SAKAKI's etc.  吉岡が見た映画や、身の回りの雑事について語ったもの。☆☆☆で満点/★は半分

SAKAKI's etc. ■ 02 ■
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[50]ニュープリンタ購入!      3/18

★買ったよ、プリンタ! うわ〜い! プチパソコンオタクなんで、どうも色々欲しくなっちゃっていかんですたい。

★買ったのはEPSON LP-9200PS3! 無駄にPS3! PSなんて商業でないと必要ないってのに何やってんだか…。でも去年の夏に購入したレーザー(EPSON LP-1200)は ダメっ子でさ。いや、普通にそれなりにいい機種なんだけど、それは家庭用なので、線が太かったり0.1mmの罫が出なかったり、文字にジャギが出たり、正直「やっぱり、そこそこ な機種だな〜」と半ばあきらめてたんだけど…。
★あ〜便利、ネットオークションって。だってLP-9200PS3って定価34万だよ? 普通じゃ手が出ないとこだけど、中古で4万強。 送料入れても4万5000しないもん。あ〜ラルラ〜ルルラルラ〜! ビバ! ネットオークション!
★これで不要となったLP-1200も出品しちゃえばもっとオ・ト・ク・ ほら、車で自分の車売って、新車に買い替える感覚? 分かるな〜。

★レーザープリンタにご興味のあるアナタ! プロユーザー向け機種は高いけどその価値あるよ! ずぇんずぇん違うもん。本来は1200も9200も印刷解像度は同じはずなんだけど、 1200dpi相当っての。でも実際は天と地程も差があるよ。アミだけ見たらそうそう変わらんように見えるが、文字のジャギ、罫とか、それに結局写真の再現性も並べてくらべると大違い! PS対応のプリンタを新品で買えってのはお金持ちのある意味道楽だけど、中古ならお得! 一考の価値ありザマスわよ、奥様!
etc.

[49]ロード・オブ・ザ・リング ―二つの塔―
      2003年/アメリカ/ピーター・ジャクソン監督
         ☆☆☆(3点満点!)   3/8

★きゃ〜、公開してから少々時間が経ってしまいましたが、ようやく見れたよ! も〜面白い!! 前評判はすこぶる良くて、前作(第一部 旅の仲間)もすっごい良かったんで期待してたんですが、 あえてそんなに気負わずに見に行きました。だって気負って期待満々過ぎると反って粗が気になったりするんですが、でも結局この作品はキャストよし、ストーリーよし、映像よし、CGよし、キャラよし、笑いあり、そして涙ありの大満足作品なのじゃ〜!!!

★なんかドキドキしちゃって何から語ればよいのやら…。

★まずこの作品の超好みなところは演出がいちいちニクイところ。まず背景なんかの遠景から入ってその後うまいこと登場人物がフレームインしてきたりとか、 キャラを活かすような小道具の使い方とか、ローハンの没落(?)振りを暗示するように国旗がポールから切れて風に飛ばされるところとか、もうそんなところが! それにやっぱりキャラクターがいい!  原作ではいないエオウィン…彼女は本当にいて良かった(詳しくはネタバレになるので後述)、そして第一部以上にキャラクターの個性が活かされていて、皆どんどん好きになっていってしまう! 特にギムリ! 彼は自分の中ではそれほど高い地位にいたわけではないんだけど、今回大幅にランクUP! サムに迫る勢いです! ちなみに私の心を一番揺さぶるのは、野伏でなくエルフでなく人間(ボ)でなくでなく サムワイズ・ザ・庭師! も〜フロドとの強〜い師弟関係は胸を熱くさせられるぜ! あ〜彼こそ私の愛しいしとです! あ〜あとゴラム〜。か わ い い!!!

(誰だ今、「へ!?」ッて想った奴! 前に出てこい!)

★以下ネタバレ★
カーソルを上にのっけてドラッグして反転させるとアラ不思議! 文字が浮かび上がってくるよ!

サム
=まずはマイマスター庭師のサム! なんか前評判では今回はフロドとサムの友情が全面に押し出てるみたいな事言われてたから、「いや〜ん・」とか思って行ったはいいが、 前半ぜ〜んぜんそんな事ないじゃん! とか思ってたら! ラストになってようやく、サムが間一髪でフロドを守ったものの、フロドはすっかり指輪に騙くらかされてサムにつらぬき丸を向ける始末!  でもその時のサム! おおサム!「私です、サムです!」そしてそのフロドを信じている必死な目! ドキュ〜ン! その視線はフロドを通り越して私のハートへ一直線! あわわわわわ。 滝の様に流れる涙。そしてその後のサムのセリフ。「命を賭けるに値するものがあります」くは〜じ〜んときちゃったよ、オイラ。
そしてゴンドールから放たれて道行く二人の会話。サムの妄想「指輪とフロドのお話」…つまり勇敢なフロドの行いは後々語り継がれていくだろうというサムの予想に対し、 フロドが言う「サムだって、勇者サムワイズだ」のくだり。サムが「真面目な話です、茶化さないで下さい」/フロド「真面目だよ」…とかいってサムを持ち上げときながら、 あんたサムの見てないところで笑ってんじゃん! …ふたりの仲のいい感じが自然に出ていてすごく好きなシーンです。

その他のキャラクターたち

フロド
=むっちゃ演技うまかったです。指輪に心を蝕まれていくのが凄くよく出てた。

アラゴルン=エオウィンじゃなくたってホレます。今回ギムリとのからみが良かったです!

困ったエルフ=レゴラスよ…。すごく胡散臭いよ、アンタ! ひらっと馬に飛び乗ったり、盾に乗って階段をソリの要領で滑り下りながら矢を打ったり、あり得ないよエルフ…。 そしてアラゴルンが死んだはずなのに生還した時のセリフ(まるで死んでいなかったのを知っていたかのように)「遅かったじゃないか…。酷い身なりだな…」…気障キザ! いやらしい! すごい大好きなキャラですよ!

