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 2018年4月10日揖斐川水系のアマゴ、ダムから上がった銀毛っぽい個体です。ダムといっても徳山ダムではありません。あそこは釣り禁止だそうなので。 (2018/4/16)

 リールは16ストラディックCI4+ C2000S。メバルなどに使おうとノーマルギアを買ったものの、ああした用途だと慣性がなさすぎてフリクションが目立つため1回使ったきりにしていたものです。

 渓流のノーマルギアは以前08TP-C2000Sを使っていて、巻きが遅くてフルにハンドルを回すのと慣性が大きいのとで、特にアップ気味に投げるとなにをやってるかわかりませんでした。だからノーマルギアのこのリールも川には持ち出していなかったのですが、さすがにこれくらい低慣性なモデルとなると速くハンドルを回しても抵抗が伝わってきます。特に今の時期のようにまだ活性が低くて、ダウン〜クロスに投げて流れの中を引く場合、トルクがあっていいようにも感じました。

 低慣性のほかに、ハンドルノブが小さくなって40mmクランクでも巻きやすくなったのも大きいでしょう。そういえば11TP-C2000HGSもノブを現行のものに替えたらかなり感じが変わったものです。

 巻き速度はもろのアップストリームキャストではさすがにしんどいですが、できなくはありません。昨年秋ごろにはBB-2とかバンタム100、アブ2500Cなど激遅なベイトリールを持ち出していたわけで、あのことを思えば超ハイスピードです。

 それにしても新しいリールを買ってから本格的に使い始めるまでが長いです。

 2018年2月11日根尾川のアマゴ、今年の一匹目です。いまさら2月の写真というのは釣りに行かなかったから。暖かくなったのでぼちぼち行こうかと思ってたんですが、雨と寒波が来たのでやめときました。この季節の雨は雪解けも巻き込んで最悪やし。 (2018/4/9)

 週末家にこもっていたのはちょっと体がしんどかったのもあります。木曜日に歯科医で金の詰め物を取ったり型取りしたりしてて、1時間くらい大口開けているのもけっこう疲れるのと、もしかすると麻酔とか接着剤の影響とかもあったのかも。

 金歯を外したのは、前々から気になっていた歯科金属アレルギーをはっきりさせるべく皮膚科でパッチテストをしたところ、白金、亜鉛、クロームが陽性と出たからです。

 いっそ金が陽性だとすっきりするのですが、なかなかに微妙な結果で、金歯には白金が合金材料として入っているものと入ってないのがあるのだそうです。で、いま入っている金歯5本のうち4本は中学生のときに入れたもので成分などわかるはずもありません。でもまあ、気にしているくらいならやっちまえと、5本全部セラミック系にすることにしたのでありました。

 セラミック系ではハイブリッドセラミックといって樹脂にセラミック粉末を混ぜた普及品があるのですが、強度不足で割れるためいまは奥歯には入れてくれません。

 前かかっていた岐阜の歯科医やその後ちょっと相談に行った大垣の東のほうにある歯科医は、ハイブリッドセラミック以外のセラミック系はジルコニアしかなくてクラウン1本10万円くらいしましたが、いまかかっているところはイーマックスとかセレックとか中級品も扱っているので助かりました。そして、幸い5本のうち3本(1本怪しいので2本かも)はクラウン(かぶせもの)ではなくインレー(詰め物)なので、そうべらぼうにはならない見込み。

 ちょっと前ラジオを聞いていたら福山雅治が歯医者に行った話をしていて、俺はジルコニアフクヤマだとか言っていました。やっぱ一流芸能人はジルコニアなんやなあと思いました。わしはイーマックスタケナカか。

 そういえば、亜鉛とクロームもアウトということは、スピニングの亜鉛ドライブギアや硬質クロームメッキのラインローラーをブレスレットや首飾りにするのもやめたほうがいいみたいです。

 2018年3月25日敦賀のメバルです。この日は九頭竜川に行ったはずなのに、なんでメバルの写真があるのだというところですが、なんの生体反応もないまま一日終わったらむなしいじゃろということで、メバル道具を持っていって帰りに寄ったのでした。 (2018/4/2)

