☆☆☆ 速度超過検出器の作成 ☆☆☆
1.概略
R32中期以降でオプションとなってしまった、100km/h超過警告チャイムを電子化してみました。
ちなみに純正のチャイム付きは、以下のような状態です。
*本ドキュメントは前期型 (車体番号 E-BNR-0*****)でのお話です。
中期型/後期型は事情が異なるそうです。(あくまで伝聞のため明言は避けます)
2.動作原理
メーターパネル裏側より、100km/hを通知する信号として"100K"が用意されています。
信号そのものは、メーター表示105km前後にて接点 on/offが有効になるようになっています。
ポートの状態は、開放/Low(GND)となっています。(Lowアクティブですね)
100K端子は以下に示す接点でon/offされています。
100K on状態
100K off状態
上記のように、オドメータのシャフトがカムとなっているため、100K端子は、一定距離ごとにon/offを繰り返します。
これにより、チャイムの100K端子-BATT端子間の電位が12V→0V→12Vを繰り返しとなるため、on/offと連動して「キンコン」と鳴るわけ
です。
ただし、この構造は、速度によりチャイムが鳴る周期が変化してしまいます。(ヲイ
おまけに、チャタリングにより、「キンコン」ではなく「キキンコン・・・」等・・・間抜けな鳴り方をしてしまうことが多々あります。(コラ
3.今回のターゲット
今回のターゲットとなったのは、マイコン(マイクロコントローラ)です。
Microchip社(http://www.microchip.com/)
のワンチップマイコンです。
今回は、チャイムに相当する部分のソフトウェアを作成する必要があります。
ソフトを作成するにあたって、動作条件は以下のようにしました。
・100K検出しないときは、LED8個を逐次点灯させる(TV番組「ナイトライダー」のあのフラッシャーのように))
・100K検出した場合は、500HzのBeepを2秒周期でエンコードする。
・Beep音エンコード時は、0.4秒周期で全LEDを点滅
ソフトは、以下のリンクの場所に置きました。
ソフトウェア(HEXファイル
は)ここ
このソフトは、16F648A用ですのでご注意ください。(16F84A用は、リクエストが多ければ考えます。)
*HEXファイルの書き込み方法は、ここの本筋から離れてしまいますので省略します。
*本ソフト使用による不具合等の責任は一切負いません。自己責任でご使用ください。
回路図は、以下に示します。
この回路図をユニバーサル基板上へ起こすと以下のようになります。
*スピーカーは基板上に付けていません。
*動作テスト用にスライドSWを付けています。
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