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「もう走り出しているようなもの その7」



 春本番前に走り出してきたことを書いてきた。その春がやってきた。昨週末の東京方面の雪は、こちらではまったく降っていない。ここからお彼岸までの予報では、最高気温13度以上となっている。この頃の予報はあまり当てにならないけれど、寒かった時期でも日差しは想像以上に熱かった。ただ、寒気が入って冷たい風が強力に吹いたから寒かった、という印象だ。これで寒気が和らげば、春本番へと進むだろう、と予想することに違和感はない。

 今日も暖かく、作業をすれば暑いくらいである。しかし、風は冷たい。そのような日が続くのだろう。何よりも、草は物語る。ブロッコリーとキャベツとニンニクの混植畝では、生分解マルチの穴からホトケノザなどの草が生えている。その草たちがいつの間にかグンと伸びて、野菜たちを脅かしている。地面を這うようにしてハコベが野菜を取り囲み、ホトケノザは野菜の日差しを奪う、という常套手段を使う。草とも共存、ということにも限度がある。繁茂した草は、根本から切り取ってその場に敷かれることになる。草たちの集めたいろいろな成分は、そのまま畝の微生物の餌となる。草の勢いは、冬の有り様とは大いに違うのである。

 あと1週間で確定申告を終えばければいけない。毎日少しずつ進めている。種播きもしなければいけないから、集中して帳簿の確認をやっている時間はない。トマト類は順調に発芽し、モロヘイヤやバジルなども発芽した。昨日は、いんげんやエンサイの種を播いた。ズッキーニやかぼちゃ、胡瓜などの種播き準備もしてある。植え付けを一気にはできないので少しずつ種を播く。それらはすべて、納屋での作業で、夜でもできるのだ。

 苗床には、第2弾の葉物類や発芽した夏野菜の苗が並んでいる。その苗床自体の修繕を、先週には敢行した。うちはビニールハウスを使用していない。海岸近くで、風が強く、ビニールハウスを作っても飛ばされる確率が高いから、という理由もある。そのかわりに、ビニールトンネルを備え付けて、冬は電熱線を這わして苗を温めている。もう25年くらいは使っているだろうか。何回か修繕してきている。

 苗の上もビニールだが、苗の下もビニールである。ビニールの上にブロックを置き、ブロックの上に鉄のアングルをレール状に置いて、その上に苗のトレイを並べるという仕組みは自分で考えたものだ。アーチ状の支柱をところどころに設置し、ビニールを上下に張り、ビニールとビニールは鉄製の洗濯バサミで止めている。こんなことをやる人は見たことがない。風が強いので、その設置場所も考えた。トラクターを使って、畑の端の土を削り取り、一段低くした場所に設置したのである。北風西風は母屋や納屋があるので防ぐことができるが、台風などの東風が吹いた時には、畑よりも低い場所にあるために風をもろに受けにくい、というわけだ。

 そのビニールが破れてきたので、下のものだけ張り替えた。こういった修繕の作業は、見つけ出せば山ほどあるのだけれど、時間を割いて修繕に取り掛かるには強力なモチベーションが必要だ。夏野菜の準備というモチベーションは強力である。余談だが、昨日はおふくろの1周忌も終えることができた。身内だけの質素なもので、一安心。

2025年3月10日




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