないだろうな!!」

「病気じゃないわよ」

「保険ききませんしね」

「な、なんだ君達もいたのか」

「う〜ん。私達は視界にすら入っていなかったか」

「愛されてますよね。青島さん!」

 ニヤニヤとからかうような笑みを浮かべているすみれと、両手を胸の前で組みうっとりと二人を見つめ

ている雪乃。

「ああ、済まなかった。慌てていたものだから…。それよりもさっきの言葉はどう言う意味だ?」

「さっきのって?」

「病気じゃないとかなんとか…」

「ああ、あれね。詳しいことは青島君に聞いてね」

「私達はお邪魔のようなので帰りますから」

 意味深な視線を室井に投げかけ帰っていく二人。その腕にいまだに泣き続ける真下を連行して。

「なんだったんだ?」

「ははは…」

 室井の呟きに乾いた笑いでこたえる。

「で、さっきの話の続きなんだが、病気じゃないってどういうことだ?」

 改めて青島のほうに向直ると、なぜか真っ赤になって俯いている。

「青島?」

「……」

「聞こえないぞ?」

 俯いたままの青島の頬に両手を添えてゆっくりと上向かせる。

 上気した顔と潤んだ瞳に理性がぶっ飛びそうになるが、今はそんなことを考えている場合ではないと

自分に言い聞かせ、青島に答えの続きを促する。

 だがその青島から帰ってきた答えは、別の意味で室井の意識をぶっ飛ばすに十分なものだった。

「…あのね。俺……できちゃったみたい…」

「……なにが?」

「………だから…その…赤ちゃん…」

「…は?」

 室井の意識はそこで一度停止した。

 

 なんとか意識を取り戻した室井が一番最初に考えたこと。

それは、生まれてくる子供の性別でも、これからの明るい人生設計でもなく、一体「いつ」の子供なのかと

いう事であった。

 頭の中のカレンダーをめくりつつ、6週間前の事を思い出してみる。

―確か、あの日は初めて二人で旅行に行って…。

―新婚旅行みたいですよね。とはしゃぐ青島を抱きしめて、あ〜んなことや、こ〜んな事までしちゃった

り…。

「…室井さん?」

「い、いや。…なんでもない」

 愛する室井がこんな腐ったことを考えているなど露知らず、不安げに見つめる。

「あの…。やっぱり迷惑ですよね…。俺と付き合うだけでも大変なのに、そのうえ子供まで…。

はっきり言って下さい!そしたら俺、あなたと……別れられると、思うから…」

 再び俯いてしまう青島。白いシーツの上にこぼれる涙。

「迷惑だなんて思っていない!ち、ちょっと別の考え事をしてただけだ」

「……でも!」

 もう一度青島の頬に両手を添えて、あやすような口付けを贈る。

「迷惑だなんて思うものか。俺は、嬉しいんだ」

 そう言って優しく抱きしめてやる。

「ホントに、そう思ってる?」

「ああ、本当だ。……なぁ、結婚しよう青島。お前と生まれてくる子供の人生を俺にくれ」

「…!室井さん」

 突然のプロポーズ。別れを覚悟していた青島にその言葉はあまりにも信じ難くて。

「返事…は?」

 不安と驚きの視線の先にあったのは、いつに無く優しい室井の瞳。包み込むような漆黒の瞳を見た

とき、青島の心は決まった。

「…はい。俺の人生全部あげます。室井さん、貰ってくれますか?」

「ああ!勿論だ」

 穏やかなある晴れた1日の出来事であった。

 

「きゃ〜っ!室井さん、とうとうプロポーズしちゃいましたね!」

「やるわね〜。『お前の人生俺にくれ』だなんて、あの朴念仁にしちゃ上出来よ!」

「…せんぱ〜〜〜いぃぃ」

「ほら、真下さんもいつまでも泣いてないの!」

「さあ!署に帰って報告よ!」

「それから本店の『青島ファンクラブ』にも連絡しないと!」

「そうね。新城さん達も首を長くして待ってるわね」

 病室の扉一枚隔てた向こう側で、こんな会話が交わされていることなど今の二人は知るよしも

なかった…。

 

 

第二楽章

 さて。日付は変わって翌日のこと。

 相変わらず騒がしい湾岸署。といっても今回はいつもとちょっとばかり事情が違っていた。

『青島くん御懐妊あ〜んど祝・御結婚!!』

 すみれと雪乃によって昨日のうちに本店及び東京管区のすべての所轄に配られた号外は、大方の

予想どおりの大反響を巻き起こし、朝からその対応に追われているという訳なのである。

「いや〜、参ったね。お祝いの品やらなんやらで下のロビーは足の踏み場もないよ」

「電話の方も凄かったわ!回線パンク寸前だもん」

「中には『結婚止めてくれなきゃ極秘事項ばらしてやる!』とか『特殊部隊を送りこんでやる!』

っていうファンからの電話もありましたよ」

「過激だねぇ」

「で、噂のお二人は?」

「応接室で二人揃って和久さんに御挨拶!」

「そっか。うまくいくといいねぇ」

 相変わらず呑気な湾岸署であった。

 