 つまり、はなから釣れると思っていないわけですが、わしは子供のころの駄菓子屋のくじ引きから雑誌の懸賞まで当たったことがない人間なので、サクラなんかも基本釣れると思えんのだ。実際釣れてないし。

 という、ボウズ逃れ(いや九頭竜は立派なボウズだろ)で行った敦賀のフェリー乗り場でしたが、長ーい釣り公園みたいなところを往復して一回もアタリがありません。メバルもなかなかちびしいです。

 それで、もう帰ろうと駐車場に歩いていったら、一番手前の角が空いていました。ちょっとだけ投げてみるかとそこから投げたら、この魚が釣れたのでした。終わり良ければすべて良し、遠くのサクラより近くのメバルです。

 こうして見ると、メバルってかっこいい魚ですね。揖斐川でルアーを投げていた学生のころ、ニゴイのことを大きいし引きも強いのでいい対象魚だと思っていましたが、やっぱりなんかうれしくなかったものです。どうせリリースするのだから手ごたえがあればいいかというとそうでもないんですな。でかくて引きが強くてもボラ釣りを研究しようというルアー&フライの人もあまりいなさそうです。

 メバルが流行ったのは手軽に釣れるのも理由でしょうけれど、もしこの魚がボラとかベラみたいな容姿だったらどうだったんでしょう。アオリイカにしてもイカとしてはきれいで、あれもコウイカ(釣る人いますが)みたいな姿かたちだったらあれほど流行らなかったような気がしないでもありません。

 あらためて考えると、トラウト、バス、シーバス、チヌと人気のある魚はみんなカッコいい。人間にはカッコいい魚を手にしたい(征服したい?)という本能みたいなものがあるのでしょうな。

 2018年3月25日九頭竜川にバンタムMGLの試し投げに行ってきました。あくまでリールの試し投げなので、魚なんて釣っていません。バイトを根掛かりで3個なくしてきただけです。 (2018/3/26)

 出たときはいまのリールに名前だけ付けてもと思いましたが、若干時間を巻き戻したようなデザインとか高過ぎず安過ぎない価格帯とかなんかいいポジションにもってきたように思えます。最近ベイトは浦島太郎なのでアレですが、メタニウムのアルミ版が05型以来なかったみたいなのでここに当てはめたのかしら。

 フレームを極力アルミにしてあって、下あごの部分も一体にしてあります。実際ここが一体になってどうなるんだといえばどうなるんだですが、手にして眺めてみるとなんかいいモノを持っているみたいに思えてくるのが不思議なところ。

 初めてのSVSインフィニティは、初期設定のブレーキブロック4個オンで使いはじめました。18gのスプーンを投げてみてかなりしっかり効きます。6(MAX)で始めてだんだん落としていって2でも強いくらい。それで調子に乗って1(もっと緩めたかもしれん)にしたら致命的なバックラッシュをしてしまいラインを巻きなおす羽目になりました。

 再開後、ブレーキブロックを2個にしました。すると、全体に飛距離が出るようになって、ダイヤル2でもまったくラインが浮かずにものすごく飛びました(最初の失敗があったのでそれ以上は弱めませんでした)。また、同じ調整で10gのスプーンもいけました。

 ブロック4個オンでも同じ状態にできるはずですが、ダイヤル1と2の間の微妙なところを使うことになりそうなので、2個くらいがいいのかなと(1個でもいけるはずですが気分的に対称に出したい)。取説にブロックの数で微調整うんぬんとあったのはこういうことかと思いました。

 ブロック4個はフロロカーボンを巻いてスプールが重くなったときのためじゃないでしょうか。比重からみたらナイロンの5〜6割増しになるので、強力なブレーキが要るのでしょう。

 5月には夢屋から浅溝スプールが出ます。自重12.4gとのことで、アベイル製BB-2スプールの自重12gを考えるとけっこう軽いものまでいけるはず。買っちまいそうだが、最初からつけてほしかったぞ。

