２００２年６月２日後楽園ホール（夜）
昼夜興行の夜の部。
メインイベントは、里村明衣子対永島千佳代のＡＡＡＷシングル選手権試合。
昼の部の挑戦者決定トーナメントで、シュガー佐藤，浜田文子に競り勝っての挑戦権奪取。
４月のシングル選手権と同一カードとなった。
両選手入場し選手コール後、紙テープが片付けられる前に永島が、
飛びつきのフランケンスタイナー２連発で仕掛ける。
負けじと里村もフランケンスタイナーを一発決める。
さらに里村は、フロント・ハイキックとつなぎ、永島からダウンを奪う．．．ダウンカウント７。
そして背中へのオーバーヘッドキックを決め、永島は場外へエスケープ。
レフェリーチェックが入るなか、なかなか起き上がらない永島に、
『どうした？』という雰囲気が会場内に漂い始めたところで、里村も場外へ。
しかし、誘っていたのか、里村を捕獲した永島は南の席へと連れ出す。
通路でのジャーマンスープレックス、入り口上からのフットスタンプで永島がペースを掴む。
リングに戻ってからは、永島が里村のハイキックをキャッチしてのＳＴＦを決めれば、
里村は永島のジャパニーズレッグロールホールドに、下からスリーパーを決める。
そして気がついたら、里村のセコンドには浜田文子がついていた。
この後、試合は大技の品評会と化していく。
永島のフィッシャーマンズバスターに前宙フットスタンプ。
里村のデスバレーボム。
正確には数えられなかったけれども、お互いに１０発近く放っていった。
『これでもか、これでもか』と放つ大技に、私は消化不良でお腹イッパイ。
最後は、永島が前宙フットスタンプを決め、３カウント奪取。
王座は移動してしまいました。
叫び、泣き崩れる里村選手の姿が目に焼きつかれました。
終盤の里村選手は技を受け過ぎでした。
さらに、勝利を焦っていたのか、唯一放ったスコーピオン・ライジングも、
滑って体制を崩して決められず。
大技の数で勝った永島選手に、試合の流れがあったというところでしょう。
試合後、浜田選手に肩を借りて退場していった里村選手。
次は浜田選手とのタッグでのベルト奪取へと向かうのだろうか？
とにかく、ここで立ち止まらずに突き進んでくれると信じています。