リバイバル・ベイト

90年代の復刻モデルです。

アンバサダー2500C
 オリムピックによる復刻アンバサダー第一弾、2500Cです。このモデルに限りませんが、オリムピックはあくまで販売会社。製造はアブです。写真のリールは最初期のもの。まるいノブのシングルハンドルつきでした。これが不評だったらしく、「2500Cセレクト」としてすぐに、(握りにくい)平型ハンドルと5本爪スタードラグに変更されました。小口径スプールのキャストフィーリングは爽快。ところでこいつが出るまで丸型最小は4600Cでした。あきらかに普通のルアーフィッシングにはでかすぎました。シマノのカルカッタはあまり誉められた企画じゃなかったと思いますが、アブも怠慢でした。1500C/2500C/3500Cですらオリムピックの要求でやっとこさ復刻したのですから。

アンバサダー5500C
 子供のころ買えなかったから、つい買っちゃうんですねえ。でも買ってみると、使い道がない(笑)。でかいよこれ。開高健がキングサーモン釣った5000Cと同サイズなんですから。それでも、このリールに限らず、マニュアルどおりにブレーキ調整したアンバサダーのキャストフィーリングは、なかなかのもの。よほどのへまをしないかぎり、バックラッシュも起こしません。こいつでゆったりとバイト13gでも投げて、大イワナを釣ったら気持ちいいだろうなあ。ところで、なんで色がシルバーからブルーになったんでしょう? 発売当時「プロトタイプの色」だとかなんとか(ほんまかいな?)なにかに書いてありましたが、素直に往年のカラーで作ってほしかったです……なんて書いてしまいましたが、70年代前半はこの色だったそうです。勉強不足でごめん(でもやっぱりさかのぼり過ぎとちがうか?)。

AbuGarcia