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Brian Littrell -- 基金


Brian Littrell Healthy Heart Club for Kids ⇒Official Website
心臓病を患った子供たち,あるいは心臓病に発達するおそれのある病気を持った子供たちが,適切な教育・運動・栄養管理・リハビリなどを含む,医療施設内のプログラムを受けられるように支援するために,1999年5月,Saint Joseph Hospital内に家族と共に基金を設立した。


活動
Saint Joseph Hospitalが中心となって寄付を募っており,Tシャツや帽子等のグッズの販売もしている。(Webサイト上で寄付,購入できる。)
Brianは時々病院を訪れ,子どもたちのお見舞いをしたり資金集めの協力をしている。

Brian's Quote
「僕がこのクラブをはじめた理由は子どもたちに必要なことで役に立ちたいということ,子どもたちの自信を応援すること,もっと自分のことを考えてもらいたいということ,それから心臓の研究のために資金を提供したいということからなんだ。」


Brianの病気
生後6週間のときに心臓の雑音に医師が気づいたが,時が経つにつれて聞こえなくなったため,医師は「成長するに従ってなくなるだろう」と考えていた。そしてBrianは元気に普通の男の子として育った。

だが5歳の夏,家で自転車に乗っていて転倒し膝をすりむく。その時はなんとも無かったのだが,2週間後に祖父の家で兄と遊んでいて突然倒れ,コンクリートに頭をぶつけてしまう。

心配した母が病院に連れて行くと,2週間前のケガの時感染したのが原因で,身体にブドウ球菌が広がってしまっていた。その検査で,心臓の左心室と右心室の間に小さな穴が発見された。(=心室中隔欠損症)Brianはこのとき初めて自分の心臓のことを知った。のちに,小さな頃からときどき心臓を針で刺すようなチクチクとした痛みや,ウェーブのように痛みがくることがあったが特に問題はなかったことを語っている。

1か月半の入院となったのだが,この間Brianの心臓が30秒間全く動かなくなってしまったこともあった。両親は医師より「長くは持たない。葬式の準備をしておいた方がいいかもしれない。」と言われた。「でも,当時の僕の両親には葬式を出すようなお金なんか無かったし,病気のせいで僕は保険に入ることも出来なかったんだ」とBrianは当時のことを語っている。

「腕には点滴の注射がいっぱいで,じっとしていなくちゃいけないんだ。それに,点滴する場所が無いから足の静脈にも打ったんだ。この病院で死んでいくんだなって思ったよ。」しかしBrianを愛する母は祈り続け,細菌の伝染が止まり奇跡的な回復を遂げた。「母さんが祈ってくれてたせいで,神様が僕を生かしてくれたんだよ。」

このときはまだ5歳で幼かったため,あえて主要な手術は行わず,成人して体がもっと安定したときに改めて最終手術をすることになった。その後,毎年Kentucky州立大Medical Centerで検査(心電図や心電計,X線撮影)を受け,その度に「穴は小さくなっている」と言われていた。

しかし,Backstreet Boysとしてのキャリアをスタートさせ,忙しい日々を送っていたことからその穴は次第に大きくなっていく。医師や専門家にノーマルな生活はでき,心臓病を持っていることで物理的な問題はなかったが,医師や専門家に父親になったり家族を持ち長く生きるのならば手術が必要だと言われる。Brianの母は「BSBを結成してから6年間のスケジュールは恐ろしいものだった。彼が年1回の検査に行ったとき,医師は彼の心臓がとても大きくなっていることに気付いたの。」と言っている。「8年前の心臓の手術が,僕の人生の中で,もっとも苦しい時期だった。BSBで成功を収め,世界中を飛び回っていた華やかな人生の裏で,心臓は悲鳴をあげていたんだ。」

そうは言ってもBSBが軌道に乗り始めた頃で,誰も彼の手術が重要だとは思わず,手術を優先には考えようとはしなかった。「金は人におかしなことをさせる。あれは心臓の手術の前だった。『僕が大金の山に見えるかい?』って言ったんだ。そうしたらマネージャーのひとりが『ノー,ノー,ノー』って。でも奴らは人が心臓の手術を受けなきゃならないってことを知っていて,それでもツアーをスケジュールに入れたかったから,手術の日程の方を変えさせることくらい気にもしないのさ。」

結局BSBとしての仕事を優先させたことにより2回の延期ののち,1998年5月8日,NYのロチェスター病院で開胸手術が行なわれた。Brianは手術直前のことを全く覚えていない。「ママとLeighanneは,僕がとても元気そうだったとあとで教えてくれた。でもそのあとベッドの上に乗せられて運ばれていくときに大丈夫かと声を掛けたら,僕は泣き叫んだらしいんだ。」

手術の2日後には,歩行器を使って歩かされた。「待合室にKevinがいてね。真っ青になってこっちを見てたよ。Kevinは2〜3日ずっと僕のそばにいてくれた。」Kevinはその時のことを,「Brianの手術が終わって病院に行ったとき,あいつが歩行器に捕まって歩いているのが見えたんだ。あの時目が醒めたよ。何が大切かわかったんだ。健康じゃなかったら,家族や自分が幸せじゃなかったら,キャリアなんてクソほどの意味もないんだってね。」と語っている。「手術は人生経験だった。僕は「何が僕の人生の山場だろう」って考えていたから,難しい決断だった。明らかに人生の山場はこの手術だよ。僕は手術を家族みんなで共有したいと思った。それはみんなが成長できるような経験だったから。それぞれにとっても,みんなにとっても。」

心臓の手術をしたあとに残った胸の傷は約12cm。「今の僕には胸の真ん中に男らしい傷があるんだ。」

術後は7月までオフを取り,8月からツアーをスタートさせた。「最初の頃は息が切れるとすぐにステージ脇に戻って酸素を吸わなくちゃいけなかったんだ。」

ちなみにこの手術の時の検査で,動脈に脂肪がついていることがわかり,「好きなものを好きに食べてもいいけど,ジャンクは控えなさい。」と医師に注意された。

現在薬など服用したりはしておらず,定期検査にだけ行っている。


心室中隔欠損症(VSD)
心室中隔(左心室と右心室の間)に穴が開いており,肺と心臓を通る血液が多く,全身を回る血液が少なくなる病気。

※全先天性心疾患の中で最も発生頻度が高い。

※成長するにつれて穴が自然に閉鎖することもある。

※穴の大きさと位置によって症状の発生時期,病相が異なる。大きな穴の場合は乳児期より発育障害・呼吸困難などが見られ,運動制限や手術が必要。小さな穴の場合は無症状で心雑音を残すだけで成長し運動制限などは無い。

※手術後は欠損口の残存不整脈を残すことがあり運動管理が必要であるが,発育や寿命に影響はない。

※心臓に病気があると,身長は普通に伸びるが太りにくい。


⇒ *The One ※ KBNHA