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 2019年5月25日揖斐川水系のアマゴです。リールが小さいので魚が大きく見えます? (2019/6/1)

 リールはマイクロ7 VS。どこまでが品番でどこまでが名前かわからんので「マイクロセブン」と書きたいのですが、あらためて過去の取説やカタログ、ボディのプリントを見ると、どのモデルも「マイクロ7」なんですね。ウルトラ7とか言わんのに、なんでやろ。

 この日と26日、根尾川坂内川をはしごして丸二日使いましたが、あの恐ろしいプッシュボタンカラーへのライン巻き付きは一回も起きませんでした。対策は、小さいエポキシの滴を一か所つけてやっただけ。ぐるっと巻いたときにここに乗り上げて外れるというもくろみ。そう頻繁に起きるトラブルではないので完全になくなったかどうかはちょっと不安ですが、0.8号で丸二日で起きなかったのなら、効果があったのはたしかではあるまいかと。

 余談ながらラインはファメルトラウトサイトエディション4lb0.8号です。本来私は(IGFAインチキ表示もはびっこっとるし)号数重視で6lb1号を使っていたのですが、前うっかり買っちゃったやつのあまりです。もったいないのでこの二日間使ったら、ミノーを5個もなくしてしまいました。やめときゃよかった。6lb1号ならなくさないわけではありませんが、いつもの太さに戻しましょう。

 改造話のついでに、このリールはベールスプリングが異常に強いので、ベールアーム裏の穴をずらしてあけ直しています。ベールを折りたたんで45度くらいでフリーになるくらいです。このサイズはミッチェル408用のバネが入らないので折れたらやっかいですし。

 ロッドはオフシーズンにガイドを巻き替えて遊ぼうとベリーネットで「Bランク」を買ったら思わぬ新品が来て、結局そのまま使っているクーリースピン56ULです。無茶苦茶ええやんコレ。

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 2019年5月18日犀川のモンスターブラウンです。どこがや。(2019/5/27)

 21SGマグキャストに続いて買ってしまった201SGです。さすがにオリジナルスプールは重いのでアベイルのスプールにしています。

 変に純血主義の人間で、今までアベイルのスプールにしても、100や10SGはシマノ純正ブロックを使っていました。スプールベアリングにグリスを入れた状態なら昔の青1個乾式もしくはSVS用ノーマル(クリア)2個オイルつき、ベアリングをオイル潤滑にするなら昔の黒2個オイルつきとかごちゃごちゃやっていました。

 今度の201SGは素直にアベイルのスプールについてくるベークライトブロックにしてみました。ベアリングはオイル(バンタムオイル)を注した状態で大きいほうのブロック2個、ブロックにもオイルを塗りました。

 で、結果はばっちり。若干強めですが、ダムサイド10gのような飛行姿勢の悪いルアーが変な飛び方をしたときを考えるとこのくらいが安心。ベイトのライントラブルはライン強度の低下、さらには高切れにつながるのでこのセッティングで決まりです。

 見慣れぬロッドはスコーピオン15101F-5。専用ロッドはメーカーに踊らされているみたいだからと、こういうなんでもロッドを買ってしまうのは、やっぱりメーカーの手のひらの上で踊らされとるのですが、まあそう難しいことを考えんでもええんとちゃうかと。

 さすがに硬すぎてニジマスが2匹ヒットしたものの、衝撃を吸収せずにバレてしまいました(でも手ごたえは最高だった)。ドラグを緩めにするとかファイトの仕方を考えるとかする必要がありそうですが、こういう短くシャープなロッドは投げるのが気持ちいいです。

 そういえば昔月刊フィッシングでやっていた常見忠氏の異魚種をスプーンで釣る連載で、けっこうシマノやエビスのバスロッドが魚種問わず使われていた記憶があります。当時はトラウト用ベイトロッドがなかったという事情もありますが、投げる楽しさにこだわった忠さんらしいことだったのではないかと思います。

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 2019年5月12日揖斐川水系のアマゴです。リールはバンタム21SGマグキャスト。うーんバンタム。(2019/5/19)

 ヤフオクで買ったこのリール、けっこうというかパーフェクトに近いコンディションだったので、アベイルのスプールとベアリングを購入してさっそく使ってみました。さすがにオリジナルの半分のスプール重量だけあって、シュガーミノー50Sも投げられます。

 ただ、投げ心地はいかにもマグでした。常にブレーキがかかってほわーんと飛んでいく感じ。同じようにアベイルスプールを入れた2500Cは同社の電磁誘導ブレーキを付けたにもかかわらず遠心的なフィーリングだったので、ちと意外。

 やはりこれは、わがはいの唱える「連動式レベルワインダーは速度の2乗もしくは3乗に比例するブレーキとしてはたらく説」を裏付けるものではあるまいかと。2500Cなどの場合、キャスト時に往復するレベルワインダーのラインガイドは質量と速度の2乗をかけた運動エネルギーを持っています。速度はターンの瞬間ゼロになるため運動エネルギーもゼロとなり、この分のエネルギーは、エネルギー保存の法則により音や振動のエネルギーに変わります。

 ターン後のラインガイドはすぐに反対方向の運動エネルギーを持つわけですが、これはウォームシャフトと連動するスプールから運動エネルギーを奪っていることになります。しかも、ターンの回数も速度に応じて増えるので、トータルで見ると速度の3乗のブレーキ効果になるのではあるまいかと。

 おお、アカデミック(合っとるのか?)。

 とはいえこのスプールとリールの組み合わせ、このサイズのルアーも投げられますし、キャストフィーリングもこれより重いルアーならすかーっと飛んでいきます。優れモノであるのは確かです。