 場所は変わって応接室。

「青島くんを私に下さい!」

「……」

「和久さん!お願いです。俺達の結婚許してください!」

 結婚の許しを乞う二人の前には腕を組み、眉間に皺を寄せて考え込んでいる和久の姿。

 必死の頼みを聞いているのかいないのか、先ほどから目を閉じたまま一言も喋らない。

「和久さん、青島は必ず私が幸せにして見せます!」

「…室井さんよ。あんたの気持ちはよくわかった」

「では…!」

 おもわず身を乗り出した室井を手で制し、難しい顔のまま先を続ける。

「だからと言って、はいそうですか、と嫁にやるわけにゃいかねぇな」

「そんな!和久さんどうして…」

「あんたもよく知っての通り、こいつは有名な問題児だ。しかもあんたはキャリアでこいつはノンキャリ。

…俺の言ってる事が判るな」

「…ええ。でも、そんなことは始めから承知の上です!確かにリスクも大きいが、それ以上に私には青島

が必要なんです!!」

「だがな、もしもの時に傷つくのは青島のほうだ。室井さんよ、こいつは俺にとって可愛い子供と同じだ。

みすみす傷付くと判っているのに嫁になんてやれる訳がねぇ」

 頑なに拒み続ける和久。だが室井も二人の未来の為、ここで引き下がるわけには行かなかった。

「…もしもの時の覚悟は出来ています」

「…?!」

「私は地位や名誉のすべてを捨てても青島を守るつもりでいます」

 決して大きな声ではなかったが、その言葉は和久の胸にしっかりと響いた。

 そして隣に座る青島の胸にも。

「室井さん……。あ、でもそれだめですよ」

「へ?」

「知ってます?出産ってむちゃくちゃお金が掛かるんですよ?一応健康保険に入ってますから一時金は

出ますけど、そんなもの大した金額じゃありません。これから通う病院の検診費・入院費、子供が生まれ

たあとも育児費用にいくらかかると思ってます?大きくなってからも学校や塾、それから受験費用のこと

なんか考えたら、とっても俺の給料だけじゃ養いきれません。だから室井さんには頑張って、もっと上に

行ってもらわなきゃ。ね!!」

 にこにことパワー全開の笑顔で言われれば、壊れた人形の様に頷くしかない。

 結婚前にして、すでに尻に敷かれている室井であった。

「…あ〜、どうやらこいつのことを頼めるのは、あんたしかいねぇようだなぁ」

「それじゃあ!」

「改めてこちらからお願いするよ。青島のこと幸せにしてやってくれ」

「有難うございます!!」

 手を取り合って喜ぶ二人に和久の顔も柔らかくなる。

「良い人見つけたな。青島」

 小さく呟く和久。そしてこっそり胸の中で。

―悪いやつに捕まっちまったなぁ。室井さんよぉ…。

 と、密かに同情する和久だった。

 

 

第三楽章

 そんなこんなで月日は流れ、二人の結婚からはや5ヶ月。

「ただいま」

「おかえりなさい!」

 バタバタと足音を立てて飛び出してきたのは、妊娠5ヶ月目。最近すっかり顔も丸くなり、愛らしさもます

ますパワーアップ(80%増)したと評判の新妻、青島である。

「今日は早かったんですね」

「ああ、事件の方が思ったより早く片付いてからな。明日から裏付捜査に入る予定だ」

「いいなぁ…」

「なんだ?裏付捜査は嫌いじゃなかったのか?」

「…だって、この頃デスクワークばっかりで全然捜査させてんくないっすよ。せっかく捜査本部が立った

っていうのに…」

 捜査に参加させてもらえず、すっかり拗ねてしまっている青島に苦笑する。

「皆おまえのことが心配なんだろう。俺だってお前が無茶してないか心配で仕事が手につかなくなる時

だってあるんだ」

「…でも」

 拗ねてそっぽを向いてしまった青島の顎に手をかけて、強引にこちらを向かせる。

「もう機嫌を直せ。お前は笑っている方が可愛いぞ」

「…もう!」

 などと、世の中の独身者(特に湾岸署盗犯係所属・某女性刑事)が見たら石どころかMK2を投げつけ

たくなるような光景を毎日繰り広げている二人だった…。

 