ギムリ=いわずもがなで可愛いらしい。ヘルム峡谷で、壁が高くて戦況が見えない時ぴょんぴょん跳ねたり、減らず口叩いたり、レゴラスと同じ馬に乗ってみたり、可愛らしい!

ガンダルフ=スーパーじいちゃん。老人ぶって杖を渡さなかったり、先頭切ってオークの中に突っ込んで行ったり、ステキ。

エオウィン=ただアラゴルンにちょっかい出す、ハリウッド映画にありがちなバカ女(失礼)かと思ったら、全然、いいキャラです。彼女がいたからこそ、 ローハンのセオデン王が元の姿に戻った時、すごく印象的になったし、キャラとしてもただ弱いだけの女ではないし、それにああやって女の人が出るとやっぱり華やかになって、画的にもバランスが取れるので、すごくいい演出効果が出てましたね。

ゴラム=可愛いいよ! 凄く人間くさくて愛着が持てます。フロドに懐いたり、サムの事を太ったホビットとか適格な表現するし、魚を取るのにピョンピョン川で跳ねてみたり。んもうカワイイ!


★まあ他にもセオデン王とか、エオメルとか、あ〜いいね、信頼とか絆とか! 思いっきり泣いちゃいました。
★他にも言いたい事は山程ありますが、ちょっと長くなり過ぎるのでまたの機会に…。さあ、次は吹き替え版よ!
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[47]戦場のピアニスト
      2002年/ポーランド・フランス/ロマン・ポランスキー監督
         ☆☆★(2.5点)   3/8

★実在のユダヤ人ピアニストシュピルマンが、WW2戦下のポーランドでナチスドイツから迫害をうけつつも隠れながら必死で生き長らえていたが、ついにドイツ将校に見つかってしまい…。

★すごくいい映画でした。さすがポランスキー監督ですね。ただだらだらなんの起伏もないように見えて、すごくバランスのとれた作品になりました。そう、物語りは変に脚色されていなくて、 本当に淡々としているんだけど、目がそれせられない。胸が痛くなるような映画でした。主演のエイドリアン・ブロディも迫真の演技! ピアノを前にした時のなんとも言えない喜びと戸惑いのない混じった 手の覚束なさ。それに4分以上の代役なしのピアノシーン! すごかったです。
★そしてラスト。本当にスタンディング・オベーションしたくなりました。それに見に来ていたお客の殆どが珍しくエンディングの途中で席を立ちませんでした! すごい!
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[46]千年女優のDVD      3/2

★買ったよ、初回限定版。¥12,000成り。ぐすん。オタクの足下見やがって…!

と発売開始前は思っていましたが、なんのなんの、もう素敵でした! やっぱこのくらい豪華に作らないとね! パッケージ大好きっ子なワシ。 なんだかDVDは紙箱でないとお得感がないので、私の買いたいDVDは皆そうして下さい。

★それにしても立花はあれで65歳だったんだ。若作りだよ、アンタ。私ゃてっきり50位かと…。千代子さんの年令からすると、まあそのくらいの計算になるんだけれども。 あ〜立花好き。純なオヤジです。
★それにしても、今敏監督の絵コンテ、なんつー細かさだっつうの! あれ、そのまんま原画に使えそうなんスけど。 今まであんな絵コンテ見た事ないよ。

★本編。あ〜好き過ぎて冷静に見れません。マジ。普段映画とか見る時って、演出がどうだとか、テンポがどうだの、脚本は良いの悪いのと、いろいろ考えながら見ちゃうんだけど、あんまり好きすぎると ちゃんと物が見れなくなります。「THE LORD OF THE RING」もしかり。千年女優に関して言えば、良いも悪いも千代子さんの可愛いらしさに誤魔化されて「あれ?」と思った所も 脳みそから霧散してしまいます。アラ不思議。
★もうこの映画の特筆すべき点は千代子さん(70?)の可愛さです!
etc.

[45]神の拳
      1994年/フレデリック・フォーサイス ☆☆★(2.5点)   3/2

★湾岸戦争の直前、一人の英国将校マイク・マーチンがアラブ人を装い、フセイン大統領の支配するイラク情勢を探る為にスパイとして潜入する。

★発行された当時、全世界で超ベストセラーになったドキュメンタリー風フィクション小説。
★面白かったです。まあ、今のご時勢に通ずるものがあるしね。 これが発行された当時、読もうかと思ったんですが、何せ清貧なる高校生だったので、金銭的障害があり読めませんでした。ハードカバーの上下巻なんて買えません!  そしたらなんたる事か、引っ越した先で無償で手に入れる事が出来、通勤の穴埋めに読んでみましたが、さすが有名なベストセラー作家、語り口は流暢でユーモアがあり、事実を元にしていながら、 うまくそれを膨らませ、ただ歴史を語るだけでなく、エンターテイメントとして面白く読めました。キャラクターがリアルだし、英軍、米軍、イスラエルのスパイ、イラクの首脳陣など様々な角度から 全体を見て、それぞれに属するキャラクターが活き活きしているし、ストーリーも「そうきたか!」と唸らせられます。

★まずもってこれはフィクションなんだけど、よもや事実か? と思わせるくらいにリアリティーがあるし、ボンドばりのスパイ作戦にハラハラさせられて、どんどんページをめくってしまう。 登場人物が多くて「あんた誰」って何度も思ったけど、その分、それぞれの時間軸でストーリーが同時進行し、ある時にそれが合致する。そういった技法が面白い。 そういった物語の語り方は、下手をするとまだるっこしくて面白みを損なう場合も多いんだけど、「神の拳」飽きさせないエピソード満載でよかったです。

★こういった戦争モノの小説ってのは、後々自分が漫画を描く上で、結構肥やしになりそうな気がする。活字と絵と表現方法はちがうけど、 どうすればリアリティーが出るか、とか、物語の膨らませ方とか、人間の因果関係、とかとか……、自分で読んだもの見たもの経験したものってのは、大事にしていきたいですな。
etc.

