ThinkPad T61p(6459-5BJ) 最終更新2008/5/13


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<STORY>

 ThinkPad 600→T23→T42と買い換えてきた自宅用の「A4薄型高性能」用途のシリーズは、順当に行けば次はT61になるはずでした。X60シリーズと同時期に発売されたT60シリーズは、デザイン的にはT40シリーズの流れを汲みつつ、より堅牢化したモデルとして、好ましいものに思え、時期的に言えばT61が買い時でした。

 ところが、lenovoがT61世代から急速にワイド液晶化をすすめ、4:3比率の液晶はあっという間に駆逐されてしまいました。候補に考えていた14.1インチSXGA+(1400×1050)液晶のモデルも消えてしまい、個人向けのモデルでは、T61は全部ワイド14.1インチWXGA+(1440×900)となってしまいました。縦方向で150ピクセルの表示領域減少にはちょっと抵抗感が否めないところです。ワイド液晶しかないのであれば、15.4インチと大きくなっても、WSXGA+(1680×1050)くらいのモデルが望ましいところですが、ちょうどいいこのタイプもTシリーズには存在しません(Rシリーズには存在する)。

 結局、消去法で行くと、WUXGA(1920×1200)液晶の最上位モデルであるT61pを選択するしかなくなり、2007年末にlenovoダイレクト(ThinkVintageClub)で購入してしまいました。

 買ってみると、ThinkPadのロゴから「IBM」が消えています。覚悟していたとはいえ、やはり悲しい感じ。

 ThinkPad RollCageと称するフレームを導入したことにより、全体に重くなったのは否めませんが、剛性感は確かに高くなり、キーボードのたわみも殆ど感じられないようになりました(ただ、キーストロークが少ないので、かつての600Eのような吸い付くようなキータッチにはやはり追いつきません)。

 また、15インチを超えるワイド液晶のため、どうしてもキーボード両側に間抜けな隙間が空いてしまいます。デザインで気にならないようにできなかったものでしょうか。1920×1200の液晶はさすがに高精細ですが、文字が小さくなりすぎて、これから老眼年齢を迎える身としてはちょっとつらいかも。

<SPEC>

初期導入OS  WindowsVISTA Ultimate → 現在 WindowsVISTA Ultimate SP1
 2008年4月、SP1導入。

CPU  Intel Core2 Duo T7700(2.4GHz)
 

LCD  15.4’TFT(WUXGA=1920×1200)
グラフィックチップ  nVidia Quadro FX 570M
            (ビデオメモリ最大511MB(メイン・メモリーと共有) 最大表示色1677万色)
 ワイド液晶も、1920×1200という超高精細液晶も望んだわけではないのですが、綺麗なのは綺麗です。

メモリ  PC2-5300 DDR2 SDRAM 標準1GB(公称最大4GB)  →  現在メモリ搭載量  3GB
 スロット×2のうち、一つに出荷時から1GBが既設です。購入と同時に2GBを増設。

HDD  160GB(Seagate Momentus5400FDE..2)→250GB(HGST HTS542525K9SA00)
 出荷時に装着されていたのは何とSeagate製。IBMとSeagateは相性が悪いという話も昔はあったのですが…。すぐさま2008年正月にHGST製250GBに換装。

バッテリ  Li-Ion(公称4.0時間)
 出荷時のバッテリは大型のものが装着されており、後ろが半分斜めに出っ張っています。これが気にくわないので、わざわざ小型のバッテリを買い直しました。

サイズ  358×255×29.8-34.5(mm)
 T42と比べ、液晶サイズの変化に伴い幅が47mm、厚みが3mmほど増加しています。

重量  2.9kg
 ばかでかい液晶を積むため、仕方のないことですが。。。もはや気軽に持ち歩けるものではなくなってしまいました。私の買ったThinkPad史上最重です。

価格  IBMダイレクト価格417,900円    購入価格279,930円

インターフェイス  VGA、PCカードスロット(typeU×1)、Expressカードスロット×1、USB2.0×3、モデム、LAN、ドッキングステーション用コネクタ、ウルトラベイスリムスロット、無線LAN機能(802.01a/g/n)、IEEE1394、マルチカードリーダ
 *別売アドバンスドック経由でパラレル、シリアル、USB×5、ウルトラベイエンハンスドスロット等
 このドッキングステーション、ThinkPadDockTのころのデザインが一番良かったような気がします。ThinkPadDockU→アドバンス・ドックと代が変わるにつれてどんどん設置面積がでかくなり、無粋になってしまいました。

<HISTORY>

2007/12/20
 購入。
 同時にアドバンスドックも購入しました。

2008/1/1
 HDD換装。

2008/4/13
 VISTA SP1を導入。
 3月にSP1が公開されて以後も、WindowsUpdateにてSP1が表示されなかったため、調べたところ、指紋認証ドライバ(Tcusb.sys)のバージョンが古い(1.9.2.99)のが原因らしいです(元ネタThinkPadClub)。ところが新しいバージョンはSystemUpdateでまだ提供されていません。そこで、やむなくUPEK Incののダウンロードページから最新ドライバを直接ダウンロードしてインストールし、再起動したところ、Tcusb.sysのバージョンが1.9.2.111に上がりました。もう一度再起動したところ、ようやくWindowsUpdateにてSP1が表示されるようになり、インストールが出来ました。
 結果、確かに起動時やファイルのコピー、ダウンロード、ファイルの表示など全般的に早さが改善された傾向。

2008/5/9
 T42の後釜になるべく、連休前から順にソフトをインストールしてきましたが、ProAtlasSV2でつまづきました。このソフト、Vistaに対応させるためにはアップデートモジュールをインストールする必要があるのですが、よく読むと、本体のインストール後、詳細データの追加インストール前にアップデートモジュールをインストールする必要があるそうです。これを知らずにうっかり先に詳細データのインストールを行ってしまったところ、地図データのアップデートを行っても反映されなくなってしまいました。解決方法は不明。システムの復元もできないようですし、いったん削除して再インストールしても駄目。。
 仕方なく、OS自体のリカバリーからやり直しです。

2008/5/13
 P/S PLAZA Wakamatsuで、ThinkPad用のIBMロゴを売っていましたので、購入して貼り替えました。
 1枚998円が安いか高いかはその人次第でしょうか。左が剥がしたレノボステッカー。右が貼り付けたIBMロゴステッカー。従前のIBMロゴステッカーが貼られていた場所は、レノボステッカーになっても凹んでいるサイズは全く同じ為、このような張り替え技が可能なのです。
 しかし、店頭で陳列されているX300などの新世代モデルを見ると、この凹んでいる場所の形も変わり、ステッカーは「ThinkPad」のみになってしまっています。


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