「そう言えば、今日検診だったんだろう?」

「ええ、経過は順調ですって。今日はわからなかったけど今度は性別も教えてくれるっていってました」

 夕食時、青島の作ってくれた鍋をつつきながら二人で今日の出来事を話し合う。

すれ違いの多い二人の貴重な時間である。

「ねぇ、室井さんは男の子と女の子、どっちがいいですか?」

「女の子かな?お前に似て可愛い子だったら文句なしだな」

「そうっすか?俺は男の子の方がいいなぁ」

「いや、絶対女の子だな。男はいろいろ面倒くさくてかなわん!」

「面倒くさいって…。それは女の子も一緒でしょう?!俺は絶対男の子です!」

「いや!女の子だ!!」

「いいえ!だれがなんと言おうと男の子です!!」

 二人の間に冷たい風が吹き抜けた。

 

「で、ケンカして飛び出してここに転がり込んできたって訳?」

「…だって、ほかにいくところなんて無いし…。」

 『実家に帰らせてもらいます!!』そう言ってうちを飛び出した青島が向かった先はなぜか湾岸署の

刑事課。すでに時間は深夜に近くなっているものの、特捜本部が立っているせいか課内にはかなりの

人数が残っている。すみれもそのうちの一人だった。

「…まったく。そんなことでいちいちケンカしないでよね!」

「まあまあ。ケンカするほど仲が良いっていいますし、どんどんケンカしても良いんじゃないんですか?

…で、室井さんに愛想が尽きたらその時は…」

「真下さん、下心見え過ぎです」

 雪乃にツッコミを入れられ真下、撃沈。

「で、正直な話。青島君はどっちがいい訳?」

 呆れつつも相談にのってやるすみれ。年齢こそ上であるものの、すみれにとって青島は弟のような

存在なのかもしれない。

「…ホントはどっちでもいいんだよね。元気で産まれて生きてくれさえすれば。ただ、あんまり室井さんが

むきになるから、俺もちょっと意地張っちゃっただけで…」

「だったら素直に謝ちゃえば?」 

「でも、許してくれないかも…」

「それは本人に直接聞いてみることね」

「…え?」

 すみれが指差した背後を振り返ると、そこには私服姿の室井が立っていた。

「室井さん、どうして!?」

「柏木君から連絡を貰ってな。…済まない。俺も意地を張りすぎたようだ」

「そんな!俺も悪かったんです。もっと素直になれば良かったのに…」

「青島…」

「室井さん…」

 見詰め合う二人。二人の目に映るのはお互いの姿だけだった。

「…ラブラブね」

「…ラブラブですね」

「なんだか、殴ってやりたくなってきたわ」

「だめですよ。すみれさん」

「そうね。流石にそれは…」

「殺るんだったら私が先です」 

 湾岸署史上最恐の女性、柏木雪乃。彼女に逆らえる人間は存在しない…。

 

 

第4楽章

 と、いう訳であっという間の十月十日。

「で、どうなの?まだ連絡入らないの?」

「落ち着いてくださいよ課長。子供なんてそう簡単に生まれないんだから。知ってるでしょう?」

「そりゃそうだけどさぁ」

 先程から動物園の熊の如く、うろつき回る袴田に魚住が呆れた声をかける。

「でも、どっちなんでしょう?」

「結局、青島さん教えてくれませんでしたからね」

「あたし男の子だと思うな」

「じゃあ、僕は女の子です」

「どっちだっていいじゃねぇか。無事産まれてくりゃあよ」

「そうよね。無事に産まれてくれればそれだけね」

 なんだかんだと言いながら、皆心配しているのだ。

「すみれさんはどっちに似てると思います?」

「えー。どっちだろう?まぁ、どっちに似ても問題ないだろうけど」

「そうですね。室井さんの頭脳と青島さんの性格を受け継いだら最高なんでしょうけど」

 女性二人でどっちに似ているかで盛り上がりかけたその時だった。

「警視庁より各局、各方面。本日1530厚生中央病院にて、青島巡査部長、無事男子出産。

繰り返します…」

 その瞬間、本店及び全所轄にて周囲を揺るがすほどの大歓声が上がったという。

  

「…なにやってんですか?」

「青島君の子供の名前決めてるんだよ」

「これだけは所轄署のしごとだからね」

「名前なんですが、二人名前を1字ずつとって『室井慎作』でどうでしょう?」

「インパクトないね」

「そうですね。なら『室井慎作之助』」

「時代劇じゃないんだからさ」

「じゃあ、『室井・レインボー・慎作之助』これでどうでしょう?」

「いいですね。インパクトもありますし」

「これに決めましょう!」

「………でも長いね」

  

ちなみに、この名前が付けられることは、無かった―。   

 

終;;

え〜、SHINGOさんのリク禁断の「妊娠ネタ」です

あああ。すっかり遅くなった上に暴走してしまいました;;;

ごめんなさ〜〜い!!

もう、バカップル全開の二人です(*ーー*)

書いてるこっちが恥ずかしかったっす(笑)

こんなもので良かったら貰ってやってください。

あ、返品は不可!

という事で…(逃)