■ギジー誌9月号はびっくりしました。それは126ページ。「私の理想の釣り雑誌」というテーマで横塚氏という人がええこと言ってます。詳しい内容は買って読んでいただくとして、これを見て「びっくり」してしまう私も、知らず知らず汚れてたんだなあと思いました。だって、書いてあることは当たり前のことなんだもん。

■これを見て、ふと思い出しました。昔月刊フィッシングに「東西投げ釣り40人の会」というキスの投げ釣り大会の記事が毎年載っていました。ある年、記者のこんな指摘が掲載されました。「試合前、選手の宿をまわって新型リールを配ったメーカーがある。こういう行為は慎むべきだ」

■読者が見たいのは、全国から集まった選手がどんなタックルを選んでいるかです。それをこんなふうに利用するのは読者を欺くことでしょう(余談ながらその後入社したS社で聞いたところ、その会社はR社だったそう・・・もっとも、あくまでS社で聞いた話だからほんとにRだったかどうかは知らないよ)。

■そう考えるといまの雑誌記事はほとんど・・・。そんな中で横塚氏の言葉をそのまま載せたギジー誌はスゴイと思います。ああ、でも、あまり書くと天に向かってなんとやらになりかねないから、このくらいにしとこか・・・。

■ところで、コマーシャリズムぷんぷんといえば、某誌に釣り具メーカーのワッペンべたべたにいちゃんの渓流ルアー入門コーナーがあります。今月売り号のそのページで、ワッペンべたべた氏が渓流で釣った小さなヤマメをナイフでかっさばいています。

■これ自体十分けしからん(やるんなら管釣りでやれ。あれは食べるために養殖された魚なんだから)と思いますが、さらに疑問なのはこの人、確かバスプロなんですよね。釣ったバス、どうしてるんだろう。

■日本の魚はキャッチ&イートでバスはリリース !? まさかそんな馬鹿なことはないですよねえ。