[44]ハッシュ!
      ?年/邦画/橋口亮輔 ☆☆☆(3点)   2/9

★この間ビデオで見て、ぜひ相方にDVDを買いなさいと勧めました。元は相方の方がお気に入りの作品だったんですが、私も超好きになってしまいました!

★元々邦画って殆どアニメ以外は好まない性質なんで、食わず嫌いで見てなかったんですが、いや〜すげ〜人間の本質? じゃないけど、なんかじんわりきちゃうような、ま、色々考えさせられました。
★それにしても「さすが!」と唸らせられたのが、田辺誠一のお兄さんが死んでしまい、その兄嫁が電話で田辺誠一にそれを告げるシーン、兄嫁役の秋野陽子が無意識に踵をいじりまわしてるその仕種が、もうなんとも言えず放心している 感じが出ていて、ぐはあっとなりました。なんかそういうシーンって鼻につきやすいですけど、それは秋野陽子のウマさ! でしょう! もうぐはあって感じです。それに3人の関係がバレたシーンのあの兄嫁がガンコさ、生真面目さが、反って色んな事を考えされたれました。 3人はマジメに「子供のいる家庭」を考えているのに、兄嫁はそれを「甘い人間の遊びの延長」のように完全否定するけど、どちらも本当に真面目で、何がいいのか悪いのか、人生の難しさ、矛盾、信念、色々難しいです。

★とにもかくにも、大人は一度見てみるといい映画。
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[43]ラーゼフォン
      2002年/TVアニメ/出渕裕監督 ☆☆☆   2/9

今頃になって見ました。

★出渕監督初監督作品。有名ですね、出渕さん。私はサンライズ系アニメが好きなんで、結構出渕さんの手掛けた作品に馴染みがある方なんですが。 ともかく面白かったですね。割とツボに入ってハワハワ見てました。
★正直第1〜2話あたりはもう少し分かりやすく作って欲しかった気がしましたが、何せ、主人公の綾人のいた「ムーに支配されている東京」という設定がまるで わからない為にストーリーが飲み込めなくて、面白く感じられませんでした。やっぱり第1話ってのはそれなりに慎重に作らないと視聴者はついて行けないでしょ。とくにこういうファンタジーっぽい設定なんかは特に。
★このアニメのテーマってのは、ムーに支配されていた3年間、本当の世界を知らずに騙されて過ごして来ていて、遥に東京の外に連れ出されて、始めて真実を知った、そして本当の事を知る為に綾人が葛藤していく、っていうストーリー なのに、その「騙されっぷり」を視聴者に分かるように描かないと、「虚構」と「真実」のギャップってのが、感覚的に理解できなくなっちゃうので、それをきちんと描くべきだったなあと。 後半になってからはぐいぐい面白く見れましたが。ちょっとそれが残念な感じがしました。

★それにしても綾人と遥! ぎゃ〜なんかやきもきしながら見てました。12も年令差があるのに(しかも遥の方が年上じゃん!) なんちゅうか、遥さんの乙女なかわいらしさに、微笑ましく見ちゃいました! アニメで29のネーチャンが「可愛い」ってのは正直すごいよ。あの手袋のシーンとか、ラスト近くになって、綾人が絵を描いてて、それを二人で見てるシーンとか、 遥さん可愛いすぎ! それにキャストが久川綾ってのが、やっぱり効いているんじゃないの? うまい声優だとすごくのめり込んで見れちゃうよ。
★物語としても、後半からは「そう来るか!?」ってのの連続で、あのラストは「うまい!」の一言。そうか玲香は…! ぎゃふん! 本当ウマイ事作ってある。まあバタバタ人が死んでいくのはちょっと寂しいですけど。特にキム。そうちゃん!  なんかムゴイ〜。キムが可哀想過ぎる! エルフィーも遥さんとの掛け合いが好きだったのに〜。ってかアルファ小隊全滅…。ぐすん。

★全体的にホント面白く見れました。OPもいいしね〜。真綾ちゃんの声とか歌ってほんと澄んでる感じ。菅野さんの作曲も相変わらず素敵!
etc.

[42]英国職人アート・アニメーション特集
      97,98,2002年/イギリス ☆☆☆   1/12

★かの有名なウォレスとグルミットの新作短編(全10本中の)6本+レックス・ザ・ラント(こちらも有名)+フラットワールド

★全作面白かったです。W&Gはいわずもがなで、映像よしテンポよし、笑いよしの本当に良作。実は以前の作品を1本も見ていないので(オイオイ)、「評判はすこぶるいいけど実際どうなんだべ〜」 と思ったら、すんげえイイの! 私、こういう丁寧な作りのアニメ(セルも立体ものもどちらも)の方がより好みなんで、いいですね。ちゃんと前作も見ます。
★そして「レックス・ザ・ラント」こちらもまあ有名ですよね。アートアニメの雑誌だと必ずっていうくらい載ってるし。雑誌の写真だけ見てた時は流行りの「シュール系かよ〜」と思っていたら、 見てみたらばこれが結構面白い。ノリもいいし、それぞれのキャラが個性があっていいですね。それにしてもアレ、犬だったんだ…。
★ラストは「フラットワールド」! 私大絶賛!!! 超超好きです。29分って事でしたが、内容が濃くてもっと長く感じられましたね。背景が完全な立体で、登場人物や車なんかが平面でつまり「フラット」。 だから閉まっている扉の隙間からスルリと中に入ったり出来るし、平面がゆえの特製がうまくシャレて表現できているのがイイ。それに照明の使い方がうまくて映像も綺麗で、なにより立体+平面の新発想が巧いです。 ただし、ネタの奇抜さだけにとらわれず、ストーリが立体+平面のコンセプトにがっちりリンクしていてもう「ウマイ」の一言。DVD出たら即買いだわ〜。超オススメ!
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[41]冬コミお疲れ〜!    2003/1/1

なんかもう、日記も滞り過ぎで、見て下さっている方々にホント申し訳が…。スミマセン。近々更新致しますのでもうしばし御勘弁を!

