2002年1月14日後楽園ホール
今年最初の後楽園ホール。
私自身、今年始めてのプロレス観戦。
チャンピオンとしては始めてのシングルマッチ。
セミファイナルで、KAORUと対戦。
前日に行われたタッグマッチではKAORUからフォールを奪っているから、
2日連続の勝利を期待!!
しかし、チャンピオンでシングルマッチなのに、
メインイベントにならないのは、?なところもあるけれど。
(北斗選手のマイクアピールの関係?????)
肝心の試合。
チャンピオンの里村はベルトを肩から下げて入場。
リングインし赤コーナーポストの最上段に座ってベルトを高々と掲げる。
そして試合開始...里村はKAORUに手を差し出し握手を求める。
しばし熟考するKAORU。そして手を差し出した瞬間、サッと手を上げる里村。
『してやったり』な表情。
オーバーヘッドキックのフリでフェイントを入れてからのエルボースマッシュで試合が動き始める。
リング外に落ちたKAORUに対して、セカンドロープをまたがり招き入れる格好の里村。
さらにサードロープを持ち上げて、挑発を繰り返す。
この時の表情はふてぶてしさを漂わせ余裕を感じさせた。
両者リングに立って試合再開。
セコンドのチョッカイをかわし続ける里村もデビル雅美には足を取られる。
長い長い場外乱闘の始まり。
まずはKAORUが里村を引きずり廻す。
そしてKAORUのコーナーポストからのムーンサルトアタックをかわした里村が、
場外での主導権を握り返す。
試合の中盤、KAORUの机攻撃が里村の頭にクリーンヒット。
机を木っ端微塵にして里村を流血に追い込む。
里村の動きが鈍り、KAORUに捕まる時間が多かった。
終盤、KAORUの毒霧や凶器(栓抜き?)、エクスカリバーを受けるも、
里村はデスバレーボムを繰り出す。
そして試合を決めようとシャイニングかかと落しを狙い、KAORUを蹴り続ける。
なんとか片膝をつかせる事に成功した里村は、膝の上に片足をのせる。
もう片方の足を振り上げたその時、セコンドの尾崎がタックルで阻止。
KAORUはセコンドのデビル雅美から凶器(?)を受け取り、里村のアゴにパンチ一閃
.....3カウントが入ってしまった。
凶器攻撃をアピールする里村、胸元に凶器を隠し涼しい顔のKAORU。
試合が終わった時の両者の表情は、試合開始時の表情のそれと対照的だった。
凶器攻撃だとしても、チャンピオンとしてのシングルマッチでいきなりつまづいてしまう。
今後の巻き返しに期待するしかない。