2001年9月2日後楽園ホール

今大会はシングル王座次期挑戦者決定トーナメント。
出場選手は里村・永島・山田・KAORU・植松・D関西・広田・アジャの全8選手...のハズだった。

里村選手の1回戦の相手は永島千佳代。GAEA一期生同士の対決。
青コーナーから永島が入場。そして、赤コーナーから里村が入場。
里村選手がリングサイドに上がったところで永島が仕掛けてゴングが鳴る。

このトーナメントは「ハイスパート600ルール」10分1本勝負と、
勝負どこを見極めてイッキに攻めるのが吉。でないと.....

10分1本勝負という事で、試合を急ぎ過ぎたのか里村の動きには少し雑に見えた。
「とりあえずオーバーヘッドキックで蹴っとけ」みたいな。
明らかに相手との間合いが見えていないようでギクシャクしていたが、
エルボースマッシュの切れ味は抜群で試合の流れを引き寄せる。
フィッシャーマンズバスターを2発受けるも、デスバレーボム1発で勝負を決めた...まず1勝!

このトーナメントはAAAWシングルチャンピオン『様様様』の尾崎プロデゥース。
1回戦最後の試合でまず仕掛ける。
アジャの相手は広田の予定だったが、広田は盟友(?)中山の参戦に伴い、尾崎に出場権を譲る。
アジャは試合開始時こそ場外で暴れまくるも結局攻めきれずに引き分け...両者失格。
してやったりの尾崎で、悔しがるアジャ。そして労せずしてD関西は決勝戦へ進む。

2回戦、里村選手の相手はKAORUを速攻で破った山田。
1回戦で体を動かして動きが軽くなったのか、1回戦に比べて動きが良い。
山田の左足へのローキックに苦しむも、デスバレー崩れをフロントネックロックで締め上げて1本。
そして決勝進出!

決勝戦、里村選手の相手はこの日2試合目のD関西。
3試合目の里村選手はローキックのダメージも残り不利な状況。
D関西も蹴りを多用する選手。この試合も重いローキックで苦しめられる。
D関西のスプラッシュ・マウンテンを受けるも3カウントを奪われず。
そして、試合毎に動きが良くなっている里村選手のオーバーヘッドキックが暴れまくる。
圧巻は背後からD関西を飛び越えて、着地した所でのオーバーヘッドキック。
1回戦の動きの悪さが嘘のようだった。
最後もオーバーヘッドキックからの片エビ固めで3カウント。
見事、トーナメント優勝。前のトーナメント優勝者KAORUとの決定戦が決まる。

そして楽しい事が大好きな尾崎登場。
その場で決定戦が行われる事が急遽(?)決定...そして颯爽とKAORUがリングイン。
この日4試合目となる里村選手が明らかに不利。
試合毎に動きが良くなってきた里村選手も4試合目は限界を超えていた。
試合開始時のミドルキックは明らかに力なく、立っているのもやっとのように見えた。
ただ、勝負どこでは通常のデスバレーボムや、
ここ1番での技、腕をクロスして受身のとれないデスバレーボムも決める。
しかし、1回戦で敗北したKAORUは体力充分。
計6発(だと思う)のエクスカリバーで里村選手からピンフォール勝ち。

まさにD−FIXのためのトーナメントが終了した。

そしてGAEAは新たなる闘いへ。

放送席で観戦していた大将(長与選手)はイスを持ってリングイン。
ポリスに1撃食らわした後、チームクラッシュへもイス攻撃。
電撃的にD−FIXとの合体を表明。
負けじとアジャ・コングも新たな仕掛けを予告。

次回、後楽園は何かが起こる.....かも。


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