冬の祭り。熱い祭り。どうでしたか? 私は初日で寒くってしっかり風邪菌をもらってしまって、でも2日目3日目は根性で元気に過ごしました! でも家に帰ってからもうだるくてだるくて、買った本読んでからしっかり寝てました。(読む前に寝ろ)
今回のコミケも楽しかったです〜。サークル参加も一般参加も超楽しかった! 色々お友達とかスペースに来て下さった方に声をかけていただいて ほんと、同人やっててよかったなあと思います。これからも頑張っていきますんで、どうぞ宜しくお願い致します。
なんかサッと来て新刊だけ買っていかれる方とか、以前ウチの本を買って頂いて気に入ってまた買いに来て下さったんかな〜とか思うと、ホクホクしますね。 お声をかけて頂くとなお嬉しいですが。

しまった〜。あんまり色々急がしすぎてしばし失念してましたけど、ほんとウッカリどころかほんとご本人には済みません!
前回のコミティア来て下さって、差し入れ入れて下さったかた、もしこのサイト見ていらしたら、ありがとうございました。 本当に嬉しかったです! ありがとうございます。紅茶、もったいなくて飲めませ〜ん。大事にとっといてあります! よろしければまたお声かけて下さい。 (それからよろしければお名前もお教えください)またウチにいらしてくださいね。ありがとうございました!

おすすめ本
今回入手したオリジナルで面白かったもの! なんだか本当にお気に入りなんで、ここでお勧めしちゃいます!
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「日本ノ野鳥」|「隆寛」さま 
…鳥を擬人化(人間の身体に鳥の頭がくっついたもの)した野鳥を紹介する本。生きざまを武士や忍び(?)に例えた その切り口が斬新で面白い! 大好きになってしまった本です。
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「THE QUEEN'S WEEK」|「MID」さま
…スペースを通りかかったら絵に惹かれて思わず買ってしまった本。マザーグースの詩のように「月(曜日)には…火(曜日)には…」といった形式の 絵本のような作品。鉛筆描きのイラストがとっても味があって、それにすっごく上手! 女王様がかわいいです。ラストのイラストが激ラブです。
etc.

[40]千年女優
      2002年/邦画/今敏監督 ☆☆☆   10/4

★或種独特な映画なので、ストーリー説明は省きます。

★はっきり言うと面白かった! エセ、ジャパニメーション(苦)好きの私としては、まあ一応チェックしとくか〜ぐらいの気持ちで見に行ったんですが(ひっ迫した理由も ちとあったが)嬉しく予想を反して面白かったです、コレが。相方とウキウキしながらスタバで千代子さんにカンパイしました。謎。

ウチらの奇怪な行動はいいとして、すごく出来のいいアニメでした。実写を多分に意識していますがそれに片寄り過ぎず、アニメの良さもしっかりあって、すっげー 私好みです。まあジャパニメーションという言葉でくくられる日本のアニメ映画はまるで実写のように(見た目を)リアルな人間に描きたがりますが、それって意味あんの? という 気がしてならないのですが。なんというか技術的な美というものもあるので初期のものは美それだけで意味がありますが、後期になるとただの二番煎じ。そんなに実写くさいのがやりたい なら実写でやりゃーいいじゃん。某監督だってそうしたし。
なにがいいたいかってえと、オタク向けに作られた映画はどうも技術に片寄り過ぎていて中身が独り善がりで希薄、そんなんでは一部のマニアにはバカ受けするけど、 娯楽としての映画の質はどうでもいいのかっちゅー。まあマニア受けが悪い訳じゃないけど(むしろ万人受けしろなんてのは問題外だけど)、それはつまり個性があるって事だし。でも個性ってのは独自のカラーがあってこその個性でしょ。 ただセル枚数を増やしました、デジタルで映像が綺麗です、そんなのは個性じゃなくて自己陶酔してるだけっしょ。
人間も映画も中身です、中身。(でも明らかに外見って大事だよな〜。「第一印象」というのは大事だよな)

話を千年女優に戻しますが、内容がよくて映像・演出も面白い。とても良質な作品でした。作品のテーマが内容についても演出についてもしっかりしていたし、 きちんと時代考証をしているな〜という感じもありベストな作品です。なにより主人公の千代子がかわいい。女性として可愛いよね! 相方は女学生時代の千代子が好きらしいですが、 私は断然75歳の千代子よ! あんな素敵なお婆さんはいない! そう、映画などの作品でもっとも大事なのはキャラクターよ!  どうも私はキャラが好き(好み)でないと面白く感じられないようです。
今更ですが、この日記で紹介している映画などの作品の善し悪し(☆の付け方は、評論的一般的な観点の面白さを表しているのではなく、あくまでも私の好みです) まあともかく伏線のバリバリっぷりとそれの巧妙さに万歳三唱。場面の切り替え方もアニメならではの巧さと演出がニクイです。 か〜DVD買うぜ! 「千年女優画報」は買いました。
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[39]東京読売巨人軍優勝〜!    9/25

私はジャイアンツファン。原さんに惚れ込んでもう10年。最近は上原・河原などの原ハラ軍団に惚れ惚〜れ。

うわ〜い! リーグ優勝したぞ〜。なんだかんだと嬉しいです!  それにしても今年のジャイアンツは強かった! 確かに選手の質も他球団より明らかにいいけど、金を注ぎ込んで良い選手買って来たからって必ずしも活躍してくれるとは 限らないし、原さんの起用のうまさが光った一年でした。まあジャイアンツのあの金に物云わせるやり方は好きじゃないけど、やっぱり地元球団だし、 いいも悪いもあの独特な雰囲気が大好きです。

上原はぜひとも20勝頑張って欲しいし、もちろん松井の三冠王! すっげーなあ。河原も昨日の試合は残念だったけどもう「守護神」の名に相応しい活躍振りでした。 先発からストッパーにスイッチして、ンもうナイスな起用。桑田の代打とか。長嶋もビックリの采配だよ、原さん…。カン・ピュータに負けてません。いったい誰が ピッチャーを代打に出すかよ。確かに桑田はバッティングもいいけどさ。ヒサノリも宴会部長お疲れ様でした。
さ〜てあとは日本シリーズも優勝だ!
etc.

