このページをご覧になっているみなさんは何か夢中になっているものはありますか?情熱を傾けている物は何ですか?
 何か夢中になれるものを持っている人間は輝いて見えますよね。情熱を滾らせて目がギラギラな人は格好いいですよね。
 能力や可能性なんてどうでも良いと思います。夢や自分の好きな道を全力でぶつかっていく人間にはきっと生きてるんだと
 いう感覚をリアルに感じるんだろうなぁと思います。
 他人をみてコンプレックスを感じてしまうことが私達にはありがちですが、私はそれほど馬鹿げたことはないと思います。
 学力がなかろうと運動神経がなかろうと、顔やスタイルが悪くったってそんな事はちっぽけなことだ。
 
では私にとって輝けるものとは?それはソウルミュージックに対する熱い思いです。

                                             
                          
  私がソウルミュージックに出会ったのは中学生の頃から兄貴の影響で聞いていた
 ビートルズやローリングストーンズ等の古き良きロックのグループの連中がカヴァーしている
 ソウルやR&B等の原曲に興味を持ち買い求めたことによります。

 
つまり、ビートルズの「REALLY GOT A HOLD ON ME」からスモーキー・ロビンソン&ミラクルズを知りストーンズの
 
「YOU BETTER MOVE ON」からアーサー・アレキサンダーという偉大なソウルのパイオニアの存在を知ると行った具合
 である。実際、ビートルズのような白人のロックバンドがR&B等を取り上げたことで黒人音楽が市民権を得るかけはしと
 なったのである。

  
スモーキーを通じてモータウンを知り、マーサ&ヴァンデラス「HEAT WAVE」で踊り狂いテンプテーションズ「SINCE
  I LOST MY BABY」に涙し彼らのコミカルな振り付けをカラオケボックスで披露するようになった。
 
そしてマーヴィン・ゲイ「WHA'TS GOIN ON」で人類愛とは何か?なんて永遠のテーマを友人と語り合うようになり環境
 問題等に関心を持ち現在はエコロジカルなボランティア活動に参加し、公害問題などを取り組む事をライフワークとして日々
 を過ごしています。

  
そして、世界中のソウルファン、ロックファンがエモーショナルな感動に包み込まれ「I 'VE BEEN LOVING YOU TOO LONG」 
 
サビの部分を熱唱するときのように握り拳をつくり感情を込めて共に歌ったあの偉大なオーティス・レディングの存在を知り
 
そこからオーティスが在籍していたSTAXレコードのシンガー達を聞き漁るようになりサザンソウルの世界にどっぷり浸かる
 事に成るのであった。

  
   

         

  
 
10代半ばから20代半ばという時期は人生において一番感受性が敏感な時期だと思います。
その青春まっただ中においてソウルに夢中になったことは自分にはおおきな幸せだったと思います。

アレサ・フランクリンのシャウトして歌いきる思わずひれ伏したくなるような歌声に体全体で感動し、ジェームス・ブラウンのファン
クパワーに身をまかせながらソウルファンであることを誇りに思った。

 ジェームス・カー、アル・グリーン、グラディス・ナイト、ローラ・リー、インプレッションズ、パティ・ラベル、スライ・ストーン・・・etc
自分の青春のBGMともいうべきグレートなソウルシンガー達の名前をこうして並べているだけでも感慨深くなる。
将来の不安を寄生虫のように抱え込みながら机に向った浪人生のときに勉強の合間の一息に聞いたグラディス・ナイト
恥かしくも高校1年の頃、一晩中悩みながら決意し手紙を渡したが惜しくも玉砕・・・!!初めて味わう失望感と喪失感
アル・グリーン「LET'S STAY TOGETHER」を繰り返し聞いて癒したっけ・・・。
 
ソウルミュージックの名曲の数々は常に自分の青春時代と歩調を合わせていた。ソウルを聞いて大人になった。
あの頃、憧れたあの娘は風の便りによると今は二児の母親となり子育てに奮闘中だという。また悪さばかしして警察に補導され
ていた問題児の彼と道ですれ違った。彼は頭にタオルをはちまきのように巻き、有機溶剤の匂いが漂う薄汚れ    
作業着に身を包んでいた。彼は親の仕事を継ぎいまや塗装工場の現場監督の立場として頑張っているそうだ。   
  

 
時は流れて行った・・・。みんな社会と折り合いをつけてそれぞれの道を歩いている。
仕事を持ち家庭を築いた者もいてそれぞれ守るべきものを持つようになった。
かつての情熱や自己主張は次第に記憶の片隅に追いやられ現実を受け入れる事に長けてくる。
 
 
そんな風にはなりたくない。ありきたりの人生なんて嫌だ!!気のいい大人になんかならないぞ!!
自分自身は青春期に思っていた気持ちを今でも忘れてない。
何故か?それはあの頃浴びるように聞いていたソウルが今でも感動を与えてくれるからだ。
自分は感性に恵まれていた。色あせる事のない本物の素晴らしさを持った音楽を自分は好きで居続けたのだ。
ソウルが輝いている限り自分の青春は終わることがないのだ。

  

              
  
  
 
今回、このページを作ったのは以上のような熱い思いを伝えたいという気持ちが一番の理由なのですが、
実はある種の危機感を覚えたというのが本音なのだ。
それは若い世代は古き良きソウルシンガー達の名前を全くというほど知らない
。ましてサザンソウルにいたっては
未知の未知の世界の話しになってしまうのだ。

あのジェームス・カーメンフィスの老人ホームで忘れられたように寂しい最期を迎えたがソウルも歴史の片隅
に追いやられてしまうのではないか?そんな不安を感じるようになったからだ。
このままではいけない。ソウルはその昔、ディスコで悪さしていたおじさん達が懐かしく聞くだけの音楽ではない。
今を生きる若者達の多くに自分をここまで熱くさせるソウルの素晴らしさを感じてもらいたいのです。
 キレル若者達が引き起こす凶悪犯罪が毎日のように新聞の三面記事をにぎわす。失業率は最悪の数字を記録し、
景気は回復の見込みはない。
カルト集団に走る若者達。ストーカー事件等、社会に失望感を抱いてしまう出来事ばかしで多くの人が気が滅入って
しまっている。「癒し」なんて言葉が流行語にもなった。
そんな時代だからこそソウルミュージックの持つ感動とポシティブな力を多くの人に伝えたい!!
 そこで多くの人にソウルに関心を持ってもらいたい。そんな気持ちの高ぶりからこのサイトを開設するにいたったのだ。
ぜひ一人でも多くの人がソウルの恩恵にあずかる事を祈らせていただきます。
では、お楽しみ下さい。


  
 
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