20061203 冷たい血

 変なタイトルだけど、今回は献血のお話。
 私は定期的に献血をしています。利点は人の役に立つというボランティア性が正当のものですが、他にも二つ挙げられるでしょう。
 一つは血液の生化学検査。成分献血の場合は、かなり細かくやってくれる。これを定期的に行うことで、自分の健康状態の変化が判るというもの。食生活の乱れから、コレストロール値が気になるのがちょっとヤバイ。
 もう一つは、無理矢理(?)血液を減らすことで、造血機能が刺激されること。血液を無理矢理新陳代謝させるというところでしょうか。血液だって、自然に新陳代謝するのでしょうが、それを強制的にやってしまうというもの。古い血を捨てて、と言っては変ですけど。
 献血には大きく分けて2種類あって、全血と成分献血。全血は血液の全ての成分を抜き取るもの。400ミリリットルと200ミリリットルの二つがあるが、400ミリリットルが推奨されている。考えてみると、牛乳瓶2本文の血液って、凄い量かも。人間は全体重(全血液量?)の15パーセント、大体600ミリリットルらしいのだが(計算しないように)、それを失うと体機能に障害が出るらしい。軽いものは貧血や眩暈から、重くなれば失血死まで。一度600ミリリットルに挑戦してみたいものだが、当然、そんな量は献血できない。
 今私がやっているのは、成分献血の方。これには血漿成分献血と血小板成分献血があり、どちらで献血するかは、当日、献血センターが決めてくれる。事前の検査の結果で決めるそうだが、どこで決められるのかは全然判らない。
 どちらも、一度採取した血液を遠心分離器で血漿成分と血球成分に分け、必要な分だけ残して、後は身体に返す。余談だが、赤血球を分離して残りを返したら、間違いなく貧血だなあ、なんて考えてしまう。
 まあ、とにかく、血漿を採取するのならば、生理食塩水(?)を血漿の代わりに混ぜて返すみたい。血小板の場合は残りをそのまま返すのかな。
 直径2ミリ程度の針を肘の内側の血管に刺すわけだが、見ているとゾッとする。当然ながら、決して慣れられない。痛みは、その処置をする人の技倆による。上手な人がやると、指すときの痛みだけで、後は全然痛くない。下手な人がやると、ずっと鈍い痛みが続くのである。まあ、こればかりは運ですね。
 血液を採取して、遠心分離器に掛けて、残りの血液を返す。それを何度か繰り返すわけだが、大体1サイクル10分程度かな。大体1時間くらいじっとしていることになる。機会によっては、左腕から取って、右腕に返すという、両腕を使う機械もあった。今は片腕だけでやっているから、使われていないのかも。
 で、ここで、タイトルの「冷たい血」が出てくるわけである。
 私の平熱は大体35度の前半。職に就いてから10年弱、平熱が1度判定度下がった。これはこれでまた別の問題だが、この際は関係ない。
 その35度の血液を採取して、返すまでに約10分。その間に、血液が冷える。何度になるか判らないけど、数度は下がっているはずで、その冷えた血液が返ってくるわけ。気温が高い季節はそれほど気にならないけれど、冬になると、何故かしら、これが堪える。でも、夏だって冷房がかかっているのに、気にならない。
 その「冷たい血」が返ってくると、腕がしびれてくる。その冷えた血が全身に回っていくので、私の場合、次にしびれるのは唇と口腔。それ以上しびれることはないですが、しびれるんですよね。嫌悪感もないけれど、癖にもならない。
 でも、凍死する時の最初って、こんな感じなのかなあ、とふと考えてしまったり……。
 まあ、冷えた血液も身体の中で温まるので、害もないと思います。
 余談になるが、私は大抵、半分以上、寝て過ごします。酷い場合は最初の数分だけ起きていて、気が付いたら、殆ど終わってしまった、という事も。これも冷たい血のせいかな、というのは考え過ぎかな。
 本題に関係する話題ははこれだけか……。あれだけ前振りをしておいて……。
 献血が終わった後は、無料の自販機でお茶を飲みます。献血後は水分補給が必須なんです。
 献血をするためには、健康を維持しなければならないです。
 献血が出来るという事は健康である、ということで。
 薬を飲んでいたら、出来ませんから。私は、薬を飲んだ場合は、3ヶ月は献血をしません。薬の成分が輸血された人にどんな影響があるか判らないですから。