2002年10月20日横浜文化体育館

横浜文体でのビッグマッチ。
セミファイナルでのAAAWダッグ選手権試合。
里村明衣子・浜田文子組×尾崎魔弓・KAORU(withポリス)組です。

今回は、この試合の前にAAAWタイトル戦についてのルール説明を、
トミー・伊東両レフェリーがリング上に立会いのもと、木村統括が説明しました。
色々と説明がありましたが、一番言いたかった事は、
『反則は厳しく取ります』『反則負けはタイトル異動』の2点でしょう。
今まで、見て見ぬフリ?の反則にたいしての意思表示ですね。
前の大会で伊東レフェリーが反則負けを宣告していた事もあり、
D−FIXの出方次第では『反則負けもある』と、選手にも観客にも意識させていました。

試合が始まると、D−FIXは今まで通りに凶器攻撃を仕掛けようと、
リング外からリング上の選手へ凶器を投げ入れていましたが、
伊東レフェリーの凶器カットにより、思い通りに凶器攻撃ができない序盤戦でした。

序盤戦はとにかく、伊東レフェリーの動きが良かったですね。
凶器の空中キャッチや、中腰タックルによるカット等、『やれば出来るじゃん』と私は思いましたよ。
『なんで今まで出来なかったのだろう?』と...言ってはいけないのかな?

しかし、D−FIXもレフェリーにカットされるとなると、真正面からの凶器は使わなくなりました。
かわりに、場外での凶器攻撃や、レフェリーを拘束しておいての凶器攻撃と、
『レフェリーに見られなきゃ大丈夫』と、試合を進めます。

中盤、度重なるポリスの介入により、伊東レフェリーはポリスの退場を宣告します。
両脇を抱えられて退場するポリスの姿は気分の良いものでしたよ。
全般的に、この試合のペースは里村・浜田組が握っていました。
今までより攻撃が決まっているように感じましたよ。
スコーピオライジングに関しては、カットされる事が多かったですが、
通常のスコーピオライジングで、尾崎・KAORUに一発ずつ決めています。
浜田のスピンキックも試合のペースが握られそうになると的確に決まっていました。
D−FIXは凶器攻撃する事そのものに力が入り過ぎている感じで、
肝心の勝利へ繋げる攻撃が出来ていなかったように思います。

終盤、里村・浜田組は、机でのギロチン攻撃からペースを握られ、
エクスカリバーの連発で、里村もピンチになりましたが、
この試合唯一のピンチといってもいいような試合でした。

最後は、KAORUの机攻撃が尾崎に誤爆したところで、
浜田が両手を組んで足場を作ってからの、ハイアングル・スコーピオライジングで、
里村がKAORUからピンフォール奪取。

見事、新チャンピオンが誕生です。

完勝といえる勝利だったと思います。

今後のタッグ戦線は、人員の異動?により、
どのような形で展開されるかわからなくなってしまいましたが(まぁ、次は元全チーム?)、
タッグベルトの防衛、そして、その先に見据える、シングルベルト目指して突き進んで欲しいのです。

ベルト奪取、おめでとうございます!!!


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