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〜初夏の福島県・檜枝岐村〜 2002.5.16〜19


雨と新緑の桧枝岐
5月16日も、もう終わろうという深夜、我々トラウト・キャンプ隊を乗せたクニチャンのWキャブトラックは小雨もものともせず、東北道を北へ向かって順調に走っていた。
そう、TBM(Team Blue Monster)カテゴリー・トラウトの恒例となった5月キャンプが始まろうとしているのだ。メンバーは隊長の私、ヨシヒロ、クニチャン、ヨッチさんの前回メンバーに加え、TBM入会申請中のケンタ、そして仕事の都合で後から遅れてくる事になった副隊長のエハマの六名である。目的地は、これも5月恒例となりつつある福島県の檜枝岐村である。
ここは首都圏からのアクセスがヒジョーに悪く、千葉からでも6,7時間は軽ーくかかってしまう程、とーくにあるのです。そして村には信号機が一つしかなかったり、唯一のスーパーとガソリンスタンドは農協が経営していたりする上、平家の落人伝説まであるという、これはもう完全無欠の立派な田舎であるわけです。まあ、そんな檜枝岐村ですが私とエハマにとってはすでに第二の故郷と化しているので、ヨッチさんやケンタが「遠い。」だとか「携帯の入りが悪い。」などと、ほざこうものなら、きっと血を見る事は間違いありません。まあ、それくらい私達にとってステキな場所ってことなのです。
車はそんな桧枝岐村を目指し快調に走行を続けます。東北道を西那須野塩原で下り、牧場通りと温泉街を抜け、後はひたすら3時間も山道を走れば、もうそこは檜枝岐村です。
キャンプ地は桧枝岐川の支流、舟岐川の上流部。ここは去年、エハマ・ヨシヒロと三人で来ていたので迷うことなく到着。
しかし、桧枝岐は予報通りの雨模様。思い起こせば、週刊天気予報は木・金・土・日のすべてに雨マーク。中止も考えないわけではなかったが、みんな、無理して休みを取り、とても楽しみにしていたキャンプなのだ。天気は運にまかせ、ここは強引に決行するしかなかったのだ。
雨の中しばらく散策していると、夜明けが訪れた。私達の前に美しい新緑に包まれた山々が朝靄から顔を出す。山は季節ごとに、その装いを変えるが今の季節の色合いが僕は一番好きだ。しばらく眺めていたいトコだが、荷物も心配なのでタープとテントを設営し、まずはベース作り。荷物を移し終え一段落ついたら、皆で乾杯。
なにはともあれキャンプのスタート。爽やかな新緑の中、雨音と沢のせせらぎの奏でるハーモニーをBGMにビールを飲みながらの談笑タイム。
「朝から温泉に浸かりに行こうか。」
「いやいや、もっとビールを飲んで、まったりしようよ。」
「よし、ケンタとヨッチさんは、とりあえず何でもいいから偵察に行け。」
「いえ、自分は本部を守るであります。」
誰一人として寝ていないにもかかわらず、このハイテンション。相変わらずのバカっぷりを発揮する仲間たち。たとえ釣りに行けなくても、こんな時間を仲間と過ごす事ができれば、皆シアワセなのだ。

