穴をあける(もうちっと気のきいたタイトルはなかったんか)
TIPSというほどではありませんが、けっこう便利になります。
1mmドリルとピンバイス 1mmのドリルをピンバイスに取り付けたものです。リールの材料は軟らかいので、これでけっこう穴があきます。 |
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糸止め穴 カーディナル33や44のスプールには糸止めがありません。そこで、ミッチェルのように穴をあけると、大変便利になります。ミッチェル・クォーツやルーのスピードスピンにも有効です(ほとんど所有者はおらんと思うが)。 言わずもがなですが、アルミスプールはやめたほうがいいです。それと、コメットやマイコンのような形状は材質にかかわらずダメ。んなこたあ、あったりまえの話だあ((C)石原極右都知事)と思うなかれ、ちょっと前ヤフーオークションでこの部分に穴をあけられたコメットが出ておりました。なにすんねん。 90年型44のスプールに穴をあけてみてわかりましたが、やっぱりこれはガラスかカーボンの繊維が強化材として入っていますね。あらためて、なぜ33もそうしなかったのかと思います。真鍮スリーブよりよっぽど有効でしょう。 |
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中国製308など 中国製308や60年代の308、408は巻き数が少ないベールスプリングに合わせてローターが設計してあるため、70年代、80年代の4.8巻きのスプリングが入りません(仮に動いても早く折れる)。かといって、そのままでは寿命が短いはずなので、カギ部の入る穴をAからBへ約80度(目測)ずらしました。 こうすると、巻き数の少ないスプリングでも、計算上(「Broke? Broken?/ベールスプリング1」で計算して)十分な寿命が得られるはずです。ただし、ベールワイヤの形をしっかり出さないと半開きになります(下の大森もいっしょ)。 |
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プロライン101とコメットG1 私の場合、308用に作ったベールスプリングが山のようにある(手元にあるのは100本ですが、どうもバネ屋さんが最初に材料分作ってしまったらしく、見積もりを取ろうとすると速攻で入荷します)ので、それ用に穴をあけました。半開きにならないぎりぎりくらいのセッティングなので、スプリングの寿命が長い(はず)だけでなくほかのパーツへの負担も最小限です。 写真はずぼらしてベールアーム用スクリューのみ外して撮っていますが、スプリングの交換などはラインローラーサポートを外します。ただし、プロラインはラインローラーサポートを止めるナットに緩み止め剤が付いているようで、最初のベールはネジが折れてしまいました。そのときはまだ大森があったので助かりましたが、外したことがない人は十分注意してください。 |
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レンズキャップ 一眼レフのレンズキャップに1mmの穴をあけ、20Lbのバッキングラインを通して結びコブを作れば、紛失防止になります。反対側はスナップでストラップ用の金具に取り付けていますが、塗装がはげるので、大きめのチチワを作ってくぐらせるほうがいいかもしれません。これをするまでにキャップを3個もなくしました(3個もなくす前に何とかしろ)。 |
たいていのものは手でしこしこ回していれば、そのうち穴があきます。小さい万力と手でハンドルを回す簡易式のドリル(ピンバイスごとつかむ)があれば、もっと楽ですが、ドリルを折らないように注意しましょう。(2008/8/22)
TIPS