2004年1月11日後楽園ホール
今日の里村選手は久しぶりの一日2試合。
第1試合で、今日デビュー戦となる林ひとみ選手。
セミファイナルで、カルロス天野と組んで、デビル雅美・ライオネス飛鳥との対戦でした。
まずは、林選手とのシングルマッチ。
相手は今日がデビュー戦という事で、先輩が胸を貸す試合です。
林選手はデビュー戦なので、どんな動きをするかと期待していました。
第1印象は「大きいな」です。
実際に試合が開始されると、体を生かした体当たりで試合を組み立てていきました。
対する里村選手は試合開始当初は体当たりで当たり負けする事もありましたが、
終盤ではしっかりこらえてみせたりと先輩らしさを見せていきました。
最後は里村選手の側転からの延髄ニーから、
トップロープからのフロッグスプラッシュへと繋げての貫禄勝ちです。
オバーヘッドキックやデスバレーを出す所まではいきませんでしたね。
林選手はみっちり練習してきているようで、
グラウンド主体の攻防の中で優位に試合を進める事もあり、これからが楽しみです。
ただ、デビュー戦とはいえ、左膝のテーピングとサポーターが痛々しく見えました。
今日ケガから復帰したシュガー佐藤選手のように、体の大きい選手は膝に負担がかかり易いですし、
じっくりと体作りをして欲しいものです。
次はセミファイナルのタッグマッチ。
試合はデビル・飛鳥組が不意をついた先制攻撃から場外戦へと移り開始されました。
東西の看板に頭を叩きつけあい、鉄柵へ相手を振りあってから、
里村選手と飛鳥選手でリング上での試合が開始です。
この試合での里村選手は可もなく不可もなくといった印象です。
唯一の見せ場は、試合権利は無かったですが、
終盤で飛鳥選手に決めたスコーピオライジングくらいでしょうか。
今日は動きが良かったというより、良く耐えた天野選手が試合をもっていきます。
最後は飛鳥選手のタワーハッカーを切り返してからのエビ固めで3カウントをとりました。
里村選手としては一歩引いた位置での試合になってしまった感じです。
試合終了後、マイクを持たされた里村選手は
『まだまだです。一歩一歩進んでいきます。』と、
天野選手に試合をもっていかれて悔しくないかとデビル選手に振られて答えていました。
今日の試合についてはまだまだだと私も思いますし、
メインイベントで浜田選手がAAAWのベルトを奪取し、
タッグのベルトへの挑戦を植松選手・輝選手が表明しました。
ベルト防衛、シングルへの挑戦へと繋げていけるように、一歩一歩勝ち進んで欲しいものです。