たとえ釣りができなくても、イイ感じなのです!
さあ、釣りのチャンスだ
しこたまビールを飲んで、ほろ酔い気分でのんびりしていると、雨音が小さくなってきたようだ。タープの外に出てみると、なんとか釣りが出来そうなくらいに雨も小降りになっている。ここはチャンスとばかりに皆で一斉に釣りの準備。
先に支度が整った私とケンタが、まず出発。ところがケンタ、何歩も歩かない内にロッドがポキッと折れた。どうやらヒビが入っていたらしいのだ。予備のロッドと交換するためにケンタはベースに戻ったので、私は一人で沢に降りて行く事となってしまった。
沢は新緑の木々が両側から覆い、雨を忘れさせてくれる。流れは少し増水しているものの、ニゴリも大した事はなさそうだ。お気に入りのルアー"RAPIDヤマメカラー"をセレクトし、釣り始める。パターンをつかむために、いろいろなポイントを探りながら、テンポ良く釣り下っていく。
釣り始めて100m程下ったところで、初めてのアタリ。流れの速い瀬の中だ。ビクビクビクッ、アタリは明確だったが、流れの勢いがあまりにも強すぎてアワセを入れる事は出来なかった。チョット納得のバラシだ。その後、同じポイントで粘ってみたが、どうやら見切られてしまったのか、再びルアーに魚がアタックしてくる事はなかった。
バラシてしまったものの早速のアタリに気分は上々。さらに釣り下っていくと、またしても流れの中心、大きな石の影で小さなアタリが。素早くあわせたものの残念ながらヒットには至らず。
思い返してしてみると、去年もここでエハマと二人、釣り上げた本数よりバラシた数の方が多かった。これが渓流のルアーフィッシングの難しいところでしょうか。まだまだ勉強が必要なのですねえ。
まあ、魚の活性は低くないようなので、気を取り直して釣り下っていく。今度は流れの落ち着いたチャラ瀬でのアタリ。しっかりとアワセを入れ、落ち着いてやり取りする。もうバラシたくないの思いから、引き抜かずに浅瀬に寄せる。美しい魚体の岩魚があがってきた。可愛いい顔をした20cm程の岩魚くんとの御対面は感動的だ。あまりの嬉しさに、小さくガッツポーズまでしてしまいました。

雨の中でも新緑が優しく包んでくれます。

カワイイ顔した岩魚くんにご挨拶。
ところが、この後2,3キャストしたあたりから、大粒の雨が。そして、あっという間に本降りに。なくなく釣りをあきらめ、ベースに戻る事にする。途中、ヨシヒロと合流し一緒に引き上げる。びくを見せると「オオゥー!」と歓声を上げてくれた。タープに戻りビールを飲んでいると、ヨッチさんやケンタも戻ってきた。残念ながら二人ともボウズ。そしてクニチャンはこの雨の中、まだフライを投げ続けているらしいのだ。まったく彼の情熱には頭が下がります。
その後、ビールを飲みながらクニチャンの帰りを待っていると、雨がピタッと止んだ。昼食までは、まだ時間もあったのでヨッチさんと、もう一勝負してくる事に。
先ほどよりも、さらに下流を2時間程釣り下ったが残念ながらここでは釣果なし。クニチャンのフライもダメで、本日の釣りは雨の為、これにて終了。
キャンプの夜は
ベースに戻り、皆がそろったら昼食の支度だ。メニューは冷やしざるうどん。
ここのキャンプ地の素晴らしいトコは、すぐ側に冷たい湧き水が流れているのだ。ここを利用すればビールや日本酒もすぐにキンキンに冷やす事が出来るのだ。もちろん、飲んでも、とってもおいしいのです。
ざるうどんも、この水をふんだんに使って茹でて、この冷たい湧き水で洗えば簡単に完成。そして、これが最高にウマイのだ。
大量の激ウマざるうどんと、つめたく冷えたビールにみんな大満足。もちろん、フードバトルファイターのあの御方も満足の笑みを浮かべていらっしゃいました。

うどんも、なかなかウマそうなのです!

