SAKAKI's etc.  吉岡が見た映画や、身の回りの雑事について語ったもの。★★★で満点/☆は半分

SAKAKI's etc. ■ 11 ■
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[152]>>>> 2005/7/6

ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ
日本版ミュージカル
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三上博 主演
情報サイト

★三上博主演のミュージカル版「ヘドウィグ・アングリー・インチ」を見て参りました。詳しく知らないのですが、日本では映画版がメジャーですけど、本来はミュージカルがオリジナルらしい?

★三上版ミュージカルインジャパンと映画版。
★見比べると割と映画は脚色した部分も多いのかな? それとも日本版は結構オリジナルミュージカル版より短縮してるのかな? 割とすっきり仕上げられてて、むしろストーリー的に不案内な部分も多いように感じられました。映画版見てなかったら、よくストーリーが分からなかったかも。

★さて感想。
★三上あっての舞台ですね。あんの濃いキャラを「歌って」「演じ」られる俳優は、日本には多くないですからね。ただ演技が上手いだけじゃダメ。キャラを立てられる濃い人じゃないと。歌が上手いだけでもダメですね。演技がついてこないと語りの部分が飽きちゃいますから。
★そうそう、基本的に「歌」と「語り」だけの舞台なので、俳優さんは演じるにしても幅が出しづらくて大変なんじゃないかな。「語り」で演技しなくちゃならんからね。
★その点、三上は素晴らしかった。歌も上手いしね〜。語りも申し分ないです! やっぱり三上は舞台映えする人だよな〜。演技に華があるもん。

★ただ、映画版とミュージカル版とどっちが好き、と聞かれたら「映画版」と答えちゃうな。どうもワンマン舞台って好みじゃなくて。善し悪しとかの問題じゃなく嗜好の問題だから、ホント善し悪し関係なくね。
★でも、ひとつのミュージカルとしてなら、とても興味深い演出方法(語りと歌のミックスが絶妙)だし、三上の演技含めて完成度の高いミュージカルですね。

★ところで映画版はうまく脚色したな〜。うまく映画用に演出し直して、ライブシーンや、細かいエピソードのそれぞれのシーンがかっこよく仕上がってる。雨の降る中、たった一人の観客を手招きして、舞台に一緒に座らせたシーンなんて、雰囲気といい画面(えづら)といい絶妙だね。

★ただ、どちらにせよ、ヘドウィグには共感出来ないな〜。あれって「ゲイ」がどうのって問題よりもロックへのオマージュ的なミュージカルだっつーのもあって、別にアングリーインチじゃねえじゃん、とか思っちゃう。「愛とは?」「自分の片割れはどこに?」とか、そういう問題も「歌ってハッピー。ラブアンドピース」な精神で煙に巻かれちゃった感じ。いや、それはそれで大事とも思うが。
★というかキリスト教の「アダムからイブが生まれました」って精神は、やっぱり理解しがたいなあ。
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[151]>>>> 2005/7/6

ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ
映画版
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★ミュージカルを上手く映画用に脚色してますね(まあ、本人が主演・監督・脚本を手掛けているから当たり前だけど)一番大事なノリとかロック感、ウィットな感じを壊さずに、尚かつ映画として見栄えのある映像にしてくれました。そういった意味ではより感情移入しやすかった映画版(映像というのは、舞台などの「引き込まれて行く」という感覚に対して、「自然と入っていける」メディアだと思う)の方が、私の好みに合っていました。

★まずミュージカルを映画に変換させる場合、描写を細かくしなくちゃならない訳だけど(よりリアルなセットを組んだり、カット割りして演技を細かくさせたり)、その辺はうまくこなしていて、見る価値あり。正にコミカルにウィットに、見ていて楽しくさせてくれやがります。 ★ヘドウィグが東ドイツでルーサー(米軍人)にぺろりと食べられちゃう(笑)シーンもいい感じ。ミュージカル版もコミカルにかつエロティックに仕上げてますが、映画版も中々です。「グミ・ベア」という小道具がうまいですね〜。

★それにしても「映画化」するのに一番苦労したであろう「トミー・ノーシス」の存在。
★ミュージカル版では声のみの存在(ヘドウィグがライブしている隣の巨大スタジアムでコンサートしていて、その声が漏れ聞こえる)だけで、声だけという演出によって「失ってしまった愛の片割れ=元々はひとつだった愛=ヘドウィグ」という存在をうまく喩えている訳ですが、映画だとトミー個人を存在させなきゃならないし、そうなると「トミー≒ヘドウィグ」の図式が成り立たせづらくなる訳で。実際、暗闇の中での、トミーとヘドウィグの対峙のシーンを見ていると、「う〜〜〜ん?」と首を捻らずにはいられない。
★股間に残った1インチ。自分(ヘドウィグ)を捨てて大スターの道を選んだトミー。本当の愛とは? 失ってしまった片割れ=愛はどこに?
★トミーとヘドウィグ。もちろん彼らは同一人物ではないし、それぞれ別人なんだけど、愛というものが、「失ってしまった自分の片割れ」だとすると、彼らは一体……。
★その辺のシーンは、ミュージカルを見た印象と、映画での印象と、アプローチの仕方で結構イメージが違うので、(大筋は変わらないのだけど、とにかく受ける印象が割と違う)両方見た方が理解しやすいですね。

★ただテーマは非常に面白いんだけど、正直な所「愛=失った自分の片割れ」って解釈には釈然としない。映画の客観的な感想というより、個人的な考えとしては、愛って恋人ってそういうもんか〜?と疑問に思う。
★「自分」という、いわば安全牌が本当の愛か? 自分と違う存在だからこそ求めあえるもんじゃないの? まあ、その辺の解釈の仕方も含めて自分で考えて下さいって事なんだろうけど。う〜む。
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[150]>>>> 2005/5/15