[38]ウインドトーカーズ
      2002年/アメリカ映画/ジョン・ウー監督 ★   9/18

★1944年第二時世界大戦時、アメリカは新たな暗号使用の為にアラスカの先住民族の青年を最前線に送り込み、その民族言語由来の暗号を日本軍に解読されまいと、もしもの時には先住民族青年を殺害してまでも暗号の秘密を守ろうとした。

★マイナス点(黒星)。正直言って面白くありませんでした。主役のジョー(N・ケイジ)は好演していたものの、脚本が悪すぎる。この物語の核たる物は、異民族(侵略的アメリカ人VSネイティブアメリカン)の心理的な反発心と ジョーの心の闇の2点だと思うのですが、その肝心のジョーの闇を作ってしまう原因となった前回の参戦での出来事がきちんと深く描ききれていなかったのがよくない。 ジョーが頑なに命令を遂行したのは何故か? その葛藤を後々まで引きずっていたのなら、当時の原因のその心理面を描ききらなくちゃ意味がない。ただ心に傷が残りました今も悩んでいます――みたいなストーリーの箇条書きじゃ感情移入が出来ないよ。
おそらくウー監督はドキュメンタリーのような映画を作りたかったのでしょうが(カメラがハンディカムだったり)、そんならむしろリドリー・スコットやらオリバー・ストーンに監督やらせた方が面白いものが出来たんじゃないの? つまりこの映画の最大のマイナスポイントは ジョン・ウーらしさが欠片もなかった事! あれだけ灰汁の強い映画監督なのに新境地を開拓しようとしてコケた好例。どれだけのウー・ファンが失望しただろうか? 私もジョン・ウー監督の大ファンなだけに大いに失望させられました。
それから蛇足なマイナスポイント。途中戦艦の砲撃シーンがありましたが、あれだけでも閉口してしまいました。一体なんの映像史料からくすねて来た画像だっつうの!
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[37]バイオハザード
      2002年/アメリカ映画/ミラ・ジョヴォビッチ主演 ☆★   9/18

★同名ゲーム原作の映画。

★感想は可もなく不可もなくといったところ。ミラ・ジョヴォビッチはよく好演していたと思う。彼女主演映画ってヌードばっかし。今回も誰か(本人?)の策略なの? と思わずにはいられないようなセミヌード。見えそう。 それはいいとして。CGもまあまあ。ただボスキャラ? のあの妖怪? ちと迫力ないよな〜。まだエイリアンシリーズの方が恐い。最近はCGばっかでもっと昔みたいにアニマトロニクスで実写して欲しいよ。絶対そのほうがリアルだって! 説得力あるし!
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[36]es[エス]
      2002年/ドイツ映画/オリバー・ヒルツェヴィゲル ☆☆   9/18

★大学心理学部が新聞広告を出し一般募集をかけ、疑似刑務所での人間の心理を探る為の実験を行うが、いつしか地獄絵図のような密室に…。

★アメリカで実際にあった実験を元に製作されたフィクション。ドラマ作りもいいしキャラもいいんだけど、主役のタレクの幼少期のトラウマがもっと上手く使えれば なお良かった。アレを伏線にしてブラックボックスを演出しているんだろうけど押しが弱い! もっと強調しても良かったはず。それに無光無音のブラックボックスがあんなドライバー 1本で壊れるかっちゅうの! それに都合よく中に落ちてるかっちゅうの! でも全体的に面白かったです。ただ謎の女性。あんなに登場シーン多い意味ってあんの? テンポを悪くさせてしまっただけじゃないの?
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[35]Mac G4 入手。    9/5

私はMacユーザー。I LOVE MAC。窓野郎は苦手気味。

ところで最近自宅のパソコンがマジにぶっ壊れまして、これじゃあアカンと、 んでどうせならニューマシンを! とか思ったんですが、いやパソコンでマンガ描こうかな、 と思い立ったのがキッカケだったのか、どっちが先だか分かりませんがともかく G4へパワーアップ!
窓ユーザーには興味のないお話かと思いますので、次回日記更新をお待ちくだせえ…。

いや〜。Mac大好き! でもよ〜MAC OS Xって…。9.X以前のユーザーには慣れるの 厳しいよ。ってかほっとんどのソフト未対応だし、Classic機能(9.Xをインストールしてあって、 Xを立ち上げつつ、9.Xも立ち上げてそっちでソフト立ち上げるっていう…) そんなんじゃ使いずらくてかなわないよ! ってことで、私9.2で始めから起動しちゃってます。 超!調子悪いけどね!
もう起動画面のMacアイコンがデカイ。これマズイ。でもちょっとデータいじるくらいなら 問題ないんでそのまんま使ってますが←イケマセン。
まあしゃーないか。OS Xぶっこ抜くやり方知ってる方教えてください。ってか 初期化してOS9.2だけインストールしてもいいの? 教えて!