「おおっー!さすがはフードバトルファイター!」

「そおかぁー!」
食後は雨で釣りに行く事も出来ないので夕方まで、おひる寝のお時間。皆、疲れているのでテントに入りシュラフに潜り込んだら、すぐに熟睡です。
夕方、携帯電話のアラームで目を覚ましたら、もう夕食の支度に取りかからねばならない。まったく慌ただしいが、この後のバーベキューパーティーを考えれば、まだ眠りたりない体も徐々に起きてきます。
肉や野菜を刻み、炭をおこして火が回ったらパーティーの準備完了。皆、炭火の周りに腰を下ろしワクワク・ドキドキ心を躍らせてしまいます。
プラスティックカップのグラスに、なみなみとビールを注いだら、副隊長代理を務めるヨシヒロのくだらない挨拶と音頭で、「かんぱーい。」声をそろえてキャンプの夜を祝うのだ。
そしてやはり、キャンプと言えばバーベキュー。分厚く切った牛ロース、ジューシーなスペアリブ、スパイシーな荒引きウィンナーの超豪華ラインナップ。いやいや野菜陣もなかなか負けてはいない、しいたけ、ピーマン、玉ねぎ、かぼちゃ、なす、とうもろこし、バーベキューの野菜オールスターズなのだ。
ジュウジュウといい音を立て、口に入れればアツアツでホックホク、炭火で焼くコイツ等はどれも、ぜーんぶ最高にウマイのだ。

じゃーん!これぞバーベキューなのだ!

もちろんグッドなのです!

「キャハ!キャハ!俺の肉、ウマイよー!」
「・・・・・・・・」

「ウーン、それもおいしそうだなあ。」
「もう、かんべんしてください。」
ボリューム満点のバーベキューをあらかた片づけたら、飲み物もビールから日本酒やウィスキーに変えて、まったりとした時間が始まる。
炭火の上にはウィンナーと本日唯一の岩魚くん。こんがり焼いて香りを楽しんだ後は、みんなで回し食い。これがまた日本酒と合う事、合う事。話も盛り上れば酒もすすむ。あっという間に、一升瓶やウィスキーが空になっていく。それにしてもホントに良く飲む連中なのだ。
雨音と沢の音しか聞こえない静かなキャンプの夜、仲間たちと炭火を囲み、岩魚を焼いて酒を飲む。なんと贅沢で豊かな光景だろうか。雨でも無理して来た甲斐があるというものだ。
宴の最後にはヨッチさんの歌声も飛び出して、大盛り上がり。気が付けば日付も変わり午前2時、雨の中ようやく御就寝。

やはり岩魚はウマイのです。

やはりウィンナーもウマイのです。
エハマ副隊長、登場
二日目の朝も雨から始まった。今朝は副隊長のエハマを迎えに行かなければならない。午前7時30分、まだみんな寝ている中、二日酔いで大変つらそうなヨッチさんと共に一番近くの駅、会津高原駅に向け出発。といっても一時間半もかかる道のりなのだ。
朝の爽やかなドライブで午前9時、駅に到着。コーヒーを飲みながら待つ事20分。エハマを乗せた電車がやってきた。改札でヨッチさんと一緒に最敬礼での御出迎え。すると、さすがの鬼の副隊長も照れた表情でご登場だ。

鬼の副隊長、照れて登場!

鬼の副隊長、はにかんで乾杯!
たった二泊のキャンプで、2日目からの参加の為に、遠い所わざわざ始発電車に乗ってまでやってくる彼の根性と情熱に最大の敬意を払ったのだ。さすがは副隊長、この肩書きはダテではないのだ。
今度は三人でキャンプ地へとんぼ返り。車内は、昨日の釣りやキャンプでの出来事の話で盛り上る。エハマのテンションも上がってきた頃、無事キャンプ地に到着。
クニチャン・ヨシヒロ・ケンタの三人は、昨日の深酒が利いているのか、まだ寝ていた。とりあえず三人をたたき起こすと、挨拶もそこそこに、早くも副隊長の怒声が飛ぶ。
「おい、ヨシヒロ。副隊長代理のくせに昼飯の用意もせずに寝ていたのか。」
「申し訳ありません。直ぐに御用意を致しますが、まずはビールで乾杯を。」
「ウム。ヨシヨシ。」
早速、バカっ話も始まる中、ともかく、これで六名全員そろって、気分も新たにキャンプ再開なのだ。
昼飯は朝食も兼ねた、副隊長歓迎のブランチとなった。メニューはキャンプの定番となりつつある、和風ツナスパゲティー。ヨッチさんも満足する大量のパスタを茹でたら、皆でアツアツのうちに頂く。ヒエヒエのビールもガンガン開けてグイグイいきます。

