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「2020年に向けて その3」



 暖かな気候のこの冬。大学受験のセンター試験が迫って、しっかりと寒気が覆ってきたようだ。雪の舞うのがセンター試験の頃の季節通りであるから、地球はしっかりとまだその習性を維持しているようだ。そういうことが嬉しい。かと言って、近年の気候変動や台風の特異な発生状況などは確実に存在しているのだから、今年の気候が人間にとって穏やかになるとは想像できそうもないけれど…。

 これだけの急激な文明の発達は、大気汚染の倫理性逸脱など、副産物を産んで当然なのだろう。中国、アメリカ、朝鮮半島、ロシア、中東周辺、いや世界中のいたる所の旧態然なやり方が報道されるたびに、かつては日本もそうだったということに思いが至る。原子力発電の見直しの機運も、東日本大震災の原発事故から急激に高まった。太陽光発電がここまで急速に設置されたことなどは、20世紀にはイメージしにくいことだった。人間は教訓からしか学ぶことができないのだ。もっとも、汚職などの役人や政治家絡みの問題は、教訓から学んでいるとは思えないけれどね。

 地球自身は、教訓から学ぶようなことはしない。地球が人間に警告を与えることもしないし、核実験のように、人間世界を実験に使うようなこともしない。すべては結果である。そして、捉え方次第でもある。現在の気候変動が、地球からの警告だと捉えることも擬人化した表現だと言えるだろう。確かなことは、土は偉大である。海も偉大である。そういうことだけなのだ。人は、常に人のマネをして人の上に行こうとするが、そうではないやり方の中に多くの人が望む事柄がある。中東の市民が爆弾に滅茶苦茶にされた畑を悲しんでいる姿には、僕たちと同じ真実を見出すことができる。争いなんて必要ないのだ。

 土に触り、土から生まれた植物に触る。海に潜り、海に生きる魚を食す。動植物の死骸は、土に栄養を与える。そうして作物を体に取り込み、人は数を増やしていった。数が増えれば争いも増える。あなたは間違っている、私は正しい。その繰り返しの中で、土が正しく、海が正しいなんて、言の葉にものぼらない。

 最近、仏壇の前で親父に向かってつぶやくことが多いのは、「俺、間違っているかな?」である。僕の内心はこうである。「やっぱり間違いだろうな。でも、考えた末にこれしかやり方がないんだよ」と。もちろん、法は守る。だが、生活の至るところで、僕の考えたやり方は、人とは違う考えであることが多い。人から見れば、間違いだらけの人生なのだ。だから、たまにある「間違いでもなかったかもしれない」というつぶやきは、「おお!」という感嘆符が付くくらいなのだ。

 で、今年に向けて思うのは、自分が不可解だと感じることには妥協しない、そういうことである。そんな事を言ってみても、生活自体が変わるわけではない。変わるのは常に僕自身だけである。人を変えようなどとも思わない。頑張っている人を応援したくなったら、とことん応援するのみだ。ま、ほとんどこの気候には惨敗だろうけど。

2020年1月17日


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