Spider-Man2099 Figure etc
スパイダーマン2099関連の商品もスカーレットスパイダー同様あまり出ていません。
スパイダーマン5インチシリーズ7のバリエ2体(1996年)、
CLASSICS KB EXCLUSIVE(2001年)、
ホライゾンの1/6モデルキットシリーズ(1995年)
MARVEL UNIVERSE 10インチ(1996年)、
MARVEL SUPER HEROES 10インチのホブゴブリンとの2pack(1997年)、
そしてPVCフィギュア(1995年)、ミニメイツ(2004年)等です。
あとはカナダ限定のギフトパックに何種類か2099の入っているものがあります。






SPIDER-MAN2099 #1〜#46
スパイダーマン2099は、「2099シリーズ」のひとつとして、
1992年のSPIDER-MAN2099#1(1992年11月号)よりスタートし、
#46(1996年8月号)までの約4年間連載されました。
ライターはPeter David。
舞台は100年後の未来で、いわゆるパラレルワールドのお話ではなく、
現代のスパイダーマンとの関連もありません。

スパイダーマン2099の正体はミゲル・オハラ。
大企業「アルケマックス」で遺伝子の組替プロジェクトに関わっている科学者です。
ある日、会社組織の陰謀で彼自身が遺伝子操作され、
超人的な蜘蛛の能力を持つ“スパイダーマン”に仕立て上げられてしまいました。
自分の意志とは関わり無くスパイダー・パワーを得たミゲルでしたが、
彼はやがて、悪と戦うヒーローになることを決意します。

スパイダーマン2099の能力は現代のスパイダーマンよりも優れています。
手と足の指先には伸縮自在の鉤爪があり、
毒液の出る牙は敵に致命的なダメージを与えます。
そして何より2099はウェブシューターを必要としません。
つまり彼自身の体内でウェブを作り、手の甲より発射するのです。
(この能力は映画スパイダーマンに用いられました!)
※但し、映画版のウェブ発射口は手首。


【DEATH'S HEAD COSTUME】
コスチュームは、以前ミゲルが旅行でメキシコを訪れ、
“DEAD FESTIVAL”という祭りに参加した時に手に入れたものです。
この祭りはその名の通り、死者を弔うもので、
つまりミゲルはスーパーパワーを得たことにより“自分の正常な日々は死んで(消滅して)しまった”、
そんな境遇の自分が着るにはこのコスチュームが最もふさわしいのでは、と思ったのでしょう。

1995年にリリースされた『ANNUAL#1』(写真・左)と、
同じく1995年に出た特別号、『SPIDER-MAN2099 MEETS SPIDER-MAN』。
この特別号の中では歴史改変の為にタイムスリップした2099と
現代のスパイダーマンが唯一共演しています。
また“Spider-Man 2211”なるスパイダーマンもこの号のみに登場しています。


コミックSPIDER-MAN2099は評判も上々で、
ある程度の販売実績を残していたのですが、
1996年マーヴル社倒産(※)の煽りを食い、
生産ラインの見直しということで
「2099シリーズ」はすべて終了となってしまいました。

マーヴルユニバースの未来を描いた斬新なストーリーだっただけに
非常に残念でなりません。


(※現在は新経営陣のもと再生されています。)



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