「ウン?あっちの方が量も多そうだなぁ。」

「ヤバイ!狙われてる。」
お腹を満足させたら、あとは釣りに行けるよう天にお祈りを捧げるのだ。
そして奇跡は起こった。お天気の神様に祈りが届いたのか、はてまた副隊長の情熱の賜物か、とにかく雨が止んだのだ。スバラシー、これで釣りが出来るのだ。釣りは今回のキャンプでは、これがラストチャンス。みんな気合十分で支度に取りかかる。
全員、準備が整ったら、ジャンケンで2人ずつ3つのチームに分ける。釣りのチーム対抗戦なのだ。もちろん、言わずと知れた罰ゲーム付き。ボウズチームは天婦羅用の山菜を六人分、ガイドブック片手に採取しなければならないのだ。山菜の事など、この中には誰一人として詳しい者などいないので、これはヒジョーにキビシイ罰ゲームなのだ。
だからジャンケンにも気合いが入る。注目の結果は、エハマ・クニチャンの優勝候補ペア、ヨッチさん・ヨシヒロの最下位当確ペア、そして私・ケンタの大穴ペアに決まった。
それぞれ釣りをする大まかなポイントを選択し出発だ。エハマ組は最下流、ヨッチさん組はキャンプ地に近い上流、私とケンタの組は、その中間程に決定。
絶対に負けられないオトコ達の意地とプライドをかけた熱き戦い、はてさて、どうなる事やら。

雨が上がれば、さあ釣りだ!

オトコ達もシンケンになる時間なのです!
釣りが大好き
熱い戦いの幕は切って落とされた。ケンタと二人、意気込んで沢に降りていく。
ケンタとは去年の8月の奥只見以来、キャンプは二度目だが、まだ一緒に釣りをした事はなかった。だから彼の釣りの腕前は未知数、しかし確か前回は初心者と言っていたような………。
とにかく、まずは一匹を上げる事が肝心。時間も限られているのでポイントを絞って釣り下っていく。
開始15分ほどで、私に快心のアタリ。バッチリ合わせて、最初の岩魚くんをゲット。小さいながらも、とても美しい魚体だ。これで一安心、罰ゲーム回避は決定。ケンタも魚を見てさらに気合いが入ったようだ。私も、ここでのパターンが自分なりに掴めてきたので、ココからは攻めの釣りを展開することができそうだ。
さらに15分ほど下った所で、またも私にヒット。慎重に寄せてくると、今度はグッドサイズの岩魚が姿を現してきた。ますます、イイ感じである。
ここでケンタに私流の釣りを伝授。ポイントの選び方、アプローチの仕方、ルアーの動かし方まで丁寧に指導してあげる。すると、それがハマッタのかケンタにも待望のヒット。ケンタが最高の笑顔で掲げる良型の岩魚に、私も鼻高々である。
二人で堅い握手を交わすと、「絶対、優勝するぞ。」「オゥー。」と、優勝宣言まで飛び出すのだった。
そして、この後は良型岩魚のラッシュ。ビクもグングンその重みを増していきます。素晴らしい新緑の中で、大満足の釣りとなりました。

「みんなぁ、釣れたかぁ。」

「もちろん。」

「当然ですよ。」

「フン、俺に聞くんじゃねぇ。」
途中、山菜取りに来ていたおじさんグループと出会い、話をすると、
「ずいぶん釣れたねぇ。岩魚でしょ、いいなぁ。」
「いやぁ、結構簡単に釣れますよ。」
「上手だねぇ、少し山菜と交換してくれないかなぁ。」
本日の釣果を自慢していると、山菜と交換、なんとも魅力的な提案を受けたのです。
「仲間と相談してみます。」
と、その場を後にしましたが、私の心は山菜の天婦羅に奪われてしまいました。
この後、エハマ・クニチャン組と合流し、タイムアップを迎えてベースに戻る事に。すでにヨッチさんとヨシヒロも帰ってきていたので、ここで釣果の大発表会。
栄光のチャンピオンチームに輝いたのは、私・ケンタ組。第2位は大健闘のヨッチさん・ヨシヒロ組。最下位は優勝候補だったはずのエハマ・クニチャン組でした。しかしなによりウレシイ事は、ボウズチームがなかったことです。
釣果に恵まれ、思った以上の岩魚が集まったので、さっきの山菜取りのおじさんグループとの物々交換の話をすると、みんなも大賛成。さっそく私とエハマは岩魚を持って交渉に行くと、おじさん達も快くOKしてくれたのでした。
本日の特選素材は岩魚と山菜。宴会がとても楽しみになってきたのだ。

