2002年2月8日後楽園ホール
今大会はセミファイナルでのタッグマッチ。
里村明衣子,永島千佳世組対長与千種,アジャ・コング組。
チャンピオンにしても相手にとって不足無しな相手。
試合は里村,永島組がまずは仕掛ける。
全選手コール後、両コーナーにわかれようとした時、
背後から里村,永島が長与,アジャに仕掛け、アジャ,長与とコーナーポストに振る。
しかし、二人目の串刺し攻撃をアジャに反撃され、里村,永島がコーナーポストに振られる。
今度は、負けじと二人目の串刺し攻撃を反撃し、序盤の仕掛けは終了。
両陣営ともひとりずつ下がり、リング上には永島と長与が残った。
そして、じっくりコトコト煮込んだようなグラウンドレスリングの攻防が始まった。
この試合、大技というものは少なかったです。
里村のデスバレーボムも一発も決まらなかったし。
アジャは体格を生かした攻撃をしかけるけれど、
長与がリング上に立つと試合のテンポが変わるのです。
前回の後楽園ホールでも、カルロス天野と長与の闘いも、グラウンド中心だったなぁ。
で、試合の終盤。
里村とアジャの闘いは、里村のカカト落し(普通の)をアジャの後頭部に決め、
ここが試合の勝負と閃光カカト落しを決めようと足を振り上げたところに長与のカット。
前回の後楽園ホールもだけれど、カットしやすい技ではあるのかなぁ。
足を振り上げるから、どうしても隙が大きくなってしまうから。
元祖(?)のシャイニング・ウィザードは突進系で隙も少ないし。
閃光カカト落しは『一撃必殺』ではあるんだけれど。
長与のカット後、試合の権利は永島と長与に移動。
そして試合は終わりを告げる。
長与がパワーボム(スーパーフリーク?)を仕掛けようとしたところを、
永島がウラカン・ラナで切り返す...ハズが、長与が踏ん張って永島を振り上げ直す。
と、永島は長与の肩の上で体制を切換え、裏ウラカン・ラナから丸め込む。
3カウントが入ってしまった。
長与はとにかく悔しがっていた。
アジャは喜んでいた(状況を理解していなかった)。
里村は物足りなさそうだったかな。
里村自身は見せ場をあまり作れなかったし。
.....こういう試合もあるよね。