第21話
「大空に散る父の愛」
●放送日:1978年10月4日(視聴率:4.2%)
●脚本:高久 進
●監督:竹本弘一
◆ゲスト◆
大林丈史(役名:津田)・「ウルトラマンレオ」等にも出演
浦崎真之夫(役名:津田久雄)・「バトルフィーバーJ」等にも出演
北見礼子(役名:津田の妻)・映画「怪猫有馬御殿」等にも出演
■登場マシーンベム:タンクバッファロー■
秘密基地に潜入し、重傷を負ったインターポール。
彼には一人息子がいた。
「子供に会いたい」
スパイダーマンの助けを借りて必死の脱出。
しかし少年は今まさにアメリカへ飛び立とうとしていた。
(写真・左)
インターポール秘密情報部の潜入捜査官・津田は、
鉄十字団の秘密軍事訓練基地を発見し、
その様子をインターポール日本支部へ打電(!)した。
しかし津田はアマゾネスに見つかり絶体絶命の危機に陥った。
(写真・中)
その頃拓也はひとみの誘いを受け、
「国際児童絵画コンクール」の会場にいた。
このコンクールに日本でただ一人入選をはたした津田久雄は、
きょうの午後、国連の招待を受けアメリカに出発するという。
(写真・右)
ひとみは取材の為、津田少年に接触、両親のことを何気なく聞いてみると・・・、
母親は交通事故で亡くし、さらに父親に関して聞くと途端に表情が歪み涙ぐむのだった。
何か複雑な事情があるようだ。
(写真・左)
家に戻った拓也はインターポール日本支部から、
「鉄十字団の秘密軍事基地を粉砕し、危機に陥った津田潜入捜査官を救出せよ」
との指令を受ける。
(写真・中)
早速敵の基地に向かったスパイダーマンは処刑寸前の津田を救出した。
しかし津田はマシーンベム「タンクバッファロー」の放った銃弾を受け重傷を負ってしまった。
(写真・右)
津田には鉄十字団に潜入するにあたって弟夫婦にあずけた一人息子がいるという。
写真のその少年は先程コンクール会場にいた久雄少年だった。
実は、津田の妻は1年前に鉄十字団の車に轢き殺されており、それからずっと復讐に命を懸けてきたのだ。
「息子の久雄くんは今日アメリカへ旅立ちます」
「久雄に会いたい。ここで死ぬわけにはいかんな」
瀕死の津田はもう一度力を振り絞った。
(写真・右)
スパイダーマンは津田をGP−7に乗せ、新東京国際空港に急行した。
(写真・中)
マシーンベム「タンクバッファロー」は、
鉄十字団の秘密軍事特訓基地で特訓を受けた
「クモ殺しの殺し屋の集団」のリーダーだ。
タンクバッファローは空港へ向かうスパイダーマンたちの前に立ふさがった。
しかしレオパルドンのソードビッカーの一撃にはかなわなかった。
(写真・右)
「久雄ーーーっ」
津田は息子の乗った飛行機を見守りながら息絶えた。
スパイダーマンは津田捜査官の死を通し執念の凄まじさを見た。
そして自らもまた鉄十字団粉砕への執念に燃えるのだった。
■レオパルドン戦闘データ■
《戦闘時間》
15秒49
《使用した必殺武器》
ソードビッカー
「タンクバッファロー」はレオパルドンに触れることができたか?→×
〈補記〉
スパイダーマンは津田を救出するにあたり、敵のヘリを奪おうとしたり電車で敵の包囲網を突破しようとした。
はじめから「GP−7」を呼んで空港に向かえば津田は死なずにすんだはずだ。
それよりも今無理して会いに行かなくても、息子はすぐにアメリカから戻って来ると思うのだが・・・
※津田役の大林氏はCM「ロト6」(2000年)でも有名だ。
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