第5話
「激突マシンGP-7!兄弟の誓い」
●放送日:1978年6月14日(視聴率:8.8%)
●脚本:高久 進
●監督:竹本弘一

◆ゲスト◆
佐藤たくみ(役名:村上一郎)・「子連れ狼・第3シリーズ(レギュラー)」等にも出演
河合絃司(役名:菊池外科病院院長)・「忍者キャプター(#10)」等にも出演
安部八千代(役名:看護婦)・「大場版コメットさん(#24)」等にも出演

■登場マシーンベム:鳥神獣


鉄十字団のミサイル運搬を目撃した子供が襲われた。
はたしてこの少年にスパイダー星人の血を輸血していいか拓也は迷う。
少年の命が危ない!!


(写真・左)
ある夜、マシーンベム「鳥神獣」はニンダーをひきつれ、
西東京軍事基地を襲い、大量のミサイルを強奪した。
モンスター教授はこのミサイルで日本の主だった都市を攻撃して混乱に陥れようというのだ。

(写真・中)
一郎少年は鉄十字団がミサイルをアジトに移すところを偶然にも目撃する。
それに感づいたアマゾネスは少年を始末するよう、ニンダーに命じる。
「助けてーっ!」
逃げながら叫ぶ一郎少年は
鉄十字団の武装トラックに跳ね飛ばされ瀕死の重傷を負ってしまった。

(写真・右)
一方、鉄十字団がミサイルを手に入れたことを察知し、捜査を開始した山城拓也は、
少年の“助けを呼ぶ声”を聞き駆けつけたが、既に少年は跳ねられた後であった。
拓也は直ちに病院に運んだ。
少年の命を助けるには一刻も早く輸血が必要であると聞き、
拓也は一瞬迷ったが、スパイダーエキスの入った自分の血を与えてしまった。
(拓也の血液型は少年と同じB型であった)

※少年は先日、火事で両親を亡くしており、現在は児童相談所に引き取られている。
伊豆の施設へ行くのがいやで家出し、この2、3日は野宿をしていた。





こんなシーンも・・・
(写真・左)
夜明け前、
「急に朝陽が見たくなったの」
と、わがままを言って拓也を連れだし、
「ねえ、結婚しようか?」
プロのカメラマンになるのが厳しく、
結婚して主婦の座に納まった方が楽だと考えたひとみは、
いきなりプロポーズをしたが、
「君はそんなイージーな女だったのかい」
と冷たく拓也にあしらわれた。

(写真・中)
ひとみとのドライブ中、鉄十字団の武装トラックを発見した拓也は、
ひとみをその場に残し追跡を開始した。
スパイダーマンとなりGP-7でトラックを追い詰め近寄ったが、
中には誰も乗っておらず、さらにフロントガラスには、
「ごくろうさん スパイダーマン!」
のあざけ笑う文字が残っていた。

(写真・右)
鉄十字団追跡中にバイクを破壊されてしまった拓也は、
「お願い、オートバイの頭金だけでいいから出して〜」
と新子にひたすら頭を下げる。
新子は山城家の“大蔵大臣”なのだ。





(写真・左)
あれだけの傷を負い、生死の間をさまよい昏睡状態の一郎であったが、
スパイダー星人の血をもらい受け、傷は一晩で回復した。
「お兄さんが僕を助けてくれたんだね」
拓也は頷いた。

(写真・中)
拓也は少年から鉄十字団がミサイル運搬をしていた廃墟の場所を聞き出し、
スパイダーマシンGP−7の機関砲で攻撃した。

マシーンベム・鳥神獣の左手からは銃弾が飛び出し「ロケット砲」にもなる。
GP-7の前に立ちふさがった鳥神獣は一瞬にして巨大化したが、
レオパルドンのソードビッカーに胸を深々と突かれ、あっけなくやられた。

(写真・右)
「スパイダーマン!」
一郎が走ってくる。
「スパイダーマンは、僕を助けてくれたあの時のお兄さんだろう!」
理屈ではなく少年の中に流れる血がそれを教えたのだろう。
「スパイダーマン、僕たちは同じ血を分け合った兄弟だね。
だったらこれから一緒に暮らせるんだね」
と願う一郎だったが、
「いや、それはできない。君は伊豆にある施設へ行きそこで暮らすんだ。
そこには君と同じ境遇の仲間が大勢いる。
だが俺達は同じ血を分け合った兄弟だ。いつかまた会える」
スパイダーマンの言葉に少年は大きく頷いた。
スパイダーマンは一郎の肩を抱き寄せるようにして、しっかりと握手をした。
そして少年の手の温もりを通じて
新しい弟が出来たことを実感として受け止めた。

しかしスパイダーマンに感傷は許されない。
彼には復讐の闘いがあるだけだ。



■レオパルドン戦闘データ■
《戦闘時間》
58秒14
《使用した必殺武器》
レオパルドンストリングス
アークターン
ソードビッカー

「鳥神獣」はレオパルドンに触れることができたか?→×


<補記>
今回、廃墟で行われたスパイダーマンとニンダーの格闘シーンは秀逸である。
シリーズ中でも最高級の仕上がりといっていいだろう。
屋根の上でのシーンではスパイダーマンが消えたかと思うと、すぐに別の所から出現する。
要はスパイダーマンのスーツアクターが二人いるだけの話だが、
この何とも古典的な技法がこの作品には合うのだ。
ちなみに戦闘時間も3分30秒を超え、レオパルドンの戦闘時間(1分足らず)を大きく上回っている。

なお、デート中、鉄十字団追跡の為、置いてきぼりにされたひとみは、
3時間かけて家に辿り着いたらしい。(笑)


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