2001年4月29日川崎市体育館
今日はメインイベント。 vs北斗晶。
大会開始時の選手入場式。
トリで入場してきたのは他でもない里村選手。
今大会はまさしく里村明衣子のための大会になる予感。
デビル雅美が観客の前で泣いてしまうほどのケガをして、
長与千種は尾崎魔弓に肩を破壊されて負けてしまい、
全体的に暗く沈んだ空気の中のメインイベント。
まずは北斗晶の入場。
花道で木刀を観客席に投げ捨てると、この試合にかける気持ちが感じられた。
.....第2試合。
アジャコング・KAORUvsダイナマイト関西・山田敏代。
アジャコングは机で攻撃しつづけるKAORUに対して裏拳を放った。
そして、アジャコングは試合後にKAORUに向けて凶器の使い方をアピールした。
北斗も何か感じるものがあったのかとも思う。
肝心の試合。
序盤は里村のローキックと北斗の張り手の打ち合い。
とにかく打ち合った。
そして北斗晶のデスバレーボム。まっさかさまに頭から落としていった。
里村がストラングルホールドを使いつづける事への報復。
しかし、試合中盤には里村もストラングルホールドで北斗を追い詰めた。
セコンドについていた尾崎がリング内に飛び込もうとするくらいの決まり具合。
卑弥呼の他のセコンドが止めたから試合が壊されずに済んだが。
結局、北斗は自力でロープブレーク。
終盤は里村の非情なまでの顔面蹴りが印象的だった。
何発と打ち込んでいった。
ふたりとも気力を振り絞りつつ戦い、ついに北斗のノーザンライトボムが炸裂。
しかし、北斗はフォールにいけずダブルノックダウンでカウントが入る。
顔面蹴りのダメージが大きかったのか、立ち上がっていた北斗は、
カウント9でセカンドロープにのけぞるように倒れた。
この試合を印象づけるワンシーン。
.....カウント10。その時、里村だけがファイティングポーズをとっていた。
勝利への執念が両足でリングに立つ事を許されたようだった。
そして、ノーザンライトボムをうけての勝利が里村の勝利を際立たせる。
里村明衣子選手へ.....あなたはカッコイイ。