 これはちょっと古くて2月10日の写真。最近いつなにをしていたのかをけっこう忘れるので、アリバイ用に(なんのや)釣れても釣れなくてもこういう写真は撮っておきます。で、写真を整理していたらこの冬やたらと大江川に行ってスプーンを投げていました。でも釣れたのは11月12日に1匹きり。まあ、はなからさじを投げているわけで。 (2018/3/18)

 SM1600Cはスプールが軽いくせに軽いルアーがいまいち飛ばんリールですが、ほどよいサイズ感がなんかいい。完璧でなくてもいいかと思えるのは丸いからでしょうか。丸くても性能のいい奴はコンクエストとかなんでしょうけど、あれとかリョウガとかはもはや丸ではないような気がするのはわしだけでしょうか。

 ところで、最近釣りビジョンなぞ見ているとけっこうこの大江川とか揖斐川をはさんだ五三川とかが出てきます。なんであんな釣れんところをやるんやというところですが、わずかな入漁料を払って気持ちよく釣れる点が貴重なんで、盛り上げようという意図もあるのでしょうね。

 テレビといえばというかさらにこじつけみたいですが、最近生態系保護をうたう池干し番組が人気みたいです。でもなにやら番組にかかわった人のブログを見ると、やってることはただの掻い掘りで狭い容器に「保護」された在来魚が酸欠で次々死んだり、生態系がどうのといってるくせにヘラブナは池に戻されたりと、かなりデタラメなものみたい。

 元バス釣り雑誌編集者を名乗る人がツイッターで言っていたところでは、もともと掻い掘り企画だったもののそれでは企画が通らないので誰も反対できない生態系保護だの外来生物駆除だのをくっつけたと番組企画者から聞いたとか。匿名アカウントなのでホントかどうか知りませんが、まあそんなところでしょう。

 すんげー飛躍したことを言っちゃうと、ありゃゾンビ映画ですな。ゾンビ映画ってなあ、ゾンビになったやつは殺さなきゃしょうがねえっていうお約束の世界を作ったうえで、人の頭を吹っ飛ばしたり腕ぶった切ったりするのを楽しもうってものです。池干し番組だって、生態系保護だの外来生物保護だので掻い掘り殺戮番組に免罪符を与ているわけ。だから大繁殖しているわけでもないライギョだのアリゲーターガーは水鳥をも食う凶暴な生物じゃないといけないわけです。もうひとついえば、ガー、ライギョ、バス、ギル、アカミミ、アメザリみたいな外来生物を選別する姿勢がレイシズムを植え付けそうで怖い。今のこの国らしいともいえますが。

 『アキ』は名古屋城のお堀のアリゲーターガー騒ぎがヒントですが“お堀の生態系”も限りなくおバカな話でした。こういうメディアのおかげで最近「生態系」がなんかうさん臭い言葉に思えてきました。そういえばブラックバスを撲滅したいだけなのに生物多様性なんたらみたいなネーミングの会が昔ありましたっけ。

 2018年3月10日11日と霞埠頭やら美浜やら敦賀やらをうろついていました。テレビの天気予報は気温が上がるとかなんとか言っていましたが、両日ともひどい北西の風が吹いて寒い寒い。11日の午後に至っては投げたルアーが足下に戻ってくるくらいの強風で明るいうちに退散するはめになりました。 (2018/3/12)

 塩水誌の電話取材でチヌルアーの人の話を聞いているうちにやってみたくなって、ガルプやらブレニアスやらフォーミュラやらを買いこんで行ってきましたが、時期的に早いのと冷え込みで(?)なんの反応も……ありませんでした(ハイ水か)。

 10日に行った霞埠頭はいつもだあれもいないのに、なぜか満員御礼でびっくり。話を聞くと岐阜のどこかの釣り具店が店にポイントとして張り出したらしい。釣れているようには見えんかったが。