それはそうと。ベージュG3もそれなりにぐいぐい動いてたんで、イマイチG4のありがた味が わかりません。ま〜最近は重たいデータいじってないけど。
それから今後は個人での活動ではパソコンでトーン貼っていきます!
なにやら
「Comi○ Stagi○」は商業業界ではほとんど流通してないそうです。
なので私は Photoshopプラグインの「Power Tone3」使います。買ったよ〜タブレットも。「Painter7」も 今後入手予定。(寺田克也信者なんで。「PAINTERBON」でタブレットは「intious2」使ってるってんで、それの描画領域がA4のヤツ買いました)まあしかしカラー手描きが好きだし、時代の流れに身をまかして安易にそっちに 移項すんのもアレなんで、まあぼちぼち。描きたいものがPainterで描けるようになったらね〜。

しかし殆どの周辺器機SCSI繋ぎだったんでSCSIボード買ったり、プリンタポートで繋いでたのは 処分! わ〜ん。いいよEPSONの600なんてボロいのは! でもOKIのMICROLINE PSIIだけは高かったし (PS対応、A4で8万以上!)愛着もあったんで繋げないのがかなり悔しい〜! でもEPSONのモノクロレーザー1200も綺麗なんでまあいっか。お安いしね。 でもPostScript対応でないのがネック。まあいいけどさ。

でもせっかくDVDも焼けるってのにあんまし意味ないな〜。動画はやらないしね〜。DVD VIDEOがコ○ー出来るわけでもないし。う〜ん。
etc.

[34]ラッセーラッセー    8/7

この夏、ねぶたとニャンコを見に青森へ行って来ました。ニャンコは相方の実家のニャンコで 名前は「くま」。なんでか「くま」。うちの父はその名前を聞いてさぞ面白かったのか たま〜にぼそっと「くま」と呟いて一人笑っています。

それはさておき、まず夜行バスで弘前(青森)へ行き、次の日は相方の実家に お世話になり、くまに触りまくる。すっげーかわいいの。 まずウチらが家に入ったらにゃーにゃー啼いてウチらを呼ぶの。 顔も泣き声もかわいいんだけど実はすげー凶暴で、私も一度思いっきり かじられました。みんな甘やかすから…。

んで表に出たがるから外に出してついていったら、別になにをするでもなく ぼーっと一人遊び。んでふい〜と家に戻ろうとして玄関の隙間から中に入ったのだけど、 私がすぐについていかなかったら、頭だけ玄関から出して私の方を見るのですよ! まだ会ったばかりなのに引かれあう私たち。そして私が中へ入ったら安心したのか またスタターと居間の方へ。(か〜わいい〜)
あと毛の抜ける時期で体をスリスリしてくるしね〜。

あとビニールの買い物袋をあげたらその中に入って遊びだしたから、 相方が袋の口をしばって、袋から頭だけ出してるカンジ。(か〜わいい〜)

あとねぶたも活気があって面白かったです。
あと酒好きな私はすっかり相方のご両親に気に入られ、 なんか面白かったです。あと相方の子供の頃のアルバムを見たら、 今と違って純粋そうでした。小学校3年くらいまでは。
etc.

[33]永井豪新人賞授賞式    7/26

そんなものがありまして、行ってきましただ、講談社。デカいし、綺麗だし、入り口のとこのフロアにはでっかい生花(木)がジャングルしてるし。

んで授賞式。この度上記新人賞にて「選外佳作」をいただきまして、賞状を頂きに式とパーティーに参加したのですよ。こんなの初めてだったんでどうしようかと思って、 尊敬申し上げる星樹せんせいをお誘いして参加したのですが、人前に出るのって極力嫌なんで緊張しました。ちょっとだけ競艇選手の開会式の挨拶の心境が分かったり(?)

流れ的には、まず永井豪せんせいのご挨拶を拝聴しまして、身の引き締まる気がしました(マジで)あんだけ成功している大作家さんのお声を聞くと一言が重い感じがしますね。校長先生の長い話を聞くのとは訳がちがう(笑) (ちなみにアクセントは「うせんせい」ではなくて「ごうんせい」みたいです。余談ですが。)
んで卒業式みたく名前よばれて返事して賞状受け取って、で編集長のお話を聞き、式はこれで終了。
次にパーティーなんだけど、立食式の簡単な物で、人数も3〜40人程。今回受賞者で私も含めて女の子が3人もいたので、 その方々と星さんとでずっと一緒に喋ってました。やっぱりこういう席では同性同士だと話が盛り上がって楽しい。皆コミケ参加するんだけど皆日が違う。それに同じ事を目標にしてる人同士で喋るのって面白い。自分も頑張ろうって 気になるし。ま、そんな夢を語るとかってキバッた話はちっともしなかったけど(笑)皆肩の力が抜けてて、こりゃ皆、年の功だね(笑)

それから豪せんせいとも2ショット写真を撮りました。その間に「SFとか好きなの?」ってご質問を賜り(あ〜あれ[自分の受賞作]ってSFジャンルなのかな〜)っと気付かされたりして、人の意見を聞くのって色んな意味で面白い。 んで豪せんせいと並んで写真を撮りながら、じわじわと「あ〜頑張ろう」って思いましたね。

それからしばらくして一言言わされて緊張した〜。あんまり取り留めもなく喋って。嫌ですね。こういうの。

それから最後に受賞者に「デビルマン・アクション・フィギュア」が贈られて、例の韮沢靖さんのヤツですよ! アモンかっけー! 女子の中で唯一マジで嬉しがっていたのは私だけ…。あとついでに デビューもしてないのに「○○マガジン特製原稿用紙」とかネーム用紙とか無理矢理もらったりして(笑)持ち帰るのかなり重かった。

そんな感じで貴重な経験ができて面白かったです。コレ読んでる中でまんが家になりたいと思ってる人がいたら、ずしずし持ち込みとかした方がいいですよ。今回受賞したなかで全く持ち込み経験とかしたことがない人、女の子の中ではいなかったし。 賞に送るだけでなくて、出来るなら持ち込みの方が絶対いいし。顔とか作品覚えてもらえるしね〜。私も何度か持ち込みしましたが。1回行くだけですっごく勉強になりますぜ、旦那。
etc.

