欧州ブランド

 ほとんど使ってないリールばかりですが……。

ミッチェル710
 ミッチェルのオートマチックフライリールです。ラインを引き出したときと反対側のカバーを回したときゼンマイが巻かれ、レバーを引くとスプールが回って糸を巻き取ります。
 ユニークではありますが、ひどく重いので使ったことがありません。
ミッチェル7130
 90年代、スキューバプロアジアからフライラインとセットで売り出されたリールです。
 金属が主流のフライリールにめずらしい低コストな樹脂ボディー。ミッチェル300が低コストで庶民にスピニングリールを普及させたミッチェルらしいといえます。
 でも欲をいえば、樹脂成型を生かしたもっと斬新なデザインをして欲しかったと思います。昔のフランス車の内装が、安っぽいプラスチックながら前衛的デザインだったようにです。
 リールそのものは(90年代のミッチェルの悲しさで)ラインガイドがラインを傷つけそうだったり、樹脂のくせに重かったりで、詰めが甘い感じがします。
ループ2W
 スウェーデン・ループのフライリール。糸グセのつかないラージアーバータイプは、私みたいなへなへなキャスターにはありがたいものです。そうでなくても、普通のスプールですと200mくらいバッキングを巻かなければならないケースもありますからね。バッキングラインだって出るかどうかわからないのに(笑)。
 ブレーキは中央のネジで締めるだけ。だから正転も重くなります。樹脂製クリックは買ってすぐ折れました。これで3万円超かね。
 このサイズはカタログ上7〜9番ライン用ということですが、それでもちょっと大きいです。

 削り出しで高いだけの製品が多いフライリールにあって、比較的個性的なリールたちです。特にミッチェル7130はもうひとひねりあったら、おもしろかったのになあと思います。(2003/3/21)
Fly reels