うちの娘になってから真夏は、いつも冷房の効きが悪いので思い切って詳細を調査すること
にしました。
2.現状の確認
まずは、昼間で気温27度の明るい場所(2008年6月末)で、エアコンの設定温度を18度に設定します。
で・・・、こんな設定/環境下で、しばし待つこと10分ほど放置プレイ・・・
電動ファンが回っていません・・・orz
どうやら詳細を調査する必要があるようです。
3.詳細の調査
まずは、定番のヒューズボックスです。
異常なし・・・
う〜ん、冬の暖房は少なくとも動作しているし、真夏の高速道を巡航していると涼しいし・・・・
と、なるといよいよもって怪しくなってくるのが、こいつの状態です。
え〜え〜、分かりましたよ・・・(--;
こいつが原因です・・・。
そう、これは、"AIR CON"と"BLOWER/RAD FAN"に使用しているリレーです。
リレーのピン配置は以下に示します。
このリレーは、Pin 1-2間(駆動コイル)にDC12VをかければPin 3-5間は0Ω(SW on状態)となります。(なるはずです)
DC12Vのon/ofすれば、連動してカチカチと動作音を発しますのでそのタイミングと連動してPin 3-5間が導通/開放すれば問題ありません。
ちなみにPin 1-2間の極性はありません。
で、結論から言えば、"BLOWER/RAD FAN"側のリレーが何の反応がありませんでした。
そんなわけでコイルの抵抗値を測定した結果を以下に示します。
"AIR CON"側(正常品) → 82Ω
"BLOWER/RAD FAN"側(不具合品) → 0.99kΩ
不具合品の抵抗値1kΩって一体・・・。(リレーの駆動コイルにかかる電流が8mA程度なんて間違っている・・・)
と、いうわけで近所(徒歩4〜5分)にある青舞台ディーラーへ部品を発注しに行きました。
部
品名称
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部
品番号
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価格(2008年6月)
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リ
レイ.1M
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25230-C9980
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\1691(税込み)
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この青舞台・・・近所のホームセンターより近いようです。
これぞ、本当の「灯台下暗し」です・・・。
4.作業結果
目的の部品は、無事入手に成功しました。
これは、現行で汎用品(2008年7月現在)のようです。
一応、2個発注しましたが部品調達上、心配する必要はないようです。
予算をケチる場合は解体屋等で動作しそうなものを入手してもよいと思いますが、あまりメリットは無いようです。
(これくらいは新品にしようよ)
とりあえず、換装の際、電動ファンが軽い力(割り箸で突付いた程度)で回ること確認しました。
(電動ファンの軸がロックしていたらしゃれにもならん)
気温30℃以上の晴れの日の中エアコンをONにした状態で20分走行後、エンジンルームを開けると・・・
動作したよ〜・・・(T◇T
と、いうわけで今回のミッションは完了しました。
5.おま
け
部品を発注(しかも在庫が部販にあった)し、入手の目処が立ったため、不具合品を分解してみました。
そうそう、簡単に分解できるものではありませんでしたので、半分破壊したようなもんです。
原因は、駆動コイルの断線でした・・・。
先に、不具合品の駆動コイル側(Pin 1-2)の抵抗値が1kΩになっていた理由も納得です。
駆動コイルと並列に1kΩの抵抗が接続されていたためです。
なぜ、そのような必要があるのかは更なる調査が必要なようです。
その大元にある駆動トランジスタ(またはトランジスタアレイ等のドライバ)の保護用なのでしょうか
(回路そのものを開放状態にしないようにしている?)
で、断線していたのは画像左側(Pin 1)でしたのでコイル一巻き分、配線を剥ぎとって半田付けすると・・・
見事に復活してしまいました。
復活してしまいましたので、これは予備部品として保管することにします。(^^;
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