[32]ロード・オブ・ザ・リングに大ハマリ!    7/3

何を今さら? そりゃ映画見た当初から好きになってはいたんですが、この間イベント行って気紛れに指輪を覗いてみたらなんか自分的に盛り上がってきちゃってさ! ってかそれにファンサイト見てその熱さに当てらられたっていうか、こっちまで熱くなっちゃって! アラゴルン! ボロミア! そうです私も腐女子のひとりだったらしいよ! 「神かけてお前に誓う(英語セリフ訳)」by アラゴルンって〜。 それにサム!「ミスター・フロドー!」ってそればっか! もうラストシーンはマジ泣けた! ああ〜指輪で同人やりたいです! なんとか隙をみつけて出してやる〜!
あ、もちろん腐ってないような意味でももちろん好きです。原作読んでやる! ファンタジーの元祖! そしてもちろんDVD買うぞ〜!

あと現在も議論を醸している「字幕問題」。戸田奈津子さんの訳は前から私も気になってました。他の作品でも無駄に意訳をしすぎ。そりゃ文化が違うんだから意訳も必要だけど自分好みに意訳してしまうのは大問題。しかも「ロード」に関しては 根本的な単語などの部分で誤訳していたり、簡単なミスも多く見つかったりして、あれだけ奥の深い(複雑な)作品で監修をつけずに自らそれを断って翻訳をしたのは大きな間違いだと私も思います。ホント間違い多すぎ。 気になる方は「ロード・オブ・ザ・リング」で検索をかけてみて下さい。そういった問題をとりあげているサイトが多く見つかります。
etc.

[31]華の愛―遊園驚夢―
      2000年/中国映画/ヨン・ファン監督 ☆☆☆   7/3

★美しい貴族文化が華開く1930年頃。ロン家の第5婦人として迎えられ華美ながらもその裏の孤独な寂しさの中で暮らすジェイド。彼女の寂しさを知るランとジェイドは…。
★陳腐なストーリー紹介になってしまいましたが、ちなみにジェイドが宮沢りえでランがジョイ・ウォン。最初は受賞した宮沢りえと画像の綺麗さのみを期待して見に行ったのですが…。 CMを見た感じで「ビアン物?」という身も蓋もない予想をして見に行ったのですが、もうすっげー宮沢りえ綺麗! 綺麗! 綺麗! 綺麗! 綺麗すぎです。主演女優賞も頷けます。ファンサイト見てたら「どこが演技がよかったのかわからん」 みたいな事書いていやがる奴がいてお前の目は節穴か! 宮沢りえのあの貴族的で優雅な身ごなしを見て色気を感じなかったのか! もう宮沢りえ素敵。優雅で清涼感のある色気をかもし出し、かつえもいわれぬ儚さが…。 フライヤーなどの静止画を見てもそれ程ではありませんが、動いている宮沢りえはほんと綺麗。視線の色気と頼り無さげなゆったりとした動きがグッとくるんだよ! もう天才的な演技です。

そしてラン(ジェイドの旦那の従妹)(ジョイ・ウォン)との関係は本当に切ない。一見華やかな宮廷もジェイドにとっては愛してくれる人がいなければ意味のないもので、唯一ジェイドを気にかけてくれていたのがラン。 男装の麗人ランとの友情とも愛情ともつかない微妙な関係がすっごく切ないのよ〜。超微妙〜な距離で顔を寄せあうのに濡れ場は一切なし! このプラトニック(ストイック)さが余計にラストでぐっとくるのよ! せつない!

映画の出来としては前半、あまりにも崑劇のシーンが多すぎてたるい感じもしましたが、それはそれ。好みの問題ですね。人によっては面白くない映画かもしれませんが、映像美、ストーリーなどすべてひっくるめて私は好きな作品です。

あと最後に。私的にぐはってなったのが、ランが帰ろうとして靴を履きはじめると、ジェイドが跪いて彼女の靴紐を結びはじめたシーン。相方いわく「お約束だね〜」と言っていたがそのお約束具合がたまらねえ。だってランがいかにも男装の麗人なんですもん!
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[30]酒もってこ〜い!    6/20

なんだかこのコンテンツでは珍しく日記っぽいものでも書くか! と思って書くのですが…。
昨日は色々あったんですよ! そんでともかくまあ感情的に整理がつかなくなって、相方と呑みに繰り出したんですが! (市ヶ谷のかたくらってお店。日本酒の種類がものすごくあって料理もうまい!) んで酒ってのは嬉しい気分だとかッ無性〜に腹立たしい気分で呑むとうまいね! 旨い酒はいつ呑んだって旨いんだけど、昨日は格別でした!
あ〜ちなみにコレ次の日の朝書いてます。昨日は相方の家にご厄介になったので。でも呑みたいだけ呑んだ割には暴れも倒れも眠りもせずで、珍しく相方に迷惑をあんまりかけませんでした(あんまり)。 しかし私は呑むとどうしてか説教してしまうので、気をつけなくてはいけません。っつーか私つくづつオヤジくさいなあ…。競艇もたしなむしで前の職場では完璧にオヤジ扱いでした。 うら若き乙女なのに〜!
酔っ払いの話は無視してください。
んで本題。要はグチなのですが、人間中途半端に見てくれだけ大人だといけないですね。中身が資本ですよ! 私はその中身の方が駄目で、一般社会では世渡りできないようです。だって嫌なものは嫌なんだもん!

