2001年12月24日後楽園ホール
今年最後の後楽園ホール。
チャンピオンとしてのはじめての試合。
メインイベントのタッグマッチで、里村は山田敏代と組んで、永島千佳代・カルロス天野組と対戦。
チャンピオンの里村は4人の中での最後の入場。
AAAWのチャンピオンベルトを腰に巻いて、
リングに上がるやコーナーポストに登り、両手を広げてのアピール。
GAEAのトップに立った自分を見せつける感じがした。
先発は、里村と永島。
試合開始のゴングが鳴り、リング内で円を描くように、
お互いが間合いをはかりながら動きはじめる。
...1周...2周...とリング内を動きながら、
手を出し、間合いをつめるも、なかなか組み合おうとしない。
『まだ?』と頭をよぎる頃にロックアップ。
素早い動きでバックをとった永島が先制のジャーマンスープレックス。
先制は許すものの、里村は気合いの入ったエルボースマッシュでペースを握りかえす。
試合の中盤はOzアカデミーメンバーのシュガー佐藤の介入もあり、
永島・天野組がペースを握る。
やはりチームとしてはOzアカデミーに一日の長がある。
天野の腕ひしぎ逆十字にタイガースープレックス。
永島のフランケンシュタイナーにデスバレーボムを切り返しての卍固め。
フィニッシュホールドのフィッシャーマンバスターで里村を攻め続ける。
攻め込まれる時間が長く、永島・天野組にも勝機はあったと思うが、
チャンピオンとしてのはじめての試合で負けられないという気持ちか、
里村は全てを跳ね返して反撃に転ずる。
卍固めを強引に担ぎ上げてからのデスバレーボム。
永島の立膝に片足をかけて、シャイニング式かかと落しと見せかけておいて、
飛び越してからのオーバーヘッドキックからの見事なピンフォール勝ち。
試合後、永島の悔しがり様は本物だった。
タッグマッチだったが、実質は里村と永島のシングルマッチ。
山田も天野もパートナーのサポート役に徹しているようだった。
チャンピオン里村への永島のジェラシーが感じられる。
今後のからみが期待される。
最後、リング上に里村だけが残り、改めてファンへのメッセージ。
『強く・明るく・面白い』GAEAへの応援をファンに求めた。
『面白い』部分は広田へ譲るとして、チャンピオンとしての『強さ』に期待します。
年明けの後楽園ではKAORUとのシングルマッチ。
チャンピオンとして負けられない試合が続く.....