BEN E.KING/DON'T PLAY THAT SONG
1.DON'T PLAY THAT SONG 2.ECSTACY 3.ON THE HORIZON 4.SHOW ME
THE WAY
5.HERE COMES THE NIGHT 6.FIRST TASTE
OF LOVE 7.STAND BY ME 8.YES
9.YOUNG BOY BLUES 10.THE HERMIT
OF MISTY MOUNTAIN 11.I PROMISE LOVE 12.BRACE
YOURSELF
偉大なるソウルのパイオニア、ベン・E・キング登場!! ベン・E・キングの名前はあの誰もが知っている名曲「スタンド・バイ・ミー」で広く知れ渡っている。 ソウルミュージックはモータウンや南部のスタックスなどの登場によりジャンルとして確立していくのだがそれ以前 の50年代後半から60年代前半の黒人音楽シーンを「アーリーソウル」と称する事がある。 サム・クック、アーサー・アレキサンダーといったシンガー達、多くのミュージシャンやスタッフが試行錯誤を繰り返しながら 独自の音楽を生みだしていった。そしてこの時代の蓄積が後のソウルへと繋がっていくのである。 ベン・E・キングもそんなソウルのパイオニアの一人である素晴らしいシンガーである。 コーラスグループ、ドリフターズを経てソロシンガーとなって発表したのがこのアルバムである。 従来のR&Bのスタイルにストリングスを導入し、工夫されたリズムなど斬新なプロデュースを背景にどこか哀愁を漂わし ながらも奥深い感情表現が見え隠れするヴォーカルが際立つ心に残る名盤となっている。 ディープな気質をもったシンガーなのであろう。「スタンド・バイ・ミー」そっくりな1曲目はアレサ・フランクリンのソウルフルな カヴァーが有名であろう。 個人的には9曲目が胸を打つ。元祖ディープソウルシンガーとして語り継がれる最高のソウルマンだ。 「アーリーソウル」と言われる時代の黒人音楽シーンは驚くほど良質な名曲の宝箱である。 色々探すと名曲にたくさん出会える。まるでタンスの奥にしまって置いたヘソクリを発見してしまったかのようだ・・。 |