昨日はとある所に漫画の話をしにいって、勉強するつもりで先方さんの話を伺ったんですが、なんか好みとかの根本的な部分で相容れないものを(互いに)感じ、まあ、仕事なんて感情じゃなくて理性でするもんだけど、 でも漫画って理性だけで描くものと違うでしょ? 自分に興味のない漫画なんて描けないよ! そこでちゃんと描かないといけないんだろうけど、でも相手に言われた事だけ「はいはい」って聞いてても駄目じゃん。私の気持ちを素通りしてただ漠然と漫画を描くようになっちゃう。 つまり言われた事を鵜呑みにするんじゃなくて、きちんと消化してプラスアルファにしなきゃ。それは話を聞く私の方の問題だけじゃなくて、話をする方もそれを考えなきゃ。ただ押し付けるだけで問題が解決する訳はないんだから、互いに擦り寄るのって大事なんじゃないの?
つーまーりー。(私の漫画の)世界観を伝える技術が未熟なら、ファンタジーっぽい世界観をとっぱらって現実世界のなかのライトファンタジー(コンビニで魔法商品を売ってたりって言われても…)にしたらっつーのはそりゃ解るのですが(技術的に状況説明が少なくて済む)、 でも私の描きたいジャンルを無視して、別ジャンルを描くことがそんなに大事か? 私にどたばたラブコメが描けると思ってんのか? 正直描きたくない。
でも世の漫画家の方々は言われたらその通りにしてるのかもしれないけど。それが仕事なんだろうけど。でも、もし違う人と話をさせて貰ってたら少し違う方法をとらせてくれたんじゃないの、と考えなくはないよ。 わがまま言ってられる身分じゃないけどね。それは解ってるんだけど〜! ま、皆さん通ってきた道なんでしょうけど…。
それに昨日が初顔合わせでこっちの事たった漫画1本しか知らないのに、「どんな漫画が描きたいのか」も聞いてくれなかった…。それは私を一個人として見てなくて、「ただ漫画を描きたがってる人」としか捉えてないからじゃないの?

あ〜長々と書いて済みませんでした。こういう水面下の事って本当は書きたくなかったのですが、もう消化不良すぎてさ。うう…。
etc.

[29]サウンド・オブ・サイレンス
     原題/Don't say a word
      2001年/アメリカ映画/ゲイリー・フレダー監督 ☆☆★   6/6

★NYの有能な精神科医のコンラッドは感謝祭の朝娘を誘拐され、精神病を病んでいるある少女から彼女の記憶している6つの数字を聞きだせと命じられる…。
★「アザーズ」なんかよりはこっちの方が面白かったです。伏線の張り方がすごく自然だし、役者がみんなうまい! 主演のマイケル・ダグラスは謂うに及ばず、ヒロイン役のブリタニー・マーフィーは 本当に迫真の演技。脚本も原作のみに頼らず、映画として丁寧に描かれていて、原作小説は読んでいませんが、映画は映画として独立して面白い!
ただ話の筋を追うだけでなくキャラクターに存在感があって、家族愛が自然に描かれているのがいい。べたべたに描かれているのではなくなんか自然。面白かったです。
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[28]アザーズ
 2002年/アメリカ映画/ニコール・キッドマン主演 ☆★   6/3

★古い屋敷に美しく若い厳格な母と子供の二人。ある日、昔この屋敷で働いていたという3人が再び雇ってほしいと訪れ…。
★友人らの前評判はよく割と楽しみにして行ったが、その分拍子抜けしてしまいちょっと物足りない。ネタばれになってしまうので、 どの箇所についてどうだったかということは言えないが、〈あっち〉と〈こっち〉の符合する箇所がもっと明確にあってもよかったのでは? でないと 真相が明かされたときになんとなくしっくりこないというか。どうも雰囲気だけでのせようとする意図が感じられ、もっと細かい部分に気を使ってほしかった。
それにしてもニコール・Kは美人でスタイル良すぎ。上映中ずっとニコールの美しさだけ気になってました(笑)
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[27]光の雨 立松和平/新潮文庫 ☆☆☆   5/31

★事件資料、裁判資料などを元にあさま山荘事件に至る革命軍(劇中では革命パルチザン)の全貌を描いた小説。下記の「光の雨」の原作。
★まず文章がうまいし(小説の基本!)それに人間の描写がうまい。個人的には映画よりもこちらの方が面白かった。ただ映画を見てから原作を呼んだので、視覚的なイメージが湧きやすかったので、 映画を見たあとに読んでよかった。しかし倉重鉄太郎(革命パルチザンの事実上のトップ)はすっげー山本太郎のイメージが濃すぎて、ああいう風にしか感じられなかった。言い換えると山本の演技はとても倉重に合っていたと思う。
それにしてもとても複雑な心境。事件そのものはとても残酷で冷酷なものだったけど、革命をしようとしていた革命軍の人々は最初は本当に純粋な気持ちで革命がしたかったのだと思う。道を間違えたのは本当におおきな間違いで、 あとには引き返せないけど、人間の本質みたいなものを考えさせられる事件だと思う。
映画を見た後で読むのをお勧めしたい。
etc.

[26]光の雨
 2001年/日本映画/高橋伴明監督/立松和平原作 ☆☆   5/10

★小説「光の雨」を映画化しようと、当時を知る同世代の監督が苦悩しながらカメラを回し、そして当時を知らない若者があさま山荘事件を演じていく…。
★私はもちろんあさま山荘事件もそれに至る過激な学生運動も生では知らないだけれども。とにかく色々考えさせられる映画です。
この映画はあさま山荘事件をベースに名称など変えて描かれた小説を映画化しようという劇中劇の映画なんだけれども(「光の雨」という小説は本当にあります) 事件をただドキュメンタリーとして映画化するんではなくて、あえて現代の若者にそれを演じさせたってのに意味があって、当事者と現在同世代の当時を知らない若者がそれを演じることによって、事件そのものを考えさせられるっていう。 まあ私にはどうしても当時の考え方にはついていけませんが。時代の流れとしておこるべくして起こった事件かというと、そうではないと思うし。ただ閉鎖的な空間が作り出した歪みがそうさせたのであって、社会運動だからって訳ではないし。 まあどうしても閉鎖的にならざるを得ないからしょーもないんだけど。ただ間違ってるよなあ。
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