ジャーン、文句無しの大漁なのだ!

焼き上がりが待ち遠しいのです。

山菜の天婦羅にも感動!

オトコ達のシフクの時間は静かに流れます。
星々の下で
キャンプ最後の夜が始まろうとしている。
まずは食事の準備。ヨシヒロは得意のカレー作り、エハマは岩魚を捌き、クニチャンは米を磨ぐ、ケンタはテーブルを準備し、ヨッチさんは炭を起こし、私は山菜の下拵えをし、ご飯を炊く。みんな忙しく立ち回りながらも、実にシアワセなひとときなのだ。
日も沈み、ご飯の炊ける香りがただよってきたら、楽しい夕飯の始まりだ。
まずはビールで乾杯した後、岩魚の刺し身を頂く。私が釣った最後の一匹を生かしておいて、エハマが食べる直前に捌いたのだ。もちろん誰もが初体験。まずはヨッチさんが、恐る恐る手を出す。ハラハラ、ドキドキ注目の一瞬。ヨッチさんに皆の視線が集まる。そして一言、
「ウマイ。何これ、めちゃくちゃウマイじゃん。」
この一言に、皆も安心して次々に手を出し、口に運ぶ。ウマイ、ホントにうまいのだ。ワサビ醤油にマッチして、そいつは川魚とは思えない程クサミもなく、ほんのりと甘い。参りましたって感じなのだ。
続いては本日のメイン、カレーライスの登場だ。こやつも良かった。ご飯もふっくら炊けてグー、ヨシヒロの特製ビーフ&シーフードのスペシャル具だくさんカレーも文句無しにウマイ。
たらふくカレーを食べたら、次は岩魚を焼きながら日本酒を飲む、落ち着いたシフクの時間。炭火で暖を取りながら飲むキンキンに冷えた酒は、のど越しも良くて、ついつい飲み過ぎてしまう。二升もあった酒が一時間と持たないのだ。
そして笑いが絶えない大盛り上がりの宴会の最後に登場するのは、岩魚と山菜の天婦羅だ。これがまた、感動的にうまかった。
生まれてこのかた、天婦羅など自分で揚げた事のない連中が作ったにもかかわらず、岩魚は口の中でとろけるし、山菜もパリッと揚がってサクサクなのだ。
一つ残念だったのは、おじさん達と交換していただいた山菜の名前がほとんど分からなかった事。実際、私が知っていたのはウドとフキノトウくらい。だから、ここで名前が挙げられないのだ。次回は自分達で採ってみたいので、宿題は山菜のお勉強だ。
いろいろな初体験をしたオトコ達の最高の夜も終わろうとしている。最後まで笑顔に包まれた夜だった。
炭火を囲んでのカレーライス、岩魚のフルコース、山菜の天婦羅。ビール、日本酒、ウィスキー。そして、仲間達の笑顔と自然。装飾する言葉など必要なかったのだ。この場にいれた事を感謝したい。ただそれだけなのだ。
就寝のためにタープを出てテントに向かう午前一時、気が付けば夜空にはいつのまにか星が輝いていた。そして、美しい星々と静かすぎる新緑の中、副隊長の怒声だけはいつまでも響き渡るのでした。Watanabe
Masanao

最後は、お日さまにも出会えた。

ハダカの付合いで生まれる、アツイ友情と次回への約束。
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