20030416 絵を描くということ   1 メカニック

 「芸術は創造主の自慰行為」と誰が言ったか忘れたが、それは真実かな、と思う。自分の満たされぬ欲を、創造行為でもって昇華する。言い得て妙だなあ。
 私は、自らを「創造主」と名乗るほどのものじゃないけど、作品自体が一つの世界であるわけだから、その作品を作るということは世界を作ることであり、その意味では、作品という世界を創る「創造主」なのかもしれない。
 それはそうとして、私が作品を作る最大の理由は、一言で言ってしまえば、「欲しいから」である。ヤマトを描くのも、ガンダムを描くのも、ガオガイガーを描くのも、詰まるところは「欲しいから」の一言に尽きる。
 その原点は、プラモデルの箱絵(ボックスアートという)のような絵が欲しかったから。あんなかっこいい絵が欲しい。しかも大きい物が。当然、そんな物が売っているわけでもなく(仮にあったとしても、買えないだろうけど)、じゃあ、なけりゃ作ってしまおう、と言うのが自分の原点である。
 それで縁あって、絵画の勉強をすることになった。更にアクリル絵具に出会って、それで初めて描いたのが『ガンダムデスサイズヘル 』。それで味を占めた私は、『エヴァンゲリオン』や『ウイングガンダムゼロ(TV版)』を描いた。
 その時その時は全力を出して描いていたが、時間が経つとなおしたくなってしまう部分も出てくる。しかし、画風が変化しているので、なおせないけれど……。
 現在も、描きたい物は沢山あるが、F30というサイズは量産できるものでもなく、なかなか作れない。ただ、このサイズの作品が年間に2枚しか完成しないというのは、ちょっと以上に問題があるような気がする。