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「いっつも仲いいねえ、亜美ちゃんとまこちゃん。あったしもまもちゃんとマフラーでラブラブした〜〜い！」
「ら、ラブラブって……。あたしたちはそんなんじゃ……。ちょっとふざけてただけだろ。ねえ、亜美ちゃん？」
「え、ええ」
「あ〜も〜二人ともいちゃいちゃするのはいいけど、人の見てない所でやってよね」
「そうよ、レイちゃんの言う通りよ！ 亜美ちゃん、そんなにまこちゃんとひっついてると誰かさんのばかが伝染（うつ）るわよ」
「み、美奈子ちゃん……そりゃないだろ」
「そ、そうよ。そんな非科学的な理由で人の理解力の低さが移る訳はないわ！」
「あ、亜美ちゃん……あたしはそこまで言ってないわよ……」
「え？」
「亜美ちゃん……あたしってそんなにバカかな……？ 最近は勉強も頑張ってるつもりなんだけどな……」
「あ、ご、ごめんなさい。そういうつもりじゃ……。ま、まこちゃんはお勉強は苦手でもお裁縫とか上手だから……。このマフラーだってすごく素敵よ」
「そ、そうかい？」
「ええ。まこちゃんって本当に女の子らしいし、うらやましいわ」
「えへへ。や〜ちょっと張り切りすぎちゃって長くなりすぎちゃったんだけど、そういえばこんな使い道もあったんだね。……ね、亜美ちゃん」
「うん。すごく暖かいわ……まこちゃん」
「亜美ちゃん……」
「まこちゃん……」
「もしも〜〜し。まーこちゃーん、亜ー美ちゃーん！」
「まこちゃん、バカって言われた事、忘れてるわよ……」
「いいんじゃないの？ ほっときましょ。見てるとこっちが寒くなってくるわ。あ〜寒寒！」
「肉まんたべてこーよー」
「あ〜、うさぎちゃんにさんせー！」
「さっさと食べに行きましょ。二人のバカップルっぷりが伝染らないうちに」