コミカライズとはテレビ番組や映画を漫画化したものであるが、
東映スパイダーマンにも何バージョンか存在する。
左から、
すがやみつる版(『冒険王』秋田書店・1978年6月号よりスタート)
斉藤栄一版(『テレビランド』徳間書店・1978年6月号よりスタート)
津原義明版(『テレビマガジン』講談社・1978年8月号よりスタート)
森藤よしひろ版(『たのしい幼稚園』講談社・1978年11月号のみ掲載)

いずれの作品もコミカライズならではの設定や技があり、
テレビ放送されているものとは一味も二味も趣きが違う。
レオパルドンは森藤版のみの登場であり、
(「テレビランド7月号」では、暴君竜が巨大化するも、出てきたのはマーベラーのみ)
斉藤版や津原版にはアマゾネスも存在していない。
すがや版のラストは、スパイダーマンが敵(鉄十字団ではない!)の中にGP-7ごと突っ込み
自爆するという凄まじい結末になっている。
また、斉藤版では実放送では一度もなかったオートレースシーンが繰り広げられており、
拓也は10連勝中という腕利きのレーサーになっている。



しかし、何といっても傑作bPの設定は森藤版で、
GP-7が山城家の自家用車になっていることだ!(笑)

冒険王コミック文庫

冒険王のすがや版は本誌に掲載されたのは2回のみ(6月号、8月号)で、
あとは付録である冒険王コミック文庫に掲載されている。
最終の1979年4月号ではバトルフィーバーJと共に収録されている。






それぞれのコミカライズにみる
拓也、ひとみ、モンスター教授

代表的なキャラクターを比較してみた。
実写作品に一番近いのは「テレビランド」の斉藤版か。
(「たのしい幼稚園」の森藤版には、ひとみ、モンスター教授は登場していない)



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