 チヌ釣りといってもロッドはバックリバーの76MTです。だいたいチヌ用ロッドは3〜15gくらいの適合ウェイトのものが多いので、3〜10gのこのロッドはばっちりのはず。先調子ながら穂先だけがペナペナではなくバットも強いので十分のはず。はずはずと書いているのはこれでチヌを釣ったことがないからです。

 それでもチヌ用ロッドはある程度穂先に張りがあったほうが根掛かりが外しやすいのはなんとなくわかりました。フィネッツァ76ULTを使っていたときは引っかかるとそのままグーッと曲がって食い込んで(?)取れなくなる感じでしたが、このロッドだとたしかにパンパンとやったとき外れてくることが多いみたいです。

 リールは昨年C2500番とはどんなものかいなと思って買ったもののいまいち使い道がなかったストラディックCI4+のC2500HGSです。中途半端なサイズのような気もしましたが、76としてはやや軟らかめのロッドにはけっこういいような。2500よりは明らかに軽いし、C2000では見た目もアンバランスなので、このロッドにはピッタリかも。

 部屋で回した感じはリールに対してハンドル(45mm)が短いのではないかと思いましたが、さすがにいまのリールは巻き上げ効率がいいので全然問題ありません。ハイギアでもスプールが小さく巻き取りが速すぎないためズルズル引くのもけっこういけます。

 C2500は2500番のボディに2000番のスプールとローターを付けたものですが、シリーズによって違うようでステラカタログによると18ステラのC2500は2500番のボディに1000番系のスプールとローターを組み合わせていています。ただステラはストロークが長いので1000番系ベースでもストラディックのストロークと1mm違うだけなのがややこしいというか難しいというか。

 ラインはラピノヴァの0.6号を150m巻いていて量的にはぴったりでした。バックリバーはLSGとYSGガイドですが二日投げてガイドにかぶるような絡みは一回もありませんでした。0.6号は細くて軽いためガイドを追い越してかぶるようなことがないのかもしれません。

 いっしょに写っているバッグは昨年から使っている自動膨張ベスト付きのやつです。怖いからあまり高いところは行きませんが、低くても落ちたらいっしょですからね。

 2018年2月25日敦賀のメバルです。先週の天竜川の翌日に行ってきたときのものです。今季最大だあと思ったものの、ツインパワーのスプール径42mmから換算すると20cmあるかないか。こんなもんかなあ。 (2018/3/5)

 昨日3月4日も行ったのですが漁港の壁際も係留船の影も写真の魚が釣れた敦賀新港も含めて、アタリひとつなし。暖かい日が続いて良いかと思ったんだけどなあ。

 ロッドはアピア・レガシーブルーラインの63.5LXB。最近アジング用は5ft台が出ていますが、依然ライトゲームロッドとしては短めの部類でしょう。敦賀新港くらいになると足場が高めのためもう少し長いほうが良さそうですが、このくらいの長さは穂先に楽に手が届くため、ジグヘッドの結び替えでラインが手から放れちゃったときとかに楽です。魚がかかったときも視界に曲がりが入るので釣った感があります。

 パンパンに張った竿で、実際硬いのですが、さらにパンパン感を出しているのはガイドが小さいのもあって、バットガイドは12になっています。でも最近フロロ1.5lb0.5号がメインなのでそう支障はないような(使い比べたわけじゃないのでわかんないけど)。銘柄はスモールゲームFCで、よく言われる使った分だけ切り捨てることもしていませんが、たまに根掛かりしてもラインって吸水劣化がないとこんなに強いのかとつくづく。それに釣れてもこのサイズだし。

 ガイドでいえば、このロッドは中価格帯のためPカラーステンフレームSiCガイドとなっています。釣行後は風呂に持ち込んで温水シャワーで洗っていますが、ふと気がついたらティップのKガイドの脚の付け根のエポキシ内がすこし茶色くなっていました。

 竿が曲がったときに生じるすき間に海水が入り込んで錆びたみたいです。これが進んである日ガイドがポロというところまではよもやいかないと思いますが、Eカラー(塗装)に比べるとPカラー(磨き)はサビに弱いのかしら。

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