C600の新平行巻き機構
カーディナル600シリーズの平行巻き機構について考えてみます。シマノのナビ以下のモデルがこの方式のようです。また、ちらりと写真を見ただけですが、ケンクラフト/リョービの「ツインカムオシュレーション」は、この方式とC300の方式を混ぜたような方式だったと記憶しています。なお、どこが最初かは、知りません。
C600の平行巻き部 C600の平行巻きギアとスライダーです。 ピンが二段になり、スライダーの溝もそれに対応した形状になっています。 |
従来方式 従来方式では、死点に近づくにつれてスプールの速度が落ちます。 図は30度ずつで描いていますが、最後の30度の間隔が狭くなっています。このため、スプールの端で糸が盛り上がってしまいます。 |
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C600の方式 同じように描いてみました。 赤から黄色のところまでは、ピンの元の部分がスライダーを動かしますが、黄色から緑まではより外周寄りにある先の部分がスライダーを押し出して、スピードの低下を防ぎます。 また、ピンが真円ではなくおむすび型なのも、速度調整のためかもしれません。 |
C300の方式といい、この方式といい、世の中には頭のいい人がいるんですねえ。まいりました。 (2003/12/26)
AbuGarcia