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 ところが、データを取ってみると、ばらつくばらつく。普段やっているFGノットもなんか変。やったことのないSFだのノーネームだのは惨憺たるもの。こりゃちょっと時間がかかるので、別のリール本を先にやるかも。せやけど、結ぶ人の技量や慣れでばらつくわ、それ以前にちょっとやそっとでは覚えられないわのノットが必要な時点で、PEってなあ釣りの敷居を上げてるよなあ(と八つ当たり)。

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 電子書籍第25弾『リールの基本』発売しました。トップスリー独占、怒濤の新刊ラッシュです(?)。(2019/5/11)

 この期間の「新着」がこの3冊しかなかっただけやろ。

 これでとりあえず『ソルトウォーター』掲載記事のものは最後になります。あと、ランディングツールを物理的に語ったものがあったのですが、入れるところがなかったので別の機会に。ブツリガク的な解説ということでいったん『Reelpedia』に入れたのですが、どう考えても異質だったので発売直後に省きました。

 実はまだ入っている段階で1部だけ売れてしまったのですが、多い分にはいいか……。昔シマノで組み屋さんが間違えて2BBのリールに3個BBを入れてしまい、多い分にはいいやろと特採で流したことがあったのを思い出しました。

 『リールの基本』は基本知識中心で、初心者の方向けかもしれません。表紙になっている写真はベイトのピョン吉と、キャスト後ラインを引っ張ってから巻き始めるトラブル防止法。どっちも自分自身ナルホドだったものです。後者は同じことをリールでやろうとしたのがミッチェル・クォーツだったわけで、やっぱりあのリールはすごかったのだなといまさら。

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 そういえば、一時このページやバックナンバーのページのレイアウトがおかしくなっていました。あれは、「超々々々……」と「々」を一回ごとに増やしていったのが原因でした。PCには禁則処理を自動でやる機能があって、「々」は行頭に来ないようになっているのですね。それなのに「々」が一行より長くなってしまってPCがどうしていいかわかんなくなってレイアウトが崩れたのでした。句読点のたぐいは知っていたのですが、「々」は漢字の一種だと思っていて盲点でした(漢字は漢字なのか?)。

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 2019年4月21日揖斐川水系のイワナです。前日も別の川で同じくらいのが釣れて連ちゃん。最近枯れてきたというか、二日続けてまあまあのサイズが釣れて、もう今シーズンはいいかなという気分になってきていたりします。枯れ過ぎか。(2019/5/5)

 ルアーはシュガーミノー50Sで、前ギジーで読んだスプリットリングを2番にサイズアップしてシングルフック化のバランスを取るのをやっています。フックは小さめ10番。カツイチのエリアフックタイプVです。

 今年からスナップを耐力スナップに変えてみました。前は安いクイックスナップを使っていましたが、目の細かいネットに絡むととにかく大変で、ネットもろとも魚の頭をぐるぐる巻きにしたままになったり、どうにもならずラインカッターでネットを切ったり、魚の頭をネットから出したままにしようとしてダメージを与えたりしていました。

 耐力スナップは溶接(ロウ付け?)仕上げなのでこの点はかなり安心です。割高ですが、クイックスナップには戻れないかなと。

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 『Reel Review』を発売したばかりですが、早くも新作『Reelpedia』登場です。われながら表紙がカッコいい。 (2019/4/28)

 リールそのものの紹介メインの『Reel Review』に対し、『Reelpedia』のほうはフィーチャーやメカニズムについて書いたものがメインになっています。

 ノーカットのインタビュー元原稿とかボツ原稿とかもあるので、誌面で読まれた方もぜひ。

 『ソルトウォーター』由来のKDP本はあと一つくらい出ます。その後、別テーマ書下ろしでもうひとつ作りたいかな。あと、データに疑問があって電子書籍化していないノットについて、データの裏付けができればまとめるかも。

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 2019年4月20日揖斐川水系のイワナです。そういえばカーディナルC3で初めて魚を釣りました。 (2019/4/20)

 こないだの写真では青緑のラインが巻いてありました。あれはサンラインのエリア用(廃版)の1号5lbでした。何年か前クリアーのラインを使ったらよく釣れたような記憶があって、なんとなく定期的にクリアーとか蛍光でも青緑っぽい目立たない系を使いたくなります。

 で、この日も引き続き青緑のラインを使っていたのですが、やっぱり水面がぎらつく川では見えません。どこをルアーが泳いでいるかさっぱりわからないので、場所移動のときに予備で持っていった33から50cm交互でクリアと蛍光黄緑が入っているファメルトラウトを移し替えました。仮に影響があったとしてもわけわからんままルアーを引くよりまずっとマシです。……って、こうして毎度色付きに戻っとる。われながら学習能力ゼロやな。

 C3はスカスカに遊びのあるストッパーがとてもよろしい。ラインピックアップ楽々です。遊びがあるからといって不具合もありません。ホント90年代に瞬間ストッパーを採用していったメーカーはスピニングリール使ったことなかったんだろうなとあらためて(マジで出たときあほかと思ったし実際使ってあきれたもん)。

 C3はランカーギア56ULと初めて組んで、振りバランスの良さに感心しました。なるほどなるほど再びナットク。これでバネさえ折れなきゃねえ。

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 『特化型リールの理由』に続き『Reel Review』も発売いたしました。あの(どの?)15ルビアスの紹介記事も収録。きっとあの記事のドラグ特性実験を見た人は「ATDとUTDだけやなくてシマノも比べんかい!」と思ったことでしょう。なこたあ作っとる側が一番思っとるんじゃ。というわけで、しれっとシマノのデータを加えてあるのはここだけの話。

 「釣り」カテゴリ独走中(?)です。

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