0.作業に最低限必要な工具
上から内装剥がし、プラスドライバーです。
内装はがしは、あまり一般的ではありませんが、クルマをいじるには最低限必要な道具です。あまり高価ではありません(¥500〜¥1000)ですでの1本くらい用意してもよいと思います。(ディーラーや修理工場では持っていて当たり前です)
ドライバーは、できれば、クロム・バナジウム配合の製品を用意してください。普通の安物ですとすぐにねじ山をナメるか、ドライバーの刃先をナメます。(あとで使いづらくなるのは当たり前です)
1.換装前の状態
←これが換装前の状態です。
いわゆる、お店で買ったときに付いていたやつです。
これを使うがために納車前に、MDデッキなるものを買う羽目になりました。
(予算オーバーの原因その2)
これは、最後のトラックの最後の数秒に音飛びするという困ったちゃんです。
原因は内部のマイコンプログラムの不具合と、ピックアップ駆動コイルが少々ヘタっているためです。
そのため、バッファ内容再生中にヘッド戻しをすると、ときどきマイコンの処理に不具合が生じて、そのとき音飛びします。(それでいいのかよ〜。三洋さ〜ん)
2.センターパネルはずし
まず、センターパネルが外せないと何も始まりません。(当然でしょ?)
私はGT-Rですが、GTS-4、GTS、GX-iの5速MT車も同じだと思います。(R32ならば基本的に同じ構造のはず)
残念ながら、AT車は知りません。(無責任な・・・)
まぁ、たいていの場合は、ディーラーで聞けば教えてくれると思います。(私は自力でここまでたどりついた)
ネジ4本外したらあとは、内装はがしで適当(適切かつ妥当)にこじってあげれば、センターパネルが外れます。(それでいいのかよ〜)
が、しかし!!
3.今回のターゲット(載せたもの)
今回搭載したのは、ケンウッド製の1DINタイプのMDデッキです。
結局MD→MDの載せ換えなのです。(^^;
また、実際に搭載するには、この他にこのモデルに該当する変換ケーブルと、車種別パネルキットが必要になります。
ただし、社外品→社外品に載せ換えるときは、すでに変換コネクタが付いた状態ですでの新たに購入する必要はありません。純正品→社外品のオーディオシステムに載せ換えた場合、必要になります。日産の一部車種(Y32セドリック・グロリア、R32スカイライン、Z32フェアレディ)のアクティブサウンドシステム搭載車の場合は、さらに専用のアクティブサウンド用変換コネクタが必要になります。(実はこれ、トランク内のいくつかのオーディオ配線を直結すれば変換コネクタは不要)
↓車種別パネルキットはこんな感じです、(写真は日産車用)
これがないと車体側のマウントに固定できない場合があります。
まぁ、板金作業が可能な方にはあまり必要がないと思います。
4.マウントに固定
そういうわけで(何がそういうわけでだ)本体をマウントに固定します。
配線については取説にも書かれていますので割愛します。(というか、露骨に分かりやすいのでカット)
車体側のマウントに固定するとき、パネルキットも一緒につけます。
あとは、分解と逆の手順を踏んで組み込み直せばOKです。
ただし、センターパネルを組み込む前に以下の動作試験をしてください。
・オーディオシステムの電源On/Off
・CD/MDの基本動作(要は、正常に再生できるか・できないか)
・オーディオシステム動作中のブレーキランプの動作
・他の電装品の動作(エアコン、ターボタイマー等)
5.完成
動作試験後、問題なければセンターパネルを組み込んで完成です。
←組込み後の状態
う〜ん、お店でやってもらうのと大して変わらない出来栄え〜(当たり前だろ?)
この作業は、撮影しながらでしたが、ばらしてから、動作検証・組み上げまで大体40分くらいで完了しました。
これを、お店に頼むと工賃は3000円〜5000円だそうです。(高いけど人件費を考えれば当然ですね)
このくらいのレベルですと、個人レベルでも午前中の半日作業以下ですね〜。(^^;
これなら、誰でもできる(ほんとか?)レベルですね。