河口堰の開放自民賛否示さず/民主は条件付き賛成

 市民団体「河口堰に反対し、長良川を守る岐阜県民の会」(代表世話人・山内克典岐阜大名誉教授)は18日、県内に支部がある自民、民主、公明、共産、社民の党本部に、長良川河口堰のゲート開放についてアンケートした結果を発表した。

 1:ゲートを直ちに開放する 2:通年開放が今すぐ困難なら天然アユ遡上時期などには開放する 3:ゲート開放の上で厳密な環境アセスメントを実施する――の3項目について賛否を尋ねた。

 同会によると、自民は「そのほか」とし、賛否を示さなかった。民主は3項目に賛成としつつ、1が常時開放の意味ならば、2、3にだけ賛成とした。公明は2にだけ賛成した。共産、社民は3項目とも賛成した。
2007年7月20日朝日新聞岐阜版より

■自民党の「そのほか」ってなあなんですかね。治水がどうのって、それなりの理由をつけて建設を推進したんなら、ちゃんとゲート開放「反対」って言うべきでしょう。それができないのは、やっぱり河口堰は間違っていたということでしょうか。それとも市民団体になんか回答する気もないってことでしょうか。

■中途半端な答はいかにも民主党。選挙前でさえこうなんだから、仮に政権を取ったって何にもしないのは明白。しょせんニセモノ野党だもんな。

■公明党はコウモリだからどうでもいい。

■共産はぶれませんな・・・といいたいが、唯一与党になったことがないから結果的にぶれてないように見えるだけか?

■社民はゲート開放「賛成」だとさ。1995年、河口堰運用にGOを出した野坂建設大臣はどこの政党の方でしたっけ? あのとき、それまで「河口堰のゲートは下ろさせない!」て言ってた地元議員まで「河口堰は必要」って言い出したよね。それがまたまた「河口堰反対」かい。

■90年くらいでしたか、長島町で行われた「反対する会」のシンポジウムには「長良川河口堰を考える国会議員の会(だったと思う)」の超党派の政治家が来ました。社会党や社民連、公明党、共産党の野党ばかりか、自民党の議員までが河口堰反対を言っていきました。あれはなんだったんだ? 政治家の舌って何枚あるんでしょう。

■アンケートの結果を見ると政権に近い政党ほど河口堰容認に傾いています。土建屋の票と金が欲しいのでしょう。たしかに岐阜県第一の産業は公共土木事業。うちの親戚もほぼすべて土建屋だもんな・・・。