江戸道(小金井街道)

東京都清瀬市から清瀬橋を渡り、所沢市に入る。

清瀬橋は「江戸道」と「引又道」が重なっている橋である。

志木から柳瀬川右岸を進んできた引又道と南からの江戸道が

清瀬橋南側で合流して対岸の所沢市側に渡っている。

埼玉県所沢市下安松164付近

国土地理院 2万5千分の1地形図

中央付近が写真撮影地点

 

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「柳瀬川」という交差点。

かつては柳瀬川沿いの「引又道」と所沢村に直接向かう「江戸道」との分岐点であった。

「江戸道」は、現在小金井から田無・清瀬を抜け、所沢市に至る小金井街道である。

前方信号左手が柳瀬川沿いに秋津へ進む「引又道」。

右手が坂を登り所沢村に直接入る「江戸道」(小金井街道)

この交差点近くに下安松の子育て地蔵があり、その台座にも

「左 秋津道」 「右 所沢道」と刻まれている。

埼玉県所沢市下安松1036付近

国土地理院 2万5千分の1地形図

中央付近が写真撮影地点

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江戸道(小金井街道)は、ゆるやかに坂を登り、「愛宕山」交差点を目指す。

「愛宕山」は現在でも清瀬からくる小金井街道と県道所沢浦和線が合流する重要な交差点。

 


前方の交差点が「愛宕山」

道路標識ではT字路のようになっているが、実際は三叉路である。

国土地理院 2万5千分の1地形図

中央付近が写真撮影地点

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一般的には、愛宕山からは県道所沢浦和線に合流し所沢市街へ進む。

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「所沢市史 地誌」によれば、県道を斜めに横切り、

ほぼ県道に沿いながら東川の段丘上にそって、市街に向かっている。

実際、愛宕山交差点からやや所沢市街よりのところに、

斜めに分かれ平行して進む道がある。

コンビニエンスストアをはさんで左側が県道浦和所沢線。右側が江戸道

埼玉県所沢市上安松818付近

国土地理院 2万5千分の1地形図

中央付近が写真撮影地点


 

細い道は、何回か屈曲をしながら次第に県道から離れるが、

牛沼への道と交差した後は、ほぼ直線的に市街に続く。

牛沼道との交差点。

江戸道は東川右岸にそって段丘上を進む。交差する牛沼道は

左手から右手へ坂をくだり、東川に出る。

埼玉県所沢市牛沼191付近

国土地理院 2万5千分の1地形図

中央付近が写真撮影地点

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「牛沼道」交差点から先は直線的ではあるが、

市民医療センターや昌平寺付近など

街中の道となってしまい古道という面影はない。

「所沢市史附図」では古道として明記していないのもうなずける。

特に、市民医療センターでは北側を回り込むように進まないと

合流地点には出られない。


 

七星橋北側の踏み切りを渡る

根岸の交差点の手前で県道に再び近づく。

陸橋「七星橋」で線路を越えているのが県道。

県道浦和所沢線「七星橋」

橋を渡ると根岸の交差点


 

合流直前で再び古道の趣が出てくる。

根岸交差点

埼玉県所沢市東町21 付近

国土地理院 2万5千分の1地形図

中央付近が写真撮影地点

この道がかつての江戸道と想像できるが、確定できる資料はない。

「所沢市史附図」では古道として明記していない部分は、

牛沼道との交差点から西側、下図では明るい色の部分。(左半分)

一説によれば、この部分を「市街道」と呼ぶ向きもある。

所澤で開かれていた三八の市に人々が通っていた道であるという。

 

 


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