2003年9月23日後楽園ホール
またまた久しぶりの観戦となってしまいました。
まぁ、色々と準備がありましたからね。
今日はメインイベントのAAAWタッグ選手権。
チャンピオン、デビル雅美・アジャコング×挑戦者、里村明衣子・永島千佳代です。
試合序盤は完全なチャンピオンチームのペースでした。
先発はデビルと永島でしたが、体格で圧倒的に優位なチャンピオンチームに、
力で押さえ込まれていた感があります。
途中、デビル・アジャを場外に寝かしたところに、
トップロープ上から里村と永島のフットスタンプを決行し流れが変わるかと思われましたが、
リング上に戻ればチャンピオンチームの流れに逆戻りしていました。
ちなみに里村はこのフットスタンプで足首を痛めたようで、
応急処置でテーピングを巻いたものの、以降は足首を気にしつつの試合となりました。
試合の流れが変わっていったのは、試合開始から5分してやっと永島から里村にタッチが成立し、
デビルのパワーボムで叩きつけられた里村が、三角絞めでデビルを捕らえたあたりからです。
これでデビルの動きが悪くなり、ここから一進一退の攻防となりました。
中盤以降は、里村とアジャのシングルマッチといった様相です。
アジャのシャイニングウィザードを里村がかわせば、
里村のスコーピオライジングはデスバレーボムで切り返すアジャ。
トップロープからの水車落し狙いを、里村はアジャにパワーボムで切り返し、
アジャはキレイに裏拳も一発里村に決めましたし、
里村もアジャにスコーピオライジングを決めました。
終盤は里村がアジャに1発決めていたスコーピオライジングが決め手だったと思います。
動きの鈍くなっていたアジャは決めにいった裏拳も、力なく里村の胸あたりでヒット。
蓄積されていたダメージが最後にモノをいいました。
フィニッシュはデビルを抑え込んでいた永島の背中を使った、里村のスコーピオラインジング。
崩れ落ちたアジャから3カウントを奪いました。
足首に首?(序盤からのアジャのバックドロップで痛めた?)を気にしながらの試合でしたが、
強い里村選手が見れて嬉しかったです。フィニッシュの説得力もありましたし。
『これが決まれば勝つ』という技があると、試合が締まります。
永島のタッグというとシュガーという意識もありましたが、
強いチャンピオンとして防衛を重ねて欲しいですね。
試合後、輝・天野もリング上を一瞥して引き上げていきましたし、
虎視眈々と狙っている人々もいるでしょうから、これからが楽しみです。
AAAWタッグベルト奪取、おめでとうございます!!