第35話
「秘境アマゾンから来たミイラ美女」
●放送日:1979年1月17日(視聴率:8.3%)
●脚本:高久 進
●監督:小林義明

◆ゲスト◆
古川 聡(役名:寺田新一)・「がんばれ!レッドビッキーズ」等にも出演
滝 雅也(役名:警察官)・「スケバン刑事 III」等にも出演
篠原大作(役名:ニュースレポーター)・「快傑ライオン丸(ナレーター)」等にも出演
町田幸雄(役名:刑事)
河合絃司(役名:東亜大学教授)・「ジャイアントロボ」等にも出演
安藤修弘(役名:新一の同級生A)
野村健児(役名:新一の同級生B)
吉田真司(役名:新一の同級生C)・「がんばれ!レッドビッキーズ(#39)」等にも出演

■登場マシーンベム:タイガーポンプ


大学の研究室から盗み出された2体のミイラは
鉄十字団の改造手術によって強力な戦闘能力を身に付けた女ゲリラに甦った。
 
(写真・左)
鉄十字団は東亜大学の考古学研究室から2体のミイラを盗み出した。
このミイラはアマゾンの秘境から発見された学術的に大変貴重なものである。
ニュースでこの事件を知った山城拓也は不審を感じた。

(写真・中)
フリーカメラマンのひとみは早速、大学の教授の元に取材に向かった。
教授の話によると、ミイラはブラジル政府から研究を依頼され東亜大学に運ばれていたものらしい。

(写真・右)
「アマゾネス、見事なミイラではないか。皮膚が生きている。保存状態も完全じゃ。
このミイラは2人とも女で、骨格から見てかなりの美女じゃな」
モンスター教授はミイラの想像以上の素晴らしさに大変満足の様子である。
一方アマゾネスはモンスター教授が口にした“美女”という言葉に
漠然たる不安を感じ取った。(その不安はいずれ現実となる・・・)
モンスター教授は早速改造手術に取り掛かかり、
ミイラを一千万年(!)の眠りより目覚めさせるという。
改造手術後は、暗く静かな場所でしばし休ませるらしい。




(写真・左)
寺田新一少年は意気地なしで臆病者の為、遊ぶ友達が誰一人いなかった。
この日も一人で遊んでいると、ひょんな事から廃墟(洋館)の地下にある不審な棺を発見した。
(この棺の中にはモンスター教授の改造手術を受けた、あのミイラが入っていた)


(写真・中)
「棺がひとりでに開いたんだ!」
警察に言っても相手にしてもらえなかった少年は、無線で誰かに聞いてもらおうと訴えた。
山城拓也は盗まれたミイラの行方を求め、
インターポールの情報を追っていて、たまたまその通信をキャッチした。
少年の声から嘘は感じられなかった。
拓也は少年に会うことにした。

(写真・右)
「無線をキャッチしてくれたのはスパイダーマンだったんだね、僕会いたかったんだよ!」
拓也はスパイダーマンとなり少年に会いに行き、棺のあった廃墟へ案内してもらう。
入り口に少年を残しスパイダーマンは一人廃墟に潜入した。




(写真・左)
少年の言った通り、地下には監禁されたと思われる修道着姿の二人の美女がいた。
スパイダーマンは敵の罠とは知らず眠りから覚めた二人を助け出した。
だがこの二人(ベラとリタ)は、モンスター教授の改造手術を受け、
鉄十字団の“女殺し屋”となっていたのだ。
スパイダーマンは二人に不意の攻撃を受けた。
ベラは弓矢でリタはマシンガンでスパイダーマンを攻め続け、
その恐るべき戦闘能力の前に、逃げるのが精一杯だったスパイダーマンは、
遂に木の上にまで逃げ込むが、
ベラの放った毒矢を喰らい重傷を負ってしまった。

なおもマシーンベム・タイガーポンプとニンダーが加わり追い詰める。
傷ついたスパイダーマンは新一と共に岩陰に身を隠した。

(写真・中)
「ごめんよスパイダーマン、僕が無線で変なこと言わなければこんなことには・・・」
新一は謝り、そしてスパイダーマンから「傷はこのまま時間がたてば回復する」と聞くと、
「僕が奴等を引きつける、その隙にスパイダーマンは逃げてくれ!」
と、追ってきた敵の前に飛び出してしまった。

スパイダーマンは少年の勇気に打たれた。
普段は友達から臆病者と罵られている少年が、
自分を助けるために命を投げ出したのだ。

新一は逃げ続け、敵を引きつけることには成功したが、
やがて捕まってしまった。
アマゾネスは新一に一杯食わされたことに腹を立て、
タイガーポンプに殺すよう命令した。

(写真・右)
「新一君、逃げるんだ!!」
GP−7を駆ってスパイダーマンが疾風の如く現れた!
優れた回復脳力を持つスパイダーマンは
少年が囮となり時間を稼いでいる間に傷を完治させたのだ。
スパイダーマンは反撃に転じた。
少年を救出し、さらに巨大化したタイガーポンプをマーベラーのカノン砲で爆破した。

「新一君、君はもう誰にも負けない。君の命を懸けた勇気には頭が下がる思いだったよ。
本当にありがとう!」
少年の類いまれな勇気にスパイダーマンは助けられたのだった。

それにしても恐るべき敵(ベラ&リタ)が現れた。
スパイダーマンの行く手には厳しい茨の道が待ち受けている。


■レオパルドン戦闘データ■
レオパルドン未登場のためデータなし。


〈補記〉
「モンスター教授の言われた通りだ、類い希な美人ではないか!」
改造手術を受けたベラとリタを見てアマゾネスは思わず呟いた。
その不安げな表情から、“女の本能”が何かを感じ取ったに違いない。

マシーンベム・タイガーポンプがスパイダーマンに倒されて、
いつもなら不機嫌なモンスター教授だが、
「気にするな、アマゾネス」
と今回は何と寛大なことか・・・
いや、ひょっとしたらアマゾネスにはもう愛想を尽かしてしまったのか?

それを裏付けるように、
「秘境アマゾン生まれの二人の女ゲリラ・ベラ、リタ、活躍を期待しているぞ!」
と、モンスター教授はベラとリタの容姿は勿論だが、
その見事な戦闘振りにすっかり惚れ込んでしまったようだ。
するとベラとリタは、挨拶代わりにモンスター教授の手に口づけをした(!)

その光景を見ていたアマゾネスの心境は察するに余りある。

警官役の滝雅也は第7話では小林幸太郎&BB5(スパイダーマンブギ)の出演する
歌謡ショーの司会者役で登場している。
プロフィールによればヨーヨーが特技のようで、今回劇中でもその腕前を披露している。


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