第1回掲載 1970年1月号
構成/小野耕世

■サブタイトル
スパイダーマンの誕生(誕生編)

■ページ構成
【4C】13頁
 計 13頁

■STORY
小森ユウは化学が大好きな高校3年生。
その日も学校の実験室で一人残って化学の実験に熱中していた。
すると放射能装置に迷い込み放射能を浴びた一匹の蜘蛛がユウの手に噛み付いた。
ユウの身体には蜘蛛の力が何百万倍にも強められたパワーが宿った。
ユウは驚異のスーパーヒーロー“スパイダーマン”に生まれ変わったのだ。





第2回掲載 1970年2月号
構成/小野耕世

■サブタイトル
スパイダーマンの誕生(本編)

■ページ構成
【4C】16頁
【2C】32頁
【1C】51頁
 計 99頁

■STORY
「エレクトロ」と名乗る怪人による現金強奪が相次いで起こった。
そんな時、ペンフレンドの白石ルミ子が兄を尋ね北海道からやって来る。
ユウはルミ子と共に兄を探したがなかなか見つからない。
ルミ子の母は心臓を患っており手術が必要で、兄にそのことを伝えたかったのだ。
ある日、エレクトロに1千万円の懸賞がかけられた。
ルミ子に手術費を工面したいユウはスパイダーマンとなりエレクトロに挑戦し勝利する。
手術代は手に入ったが、死亡したエレクトロの正体はルミ子の兄であった。
「勝利とは何か?」 「正義とは何か?」 ユウは己の超能力の存在価値に自問自答する。





第3回掲載 1970年3月号
構成/小野耕世

■サブタイトル
犬丸博士の変身

■ページ構成
【4C】16頁
【2C】32頁
【1C】51頁
 計 99頁

■STORY
新薬を開発した「興田製薬」はトカゲの怪物(トカゲ男)に襲撃された。
続いてユウの同級生・荒木がトカゲ男に連れ去られてしまう。
実は荒木の父親は1年前、犬丸博士と一緒に南太平洋のとある国で秘薬を発見、
手柄をひとりじめしたい荒木は犬丸を崖から突き落としたのだった。
崖下には無数の巨大トカゲがおり、その恐怖心から犬丸はトカゲ男に変身するようになった(※)。
ユウは恩師でもある犬丸博士から荒木を救うため、スパイダーマンとなり、動物園に向かった。
「博士、お願いですやめてください!」 スパイダーマンはトカゲ男との戦いに躊躇する。
だが怪物となった犬丸にはスパイダーマンの叫びは届かない。
博士は無数のワニのいる池に落ち壮絶な死を遂げる。
スパイダーマンはむなしさをこらえ荒木親子の前から去っていった。

※ゾアントロピー(獣人現象)。




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