第17話
「プロレスラー サムソンの涙」
●放送日:1978年9月6日(視聴率:8.9%)
●脚本:高久 進
●監督:佐伯孚治

◆ゲスト◆
八名信夫(役名:中田)・「秘密戦隊ゴレンジャー」等にも出演
丹古母鬼馬二(役名:サムソン)・ 「特捜ロボ ジャンパーソン」等にも出演
アニマル浜口(役名:プロレスラー)
大位山勝三(役名:プロレスラー)
デビルムラサキ(役名:プロレスラー)

■登場マシーンベム:岩石男サムソン


冷酷無比な鉄十字団はプロレスラー・サムソンを岩石男に改造し最愛の兄を襲わせ、
さらにスパイダーマンにも立ち向かわせる。
その対決やいかに。


(写真・左)
「強くなりたいよ、兄さん。力道山やラッシャー木村や“スパイダーマン”のように」
「会いたいな〜、スパイダーマンに」
元プロレスラー・中田の弟「サムソン」は強くなりたかった。
そして今最も強い男・スパイダーマンに憧れていた。

(写真・中)
「スパイダーマンに会わせてあげましょうか?」
突然、吉田冴子(アマゾネス)が中田兄弟の前に現れた。

再びスパイダーマンが山城拓也ではないかと勘ぐりはじめたアマゾネスは
中田兄弟を利用してその実体を暴こうというのだ。

(写真・右)
その頃拓也は、週刊ウーマン社にアマゾネス(吉田冴子)の様子を探りに来ていた。
どうやらアマゾネスはスパイダーマンに正体がバレて以来蒸発し、1度も出社していないようである。
このままでは『週刊ウーマン』は休刊になるらしい。





((写真・左)
弟にスパイダーマンを会わせてやりたい一心の中田は、アマゾネスの指示で
「スパイダーマンのことで話がある」 と拓也に電話をする。
拓也は警戒したが、
会わなければ相手はどういう手段にでるかわからないと思い、会うことにした。

(写真・中)
「スパイダーマンに弟の特訓を頼もうと思っていたんだ」
初め、拓也がスパイダーマンだと聞かされていた中田だったが、
そうではないと言われ、拓也にスパイダーマンに会いたい理由を話した。
サムソンが弱いのは自分のコーチが悪いせいだと常々思っていたのである。

二人の兄弟愛の強さに胸を打たれた拓也だったが、
鉄十字団に監視されているのが分かっていたので、いったん黙ってこの場を去った。

(写真・右)
「強くなるぞ、サムソンという男!!」
モンスター教授は古代ローマの闘技場の遺跡深く埋まっていた猛獣の化石
(すなわちこの化石は何人もの戦士達の血を吸ってきている!)
を利用してサムソンを強力なマシーンベムに改造しようというのだ。
ひたすら強くなりたかったサムソンは何のためらいもなく、
いやむしろ喜んでこの改造手術を受けてしまった。




(写真・左)
「サムソン、お前はサムソンなのか?」
マシーンベムになったサムソンはすでに人間の正常な感覚を失っおり、
必死に訴える中田の声は届かなかった。
それどころかサムソンはアマゾネスの指令で、
最愛の兄である中田を轢き殺してしまったのだ。

(写真・中)
連戦連敗だったサムソンは、
マシーンベム「岩石男サムソン」に改造され凄まじい力を発揮した。
レオパルドンも苦戦を強いられ、
スパイダーマンはモンスター教授の恐ろしさを実感として受け止めた。
(サムソンは、腕の先に付いた鉄球でレオパルドンに強烈な打撃を与えた)

だが最期はソードビッカーを受け、敢え無く爆死した。


(写真・右)
「兄弟愛を無残に砕いたモンスター!貴様をいつか倒してやる!!」
改めて心に誓うスパイダーマンであった。



■レオパルドン戦闘データ■
《戦闘時間》
37秒70
《使用した必殺武器》
アークターン
ソードビッカー

「岩石男サムソン」はレオパルドンに触れることができたか?→○

〈補記〉
ひとみは拓也から吉田冴子の正体が鉄十字団の幹部アマゾネスであると聞かされ驚く。
これ以降ひとみは吉田冴子に対して異様なまでの恐怖心を抱くようになった。

サブタイトルは“プロレスラーサムソン"となっているが、
劇中ではサムソンはプロレスラー志望の男になっている。


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