奴婢訓
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万有引力  2005/5/12
寺山修司/作・演出
J・A・シーザー/演出・音楽
小竹信節/美術・機械考案・衣装

★見てまいりました、初日。万有の「奴婢訓」を見るのは二度目です。前回見た時はコミケの直後に見たのですっかり舟こいでしまいましたが(笑)
★相変わらず訳わかんね〜〜〜〜〜〜! いや、もうあの「寺山」っぽいミラクルワールドは凡人には理解しがたいです(笑)いや、ホントにすげー。

★この舞台は「理解」しようと思っちゃだめですね。多分。頭で理解するんじゃなくて、心で感じるもんなのかな? 「お、このシーン、面白いね〜。いいんじゃないの?」みたいな。頭でストーリーを理解しようと思っちゃイケマセン。
★万有の舞台はそんな見方してると狐につままれます。たぬきにはっぱのお金を手渡されます。

★芸術作品の意図する事なんて、所詮作った本人にだって無自覚の部分があるから、観賞した人間がどれだけ頭捻って比喩隠喩暗喩を勘ぐったって、あんまり意味ないですよね。意識的に意図したものがある場合は、理論的に答えを導くもの大事だけど、そういう頭で理解する事に悦びを得る人もいれば、ダイレクトに琴線に触れる事に悦びを得る人もいて、「どう見るか」は結局は鑑賞者の自由で。
★芸術とか舞台とかって、結局は見た人個人の琴線に触れるかどうかで、良い悪いとかそういう問題じゃないんだよね、当たり前だけど。フィーリングフィーリング。

★ぱっと見、誰にでもすごいと思わせる綺麗なものってのは作りやすいと思う。それなりの技術と経験とある程度のセンスでなんとかなるものだと思います。でも前衛的な「いっちゃってる物」を作るのは、正に才能がなけりゃどうにもならないですね。
★で、才能ってのは「あっさりと壁をぶちやぶる力」なんじゃないかな、と思います。常識の壁をぶちやぶる力。それもあっさりと。あっさりと、じゃないとそれは才能ではなくて、努力なんだと。あっさり、なのがポインツ。

★それにしても万有の舞台に行った後は、いっつも狐につままれたような気持ちになります(結局そうなんじゃん(笑)
★諸行無常色即是空。そんな感じ(笑)
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[149]>>>> 2005/4/5

心の師匠のお宅にお邪魔しました!
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★ワタクシの心の師匠・星 樹せんせい。わ〜先生って呼ぶとなんだか新鮮です(笑)
★えっと、師匠のお宅へお邪魔してまいりました。どうも今進めてる仕事がうまくいかないので、他言無用で個人的に御相談にのって頂いたのですが。やっぱ色々勉強になりました〜。見落としがちなミスや穴を指摘して頂いたり、具体的な案を出して頂いたりとても勉強になりました。

★んで、他にも色々オタクトークしたり。思わず「陰陽大戦記」にハマりそうになってしまいました(笑)つうか。アニメ陰陽には声優のゆかなさんが出てるんですね…。でへ。キャラだけ見たらすっげー私が嫌いなタイプだったんですが、プリキュアのほのかと同じ声だ〜〜と思ったら、なんだか好印象に変わってました(笑)思わず和んでしまった(笑)あ、あと能登麻美子さんも出てるんですね。彼女は色んな番組で出ずっぱりだ〜。セラミュにも(もちろん声だけだけど)出てたし。
★しかし陰陽はおもちゃ萌えしてしまった(笑)いいね。おもちゃ好きにはちょっとたまらないです。買わないけどね(笑)

★あと星さんが新番チェックの為に買ってたアニ○ージュのおまけDVDで、ちょっとエマのプロモが入ってたんで、見させて頂いたんですが、中々良さそう! やっぱり見たいな〜。東京地上波でお願いしますよ〜。TVK入んないんだよ〜。他にも4月の新番組は色々期待出来そうですね。

★それからクラウの漫画の生原稿見せて頂いたり、アニメの資料とか見せて頂いたりしてウホウホです。見てたらメカが書きたくなってしまいました(笑)メカ好きーーーー!
★もうすぐコミックス発売だ〜〜。楽しみ〜〜。表紙のラフとか見せてもらって、どんな仕上がりになるのか楽しみです。うふふ。楽しみ〜。マガジンZ「KURAU Phamtom Memory」5/23発売。皆さん買ってね〜(笑)←なんだかスペル違うかも(笑)

★星さん、先日は本当にありがとうございました〜!
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[148]>>>> 2005/3/26

レミ感想UP
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★ふう。先日、念願の「レ・ミゼラブル」へ行ってきました。感想は左のコンテンツの「Musical」からどうぞ。例によって長いので(笑)お暇な方、どうぞです〜〜m(_ _)m

★今回はマチソワ(昼公演&夜公演)両方行って来ましたので、さすがに一日帝劇にカンヅメ(厳密にはその間外出もしてるけど)……正直ツラかったっす(笑)もう二度とマチソワ攻略なんてしませんよ!(歳だなあ…ふっ)

★んで、今回は私の心の師匠星さんもお誘いしての観劇(ちなみに星さんをお誘いしたのはソワレのみっすよ、流石に(笑)。何やらレミ、お気に召したようで何よりです。良かった〜。
★それに当日は色々お話出来て楽しかったです! 漫画の事、相談させて頂いたり色々アドバイスが聞けてホント良かったです。うお〜〜頑張るぞ〜〜。


>レミアイコン、お持ち帰り下さった方! ありがとうございます〜! ってオア! こりゃ星さんでしたか!? 一仕事終えて、久々にネット回りしてたら星さんのサイトで………。をををw......。ありがとうございま